大学の国際交流センターに聞いた、世界の学生の恋愛事情

大学の国際交流センターに聞いた、世界の学生の恋愛事情

ライターのカツセマサヒコです。
英検3級持ってます。

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世はグローバル時代ですね! 2020年には日本にもっと外国人が訪れるでしょうし、そうなるともう日本語だけではどうにもできなくなってしまいそうで怖いです。ナイス・トゥ・ミーチュー。アイム・ジャパニーズ・ライター。

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そんな来たるべき未来のために、大学などの教育機関も国際交流には力を注いでいるわけですが、大学側だって、文化が違う人たちが集まったら、たまには大変なこともあるんじゃないの? 気になったので今回は実際に大学の国際交流センターにお勤めの先生に、話を聞いてみることにしました。

京都学園大学国際交流センター センター長の古木圭子先生です!

古木圭子先生

兵庫県芦屋市出身。米国Boston CollegeにてM. A., 関西大学大学院人文学研究科にて博士(文学)号取得。長崎外国語短期大学専任講師、高知女子大学助教授、京都学園大学准教授を経て、現在、同経済経営学部教授(英語担当)。専門はアメリカ演劇、アジア系アメリカ文学。

海外から見た、日本の大学

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カツセマサヒコ

先生、いくらグローバル、グローバルと言ったって、文化の違いが簡単に受け入れられるわけじゃないと思うんです。大学もいろいろ苦労されてるんじゃないでしょうか?

古木先生

他校同様、本学の国際交流センターにも留学生用の相談窓口があるのですが、海外からの留学生が相談に来ると、確かにいろんな話が集まりますね。

カツセマサヒコ

そもそも留学生って何人くらいいらっしゃるのでしょうか?

古木先生

現在120名くらいです。

カツセマサヒコ

お! 意外と多い……?

古木先生

他校の割合はわからないですが、京都学園大学は全学生で約3000人なので、4%くらいですね。キャンパス内を歩いていても、しょっちゅう留学生に会います。やはり「京都」という立地に、魅力を感じている人が多いと感じますね。

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カツセマサヒコ

なるほど。留学生からの相談って、具体的にどんなものがあるんですか?

古木先生

「母国では、中学・高校と勉強が大変だったので、日本の大学のユルさにびっくりしています」とか。

カツセマサヒコ

ちょっとした嫌味に聞こえる。

古木先生

中国とかはすごいんですよ。授業が夜10時までとか。

カツセマサヒコ

え―! ストイックすぎる!

古木先生

全ての学校がそうではないと思うんですけど、男女交際が禁止されている学校とかも多いそうです。でも、日本に来たら……

カツセマサヒコ

ユルッユルですもんね。

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古木先生

あと、台湾や韓国からの留学生から「日本の大学生は異性に興味が無い! 積極性がない! どうしてですか!」とよく言われます。

カツセマサヒコ

怒られた気分だ……。「日本人はシャイだ」って、昔から言われてますもんね。「若者の恋愛離れ」とかも、テレビで見たことありますし。

古木先生

それと、「日本の女性はなぜ結婚したら女を捨ててしまうのか」「中性化していくのはなぜか?」と。

カツセマサヒコ

それはさすがに偏見が過ぎるでしょ(笑)。

古木先生

でも、そういうふうに見られているんだなあと(笑)。面白いですよね。そういう話が出ると、軽くディスカッションすることもありますよ。

留学生と留学経験者にも話を聞いてみた

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ここからは大学の留学プログラムで海外体験をした学生と、海外からの留学生にも参加してもらって、話を聞いてみます。人間文化学部4回生 西原麻衣さん(左)と、西アフリカにあるマリ共和国(通称:マリ)からの留学生 アイサタ・デイアキテさん(右)です。

カツセマサヒコ

西原さんは今4回生とのことですが、留学したタイミングはいつだったんですか?

西原さん

1回生で短期語学研修を使ってオーストラリアに行って、3回生になる直前の2月から半年間、交換留学で台湾に行きました。

カツセマサヒコ

わ、2回も行ってるんですね。文化の違いとか、どうでした?

西原さん

オーストラリアでは、すごく水が大事で。日本人ってシャワーを20分くらい使うと思うんですけど、向こうに行ったら「5分以内にしてくれ」と言われて。服もすべて2・3回着てから洗うし、節水意識が一番のカルチャーショックでしたね……。

カツセマサヒコ

日常生活でのギャップは、いろいろなところでありそうですよねー……。

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カツセマサヒコ

2度目に行った台湾には半年いたんですよね? そっちでのカルチャーショックはありましたか?

西原さん

向こうの大学では同性愛者の方も学内で手をつないで歩いているし、恋愛に対してオープンな空気がありました。

カツセマサヒコ

やっぱり先生の言うとおり、台湾は恋愛に積極的なんですね。

西原さん

個人差はありますけどね。どちらかと言うと、「積極的」というよりは「オープン」って感覚に近いのかな? キャンパス内でもイチャイチャしてるし、「好きだよ!」ってアピールするのが自然な空気がありました。

カツセマサヒコ

日本だったらすぐ「爆発しろ」って言われそうだもんな……。

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西原さん

「なんで日本人って手をつながないの?」とか、よく言われましたね。「どうしてバッグを持ってあげないの?」とかも。あと、「なんで彼女が駅まで行きたいって言ったら、バイクで乗せてあげないの?」とかもあったかな……。

カツセマサヒコ

エスコートの基準が高すぎてイライラしてきた。

西原さん

向こうでは、男性は女性に紳士的に接するのが普通なので。「日本人男性はさびしい、なんか冷たいよね」って言われました。

カツセマサヒコ

世界視点で見たら日本の男って本当にモテないんだろうな……国内にいたい……。

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カツセマサヒコ

アイサタさんは日本の恋愛観で変に感じたこと、ありますか?

