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2021年05月06日

注目の医療系国家資格 「言語聴覚士」って どんな仕事?—健康医療学部 言語聴覚学科

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今、注目度が高まっている医療系の国家資格「言語聴覚士」。
一般にはあまり知られていない言語聴覚士の仕事の内容や、卒業後の進路・求人状況などを紹介します。

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言語は、他者とのコミュニケーションだけでなく、ものごとを学び・考えるためにも欠かせないものです。
言語での理解・表現ができないと、学業や就業、生活上の不利益は大きくなります。そうした言語を診る専門家が言語聴覚士(ST:Speech-Language-Hearing Therapist)です。
STは言語の障害を診るとともに、きこえの評価・訓練と補装具(補聴器・人工内耳)の適合を行います。口や喉の疾患によって発音や声がうまく出せない問題、飲み込みの問題にも専門的に関わります。
理学療法士(PT)や作業療法士(OT)などとともに、リハビリテーションを支える医療系専門職です。

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言語聴覚士は1997年にできた国家資格で、2021年3月時点で資格を持つ人は全国で約3万6千人。
7割以上の人が病院・診療所のリハビリテーション科や耳鼻咽喉科などに所属し、介護関係や社会福祉施設、小児通園施設、特別支援学校などでも活躍しています。
日本言語聴覚士協会によると、言語聴覚障害や嚥下障害を抱える人は約600万人で、6万人の言語聴覚士が必要と試算されています。長期にわたって人材不足が続く見込みで、有資格者には多数の求人があります。

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