入学試験出題方針

2020年度入学試験出題方針です。

英語

出題範囲は、公募推薦入試、一般入試ともに、「コミュニケーション英語Ⅰ」「コミュニケーション英語Ⅱ」「コミュニケーション英語Ⅲ」「英語表現Ⅰ」「英語表現Ⅱ」です。

公募推薦入試の第1問では、300語前後の英文について、正確に情報や大意を把握する力とともに英問英答式の選択問題によりコミュニケーション力を問います。設問は5題を予定しています。第2問は、200語前後の会話文に関しての英問英答式選択問題で、3題を予定しています。コミュニケーション力とともに会話文からの情報把握力を問います。第3問の5題は対話文の空所補充問題で、状況理解力や口語表現への習熟度を問います。第4問は短文空所補充問題で、文法知識や語彙力を問う10題です。第5問は和文対照の選択式整序問題で、英語の語順への習熟度を問います。

一般入試の第1問では、500語前後の英文について、正確に情報や大意を把握する力とともに英問英答式の選択問題によりコミュニケーション力を問います。第2問は200語前後の会話文に関しての英問英答選択問題で、設問は4題を予定しています。コミュニケーション力や会話文からの情報把握力を問います。第3問の5題は対話文の空所補充問題で、状況理解力や口語表現への習熟度を問います。第4問は短文空所補充問題で、文法知識や語彙力を問う10題です。第5問は和文対照の整序式英文表現問題で、英文の構成力を問う5題です。

いずれも、第1問には15~20分、第2問には10~15分、第3問、第4問、第5問にはそれぞれ5~10分の解答時間を要するでしょう。

国語

出題範囲は、公募推薦入試・一般入試ともに、国語総合(古文・漢文を除く)です。

大学での学習では、どの学部学科においても、大量の文献を読んで情報を収集することが求められます。国語の入学試験は、その基礎力がついているかどうかを問うものと位置付けています。したがって、公募推薦入試では、自分の意見や感想をまじえず文章そのものに即して内容を読み取る力を問うとともに、比較的長めの文章でも途中で投げ出すことなく文章に取り組む粘り強さを問います。例えば19年度の公募推薦入試での長文問題の字数は、いずれも5000字前後でした。これは高校の国語教科書に掲げられた論説文一単元分と同等か、それよりも長い分量です。また、一般入試では、複雑な内容の文章や抽象的な内容の文章について、論理的な読解や文脈に応じた読解ができるかどうかを問います。19年度の一般入試での長文問題では、文明論、建築とまちづくり論、情報社会論、メディア・リテラシー論など多岐にわたる内容の文章が出題されました。普段から様々な問題について興味を抱き、知的に思考する習慣を付けましょう。

公募推薦入試と一般入試のどちらにおいても、漢字や慣用的表現・文学史など、大学での授業で必要とされる常識的な知識の有無を問います。いずれも基本的に難問・奇問はなく、平素の学習の実力がそのまま判る問題とする方針です。

数学

公募推薦入試:バイオ環境学部、健康医療学部

数学Ⅰ・数学Aに含まれる「数と式」「図形と計量」「二次関数」「データの分析」「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」の範囲から4題の大問を出題します。それぞれの大問は、基本的な内容の理解力・計算力と応用力を問う数問の小問により構成されます。

公募推薦入試:工学部

数学Ⅰ・数学Aに含まれる「数と式」「図形と計量」「二次関数」「データの分析」「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」の中から2題の大問、および、数学Ⅱ・数学Bに含まれる「いろいろな式」「図形と方程式」「指数関数・対数関数」「三角関数」「微分・積分の考え」「数列」「ベクトル」の範囲から2題の大問を出題します。それぞれの大問は、基本的な内容の理解力・計算力と応用力を問う数問の小問により構成されます。

一般入試:経済経営学部、人文学部、健康医療学部

数学Ⅰ・数学Aに含まれる「数と式」「図形と計量」「二次関数」「データの分析」「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」の範囲から4題の大問を出題します。それぞれの大問は、基本的な内容の理解力・計算力と応用力を問う数問の小問により構成されます。

一般入試:バイオ環境学部、工学部

数学Ⅰ・数学Aに含まれる「数と式」「図形と計量」「二次関数」「データの分析」「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」の範囲から2題の大問、および、数学Ⅱ・数学Bに含まれる「いろいろな式」「図形と方程式」「指数関数・対数関数」「三角関数」「微分・積分の考え」「数列」「ベクトル」の範囲から2題の大問を出題します。それぞれの大問は、基礎的な計算力や思考力を問う数問の小問により構成されます。

日本史

各時代・各分野について偏りなく、基礎的な歴史知識を問う問題を中心として、出題形式は選択式とします。第1問は古代・中世、第2問は近世、第3問は近現代、第4問は全時代から、特定のテーマにそって出題します。歴史的な流れへの理解度を問う問題、個々の事象の説明を選択する問題も多くだしますが、基本的には、教科書でゴシック(太字)となっている事象に対する正確な理解があれば解答できる問題です。

世界史

世界史Bについて、様々な時代・地域・分野を組み合わせて出題します。具体的には、先史時代から現代まで、アジア・アフリカ・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアなどについて、政治・経済・文化・社会の各分野から出題します。

11の四者択一問題から成る大問を3つ出題しますので、大問一つにつき20分をかけて解答してください。

設問では、まず教科書の基本的事項をきちんと押さえているかを問います。高校時代に基本的事項をきちんと理解することに努めた人は大学に入ってからも成長すると期待できるからです。但し、単に語句を知っているだけではなく内容まできちんと理解していることが望まれます。例えば、三圃制という用語を覚えているだけではなく、三圃制とはどのような仕組みの土地利用法だったのかまで理解しておくことが必要です。

