京都先端科学大学

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20181104(SUN)

みえない力の文化史 -心理と歴史文化篇-

更新日:2018年11月21日(水)
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みえない力の文化史11月4日

京都先端科学大学 人文学部 校名変更記念連続講演会
みえない力の文化史 -心理と歴史文化篇-

京都学園大学は来年4月より、京都先端科学大学に校名を変更します。私たち人文学部は、これからも「京都で人文学の先端を科学する」を合い言葉に、教育・研究に励みたいと思います。そこで校名変更を記念して、講演会を開催することにしました。 世界はモノによって成り立っていますが、それだけではありません。私たちには〈こころ〉がある。夢や希望、祈りや畏れ、こうした〈みえない力〉が人を動かし社会を動かして、私たちの歴史や文化を形づくってきました。そうした〈みえない力〉について、歴史学・国文学・民俗学・心理学という多彩な分野からアプローチします。

講演会レポートはこちら

講演者

山本 淳子 京都学園大学人文学部歴史文化学科教授

山  愛美 京都学園大学人文学部心理学科教授

小松 和彦 国際日本文化研究センター所長、京都学園大学特別招聘客員教授

日時

2018年11月4日(日)

受付/開場
12:30
開会
13:00(閉会予定 16:00)

プログラム

講演会1

テーマ
源氏物語と怨霊 ‐心の闇にひそむ「鬼」‐
講演者
山本 淳子(京都学園大学 人文学部 歴史文化学科教授)
内容
平安時代の人々が最も恐れた、怨霊。史実に見えるだけでも、政治的敗者で社会全体に災禍をもたらす「御霊」、子孫の繁栄のため他家に祟る〈守護霊〉、地獄に落ちながらも時に現世の縁を訪ねて和みに来る死霊など、多彩を極めます。そんななか、源氏物語に登場するのは、史実に例のない「生霊」です。紫式部はどのような人間洞察のもとに、この怨霊を造型したのでしょうか。現代人の心にもひそむ普遍的な何かへの、作家のまなざしを話します。

講演会2

テーマ
夢のイメージは時空を超えて‐深層心理学の視点から‐
講演者
山  愛美(京都学園大学 人文学部 心理学科教授)
内容
現代社会は、目に見える結果や効率の良さばかりに人々の目が向く傾向があるように見受けられます。しかし実は、言葉や形にならないイメージは、時空を超えて人間の社会や心に深く影響を及ぼします。残念ながらこのようなイメージは、私たちの日常の「目」には見えません。村上春樹の作品や一昨年話題になった『君の名は。』などを取り上げながら、深層心理学の立場から、特に夢のイメージのもつ力について述べてみたいと思います。

講演会3

テーマ
百鬼夜行を描く‐妖怪画像の起源を探る‐
講演者
小松 和彦(国際日本文化研究センター所長、京都学園大学特別招聘教授)
内容
日本は視覚に訴える絵画資料が近隣諸国に比べて群を抜いて豊富だと言われています。このことは信仰の領域においてもそうであって、神や妖怪などの霊的存在に関しても、仏教の影響を受けて、おそらくは奈良・平安時代から、その姿かたちをイメージし、絵画として描き、また彫像として刻んできたと思われます。この講演では、遠く敦煌の仏画や絵巻に描かれた「魔」(鬼)などを手がかりに、今日の妖怪たちの姿かたちの原像・起源を探ってみたいと思います。

トークセッション

トーク
山本 淳子
山  愛美
小松 和彦

場所logo_kyotoshi

京都学園大学 京都太秦キャンパス みらいホール 

※京都太秦キャンパスには駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

主催

京都学園大学 人文学部 / 人間文化学会

後援

京都市
京都新聞

入場無料 (事前申込不要)

お問い合わせ先

京都学園大学研究・連携支援センター

Tel:0771-29-3593

Mail:liaison(アット)kyotogakuen.ac.jp
※(アット)は@に置き換えてください

関連リンク

2018年12月2日(日)開催 みえない力の文化史 -歴史文化篇-

※9月30日(日)に開催を予定しておりましたが台風接近の為延期となりました

講演者プロフィール

山本 淳子

山本 淳子 Junko Yamamoto

京都大学大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。2008年4月より現職。2007年、『源氏物語の時代』(朝日新聞社)により、サントリー学芸賞受賞。著書は受賞作の他、『紫式部日記と王朝貴族社会』(和泉書院)『枕草子のたくらみ』(朝日新聞出版)など多数。

関連リンク

■教員プロフィール

■「源氏物語」って結局どんなお話なの?人文学部教授・山本淳子先生に教えてもらった

山  愛美

山  愛美 Megumi Yama

京都大学博士(教育学)。臨床心理士。文学・芸術、文化や精神性の比較文化的研究を深層心理学の視点から行う。著書『言葉の深みへ』『香月泰男- 黒の創造』他、英語の論文も多数。海外の大学、研究所での講演などの経験も多い。

関連リンク

■教員プロフィール

■日本人の精神性は“ジブリ”に出ている?京都学園大学・山先生に聞いてみた

小松 和彦

小松 和彦 Kazuhiko Komatsu

東京都立大学大学院社会科学研究科修了。信州大学助教授、大阪大学助教授・教授、国際日本文化研究センター教授を経て、現職。『妖怪学新考』、『いざなぎ流の研究』等著書多数。2013年、紫綬褒章受章、2016年 文化功労者顕彰。