アイサタさん

母国のマリでは宗教的に、恋愛関係であったとしても公の場では手をつないだりイチャイチャしたりできないんです。お互いに離れてるのが普通です。

カツセマサヒコ

そうか! マリはイスラム圏……?

アイサタさん

はい。マリはムスリムの方が55パーセントなので。

古木先生

キャンパスの中でも、「ヘジャブ」とか「ブルカ」といったヴェールで、顔を隠してる女性も多いんじゃない?

アイサタさん

はい。よく見かけます。

カツセマサヒコ

日本人はシャイなだけだけど、マリまで行くと規則でダメなのかあ……。

アイサタさん

もし街中でイチャイチャしているところが見つかったら、警察に捕まる可能性もあります。

カツセマサヒコ

きっつーーーー。

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アイサタさん

マリの人たちの感覚で言うと、お付き合いは全て、結婚前提に行われます。

西原さん

え、もしも大学内で好きな人ができたら、その人とは結婚するつもりで付き合うってこと?

アイサタさん

はい。

西原さん

なんか……一途で素敵……。

カツセマサヒコ

日本の大学生なんて、あんまり好きじゃなくても付き合うこともあるもんな。

古木先生、西原さん

それはなくないですか?

カツセマサヒコ

あれ? 急に僕が悪者みたくなってます……??

国際交流センターができること

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カツセマサヒコ

最後に、京都学園大学ではグローバル化に向けてどんな支援をしているか教えていただけますか?

古木先生

本学の国際交流センターでは、アメリカ、中国、台湾、韓国、モンゴル、インドネシア、タイなど、さまざまな国の大学と協定を結んでいます。その国々の大学と半年もしくは1年の交換留学のプログラムを用意しているのと、そこまで語学に自信がない、まずは試しに海外体験したいという学生のために、短期の語学研修プログラムも用意しています。

カツセマサヒコ

語学力がなくても、「行きたい」と言えば、行けるんですか? 僕、いまTOEICやったら200点も取れないと思いますけど。

古木先生

短期の研修プログラムなら、行けます。中には語学の問題より体調の問題、普段の生活と変わると過剰にプレッシャーを感じてしまう人もいるので、そういう方たちにはできるだけ具体的に相談をして確認することがありますが、それ以外は、意欲があれば行けます。現地でも現在の語学力に応じてレベル別の授業が受けられますので。

カツセマサヒコ

すごい。めっちゃ行きたい。

古木先生

あと、留学プログラム以外では、留学生がこちらに来られたときに、留学生と本学学生の交流促進のためのバーベキューや、茶道などの文化体験プログラムも積極的に行ったりしています。いろんな国籍の人たちが一緒に何かできるようなプログラムを、当センターが主体となって発信していますね。

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カツセマサヒコ

今、グローバル化が当たり前のように進んでいて、国際的な視点が個々人にも求められるし、語学力がないとビジネスとしても難しいって言われる時代だと思うんですけど、京都学園大学として何か目標はあるのでしょうか?

古木先生

本学の方針としては、「できるだけ多くの学生に、海外体験をしてほしい」ということに限ります。本学は、建学の精神に「日本人らしい日本人の育成」という項目があります。それは、日本に籠るのではなく、海外に出て行くことで、「日本はこういう国なんだ」という客観性を持ち、そのうえで日本人として誇りをもってほしいという意味が込められているんです。

カツセマサヒコ

なるほど。

古木先生

あとは、海外に行ってもらうことで、自立心を育てたいという想いもあります。本学の学生もそうですが、日本の若い方には積極性があまりみられない場合があります。「海外に行きたい」という学生も、現状ではそんなに多いわけじゃないんです。

だけど、いざ海外に行ってみると、前はできなかったこと、たとえば日本でもあまり知らない場所に行ったり、知らない人に話しかけたり、そういうことができるようになって帰ってくる学生が多いです。

学生の間は自分のことをいろいろと手助けしてくれる人がいますが、社会人になったら、基本的には自立して、なんでも自分からやらないといけない。海外に行くことは、語学力よりも自立心を育てる意味で、とても価値ある体験だと思っています。

カツセマサヒコ

海外留学と聞くとすぐに語学力をイメージしますが、自立の精神を鍛える意味でも、送り出すことに意味はあるんですね。ありがとうございました……!

国際交流センターができること

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グローバル化が進むことで、今後も日本にはたくさんの異文化が入ってきます。
カルチャーギャップもその中でたくさん生まれるのでしょうが、3人のお話を聞いていると、それすら楽しんでそうなところがとても好感的でした。

ダイバーシティだとか多様性だとかいろんな言葉で語られますが、「受け入れる」ということが、さまざまな場面で必要となってくる時代なのだと思います。同じ言語だって、恋人や家族という近しい関係だって、相容れないことは多々ある。それでも、彼/彼女らしさなのかと思うことが、「自分のグローバル化」に必要な要素なのかなと思いました。

そして、日本の男性陣のひとりとして、これから訪れる「日本男性の国際非モテ時代」対策に、バイクの免許でも取ってエスコートの準備をしようと思いました。(実際に取るかどうかは未定です)

では、また!!

カツセマサヒコ
カツセマサヒコ

下北沢のweb系編集プロダクション・プレスラボのライター。
書くこと、話すこと、企画することを中心に活動中。
最近『SNSポリスのSNS入門』(ダイヤモンド社)のコラムパートを執筆。
趣味はTwitterとスマホの充電。

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