【体験ゼミレポート】「話す・飲み込む・息をする」

言語聴覚学を学ぶ上で、基本的で
重要なテーマを、図説や映像をまじえて理解する。

9月9日(日)に開催されたオープンキャンパス。たくさんのイベントの中でも、幅広いテーマの講義や実験を体験できると好評な「体験ゼミナール」。今回は数あるテーマの中から、健康医療学部 言語聴覚学科 髙ノ原恭子准教授の「話す・飲み込む・息をする」のレポートをお送りします!

話すこと、飲み込むこと、息をすることは、私たち人間にとって重要な身体的動作です。これらは、それぞれ別の行動ですが、同じ器官を使って行われています。ただ、その命令を出すところや回路(道筋)が異なります。ふだん日常的に意識をすることなく行っているこれらの動作ですが、その機能の仕組み、重要性、メカニズム、さらにはそれらの障がいについては、あまり深く知られていません。
しかし、これから本学の言語聴覚学科で学ぶ人たちにとっては、基本中の基本とも言える重要なテーマなのです。

今回の体験ゼミナールでは、この重要なテーマをとりあげて、図説や実際の映像を使って髙ノ原先生が、わかりやすく解説していきました。

話すこと、飲み込むこと、息をすること、つまり発声・えん))・呼吸のそれぞれの身体的なメカニズムについて、人体構造図を示して説明されました。私たちの人間のとくに「喉」の器官内では、三つの重要な機能がどのように行われているのでしょうか。実際に、その構造的なメカニズムを知ると、それらが実に繊細で複雑な方法で行われていることがわかってきました。

次に、これらの各機能の重要な役割について、また機能を妨げる障がいの要因についても図説しました。身体にあらかじめ備わった自然な機能のように思いがちですが、実はほとんどすべての人にとって、将来起こりうる可能性のある、身近で重要なテーマなのです。

中でも、最近とくに死亡原因の一つとしても注目されている「)えん)せい)肺炎」を引き起こす嚥下障害について詳しく語られました。
私たち人間にとって、「飲み込むこと」、口からものを食べたり、飲んだりすることは、生命にかかわる大切な機能です。その機能が妨げられることによって、誤嚥性肺炎や窒息、脱水や低栄養などの重篤な障がいが生じてきます。それだけではなく、食べることの楽しみまでも奪ってしまうのです。

この摂食・嚥下障がいを引き起こす、様々な疾患があげられました。脳、神経、精神性、また腫瘍などその要因となる疾患は、実に多岐にわたるのです。それだけでなく、私たちは、老化によっても嚥下機能が低下していくのです。
体験ゼミナールでは、これらのいくつかを実際の患者の症例を映像で紹介していきました。

「話す・飲み込む・息をする」。その重要さを理解するとともに、それらを妨げるメカニズムと要因を知る。また、ますます高齢化社会が進行していく今、言語聴覚学を学ぶための基本でもある大切なテーマを学ぶことができました。

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