なお、受験生の皆さんの勉強の仕方は教科書の本文に登場する重要語句の暗記に偏っているのではないかと思われます。しかし、教科書に掲載されている図表や史料の解説にも目を通しておいてください。例えば、昨年度はフランス革命を扱った問題で人権宣言の第17条を取り上げ、所有権を正解として選んでもらおうとしたのですが、誤った選択肢であった生存権を選んだ受験生が多かったことは残念でした。

物理

公募推薦入試では、高等学校の物理基礎および物理で学習する内容のうち、「運動・力」「熱・気体・エネルギー」「波(光・音)」「電気・磁気」の4つの分野についてそれぞれ大問1問ずつ、計4問出題します。力学的エネルギーは「運動・力」あるいは「エネルギー」として、電気エネルギーは「電気・磁気」あるいは「エネルギー」として出題します。

一般入試も、基本的には公募推薦入試同様「運動・力」「熱・気体・エネルギー」「波(光・音)」「電気・磁気」の4つの分野からそれぞれ大問1問ずつ、計4問出題します。物理で学習する「原子」分野については、その内容により「エネルギー」あるいは「電気・磁気」の分野として出題することがあります。

バイオ環境学部

出題形式は、いずれの入試でも同じです。1つの大問は解答箇所を7カ所含む文章で構成されています。文章に沿って用語や単位、式、計算を伴う数値などを4つの選択肢の中から解答する方式です。いずれの入試も、教科書に書かれている基本的な内容を正しく理解できているかを確認することを目的としています。具体的には、文章の内容を正しく読み取ることができるか、用語や単位を正しく理解しているか、与えられた物理量から正しい式が組み立てられ変形ができるか、得られた式に数値を代入し正しく計算できるか、ということの確認を目的として出題します。

工学部

出題形式は、いずれの入試でも同じです。大問4問のうち3問については、各大問につき解答箇所を7カ所含む文章で構成されています。文章に沿って用語や単位、式、計算を伴う数値などを4つの選択肢の中から解答する方式です。また、大問4問のうち1問については、複数の解答箇所を含む文章で構成され、文章に沿って用語や単位、式、計算を伴う数値や記号などを選択肢の中から解答する方式であり、この方式からなる複数の小問で構成されることもあります。

どの大問においても、文章の内容を正しく読み取ることができるか、用語や単位を正しく理解しているか、与えられた物理量から正しい式が組み立てられ変形ができるか、得られた式に数値を代入し正しく計算できるか、ということの確認を目的として出題します。

化学

高校の化学基礎と化学で学習する内容のうち、分野の偏りが出ないように広範囲からの出題となっています。設問の形式は昨年度とほぼ変わりなく、「物質の構成と化学結合」「物質の状態」「物質の変化」「無機物質」「有機化合物」「高分子化合物」の分野の中から、大問四問で構成されています。全問マークセンス方式で、選択肢の中から正答を選ぶ形式です。公募推薦入試と一般入試で、出題範囲や出題形式に違いはありません。

出題は複数の教科書を参考にし、共通する内容に基づいて基礎的な知識が習得できているかどうか確認することを目的とした問題と、その上で論理的な思考力や知識の習熟度を試す応用問題や計算問題を、バランスよく組み合わせることを心掛けています。教科書では分野をまたいで頻出する物質がみられるため、それらの個々の性質や反応を学習したあとは体系化しておくことが重要です。無機化学では特に、工業的に重要な物質や日常生活と関係が深い物質の性質や合成法を中心に出題する傾向があります。有機化学では、物質の構造を整理し、その性質や反応を体系的に理解しておくと、広範囲に及ぶ内容を断片的に暗記する必要はなくなるでしょう。身の回りの物質と対応させることで学習の幅が広がり、基礎的な学力が確実に定着するでしょう。

生物

公募推薦入試では生物基礎と生物で学習するさまざまな分野から幅広く出題します。生物基礎ではヒトの健康や病気の理解の基礎として、細胞・分子から個体レベルで生物の多様性と共通性に関して、基礎的な知識を問う問題を出題します。生物で学習する内容については生命現象の仕組みや概念を中心として、基本的な事項や内容を断片的に記憶するのではなく系統的に整理できているかを問う問題設定になっています。

出題形式は各分野での基礎的な用語や数値を選択する問題や記述が正しいか誤りかを判断して正解を選ぶ問題などです。

一般入試では生物基礎と生物の教科書の全範囲から出題します。生物基礎では「生物と遺伝子」「生物の体内循環の維持」「生物の多様性と生態系」から複数の分野について、基本的な事項や基本的な考え方を習得しているか確認するための問題を出題します。生物では「生命現象と物質」「生殖と発生」「生物の環境応答」「生態と環境」「生物の進化と系統」から複数の分野について、基本的な事項や基本的な考え方を断片的でなく系統的に整理できているかを問う問題設定になっています。生命の仕組みや自然の仕組みについて暗記による知識の習得だけでなく、興味を持って深く学習に臨んで来たかを問う問題設定になっています。

出題形式は各分野での基礎的な用語や数値を選択する問題や記述が正しいか誤りかを判断して正解を選ぶ問題などです。

トップページ > 入試情報 > 入学試験出題方針

入試に関するお問い合わせ

入学センター

Mail nyushi@kuas.ac.jp

Tel 075-406-9270

ページトップへ