歴史文化学科│NLSPC

 

担当:鍛治宏介准教授、平 雅行教授

幕末維新の激動の世に京都の治安を守る集団として活躍した新選組しんせんぐみが、文久3年(1863)、京都にやってきた際に根拠地としたのが京都学園大学の太秦キャンパスからもほど近い壬生みぶでした。授業では、事前に新選組について詳しく書かれた文献や、江戸時代の名所図会に残る壬生寺の境内の様子、壬生郷士の家に残る古文書こもんじょなどを調べた上で、現地を訪れます。新選組ファンも知らない壬生が発見できるはずです。

 

担当:平 雅行教授、鍛治宏介准教授

神社見学の際に留意しなければならないのは、現在の神社の景観は、明治維新後につくり出されたものであることです。伊勢神宮をはじめ、ほとんどの神社には神宮寺などの仏教施設が併設されていましたが、明治維新でそれが撤去されました。下鴨神社においても、それは例外ではありません。下鴨神社における神仏習合は9世紀にまで遡りますが、西暦1000年ごろの藤原道長の時代から急速にそれが進展し、仏教施設が次々に境内に設けられました。幸いにも下鴨神社には、南北朝時代に描かれた境内絵図が残されており、その様子を確認することができます。古絵図を手掛かりにして現地を探訪することで、下鴨神社がたどってきた歴史に想いを馳せます。

 

担当:山本淳子教授、山崎ふさ子教授

京都を代表する歴史行事「祇園祭」に密着するフィールドワークです。期間の前半は、祇園祭の歴史について座学で学んだ後、実際の京町屋で「しつらえ替え」(季節の変化に対応して建具などを入れ替える、家の衣替え)を体験。後半は、山鉾町の1つである南観音山の町内会の方の指導のもとで「厄除けちまき」をつくったり、それを地域の子どもたちに教えたりします。浴衣の着付けや売店でのちまきの販売なども体験し、地元の人と同じ目線で祭りに参加します。もちろん、巡行当日の見学も授業の一環に組み込まれています。

 

担当:山本淳子教授、山崎ふさ子教授

『源氏物語』の主要な舞台となる平安京内裏(皇居)は、現在はすっかり住宅街となっていますが、町のあちこちに案内板があり、内裏図を手に殿舎跡などを廻ることができます。光源氏の母・桐壺更衣が住んでいた淑景舎(通称桐壺)は、天皇の家族たちが住む後宮の東北の果て。学生たちは、ここから案内板を頼りに帝の御殿・清涼殿をめざします。今ならほんの5分の距離ですが、物語の更衣にとっては渡り廊下毎にいじめに遭う苦痛の道のりでした。現代の学生たちも、不思議なことに迷いながらたどり着きます。そして清涼殿に着き、ふと見ると、わずか数メートルのところに「弘徽殿」が。フィールドワークしてこそ、権力の有無による后妃の待遇差が実感できるのです。

 

担当:佐々木高弘教授、手塚恵子教授、堀田譲教授

天皇の住まいである内裏の近くで、頻繁に怪異・妖怪が目撃される場所がありました。宴の松原というところです。『今昔物語集』には、若い女性が三人連れで宴の松原を歩いていたところ、一人が鬼に遭遇しバラバラ死体となった話。その他にも近衛舎人が、宴の松原を歩いていて美女に化けた狐にだまされそうになった話、あるいはある男が光る物を鏑矢で射ぬいたところ、その男は数日高熱を出して寝込んだ、などの怪異・妖怪伝承が残されています。平安時代の藤原道長の栄華を語る『大鏡』には、花山天皇の頃(984~985年)の丑の刻に宴の松原から、なんともえたいの知れない、いろいろな声が聞こえてきた話が残っています。この宴の松原は太秦キャンパスの近くにありますので、平安京の古地図と現代の地図を持って手軽にフィールドワークができます。

 

担当:手塚恵子教授、佐々木高弘教授、堀田譲教授

保津川は京の都を支えた川です。平安京の造営は大堰川(保津川)を筏で下った材木によるものでしたし、江戸時代の京の町屋の暮らしを支えた農林産物を運んだのも、この川を下る高瀬船でした。現在も保津川は川下りの遊船航路として京都を代表する観光地となっています。保津川には筏や船を通すためのさまざまな仕組みが施され、筏士や船頭による技術が伝承されてきました。フィールドワークではこれらの仕組みや技術を調査するとともに、川に船を遡上させる実証実験を行っています。また一度は途絶えた筏の復活をめざして、地元のNPOと協力して、山で木を伐り、鍛冶屋で金具をつくり、保津川に12連50メートルの筏を流す活動を行っています。

  • 古⽂書や浮世絵など歴史的な史料の読解を通じて、⽇本の歴史の実像に迫ります。政治動向や社会の仕組みだけではなく、歴史を⽣きた⼈びとの考え⽅=「⼼」の歴史も重視します。

  • 伝統的な祭りなどを素材に日本人の心を見つめ、心の動きの現れとして民俗をとらえます。フィールドワークを重視しており、妖怪について専門的に学べるのも特長です。

  • 「源氏物語」などの文学作品をテーマに、京都の人々の心の文化を深く学びます。また、能楽から和食まで、京都が世界に誇る「和」の文化を体験することができます。

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