京都先端科学大学

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Eventイベント

20190630(SUN)

京都先端科学大学人文学部校名変更記念講演会
源氏物語とその時代

更新日:2019年5月24日(金)
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源氏物語とその時代6月30日

京都先端科学大学人文学部 校名変更記念講演会
源氏物語とその時代

本学は本年4月より、京都先端科学大学に校名を変更しました。私たち人文学部は、これからも「京都で人文学の先端を科学する」を合い言葉に、教育・研究に励みたいと思います。そこで校名変更を記念して、講演会を開催することにしました。
『源氏物語』が著された時代は歴史の転換期です。班田収授制などの律令体制が崩壊して、中世的な政治の仕組みに変わってゆく時代です。女性は次第に政治の世界から排除されましたし、仏教的な宿命観が人々の心を捉えるようになります。
今回は歴史学と国文学の立場から、『源氏物語』がどういう歴史的背景のなかで誕生したのかを考えます。

講演者

山本 淳子 京都先端科学大学 人文学部教授

朧谷 寿 同志社女子大学 名誉教授

日時

2019年6月30日(日)

受付
12:30
開会
13:00(閉会予定 16:30)

プログラム

第一部

テーマ
『源氏物語』のたくらみ
講演者
山本 淳子(京都先端科学大学 人文学部教授)
内容
紫式部は、一寡婦の身から、時の一条天皇の中宮にして最高権力者藤原道長の娘である彰子の女房へと抜擢された。自宅で書き始めた『源氏物語』の才能を道長に見込まれたためとして、間違いないだろう。実はそこには、当時の後宮と政界を重く覆った事情があった。道長にとって『源氏物語』は、その打開策を講じる上でも魅力的な作品だったのである。文学としてのみならず、政治的価値も含めた『源氏物語』のサバイバルを考える。

第二部

テーマ
藤原道長の栄華とその舞台
講演者
朧谷 寿(同志社女子大学 名誉教授)
内容
九世紀半ばに摂政・関白を独占した藤原氏は、天皇家との外戚確保をめぐって同族間の争いを展開し、十世紀末の道長の時に栄華の頂点を極めた。長女の彰子が一条天皇の中宮となり、そこに生まれた二皇子が帝位について後一条・後朱雀天皇となった。
彰子の妹たちも入内して、太皇太后・皇太后・皇后の三后をわが娘で独占し、「この世をば」を謳歌した。いっぽう紫式部、和泉式部ら才女を育み、華やかな王朝文化を演出したのである。

第三部

トークセッション
山本 淳子 × 朧谷 寿

場所

京都先端科学大学 京都太秦キャンパス みらいホール[ 北館3F ] 

※京都太秦キャンパスには駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

主催

京都先端科学大学 人文学部/人間文化学会

後援

京都市
京都新聞

入場無料 (事前申込不要)

お問い合わせ先

京都先端科学大学 研究・連携支援センター

Tel:0771-29-3593

Mail:liaison(アット)kuas.ac.jp
※(アット)は@に置き換えてください

講演者プロフィール

山本 淳子

山本 淳子

京都大学文学部卒業。高校教師などを経て、京都大学大学院人間・環境学研究科に進学。博士(人間・環境学)。2003 年より京都学園大学で教鞭を執り、2008 年、同教授。主な著書は『源氏物語の時代―一条天皇と后たちのものがたり』『平安人の心で「源氏物語」を読む』『枕草子のたくらみ―「春はあけぼの」に秘められた思い』(以上朝日選書)、『紫式部集論』『紫式部日記と王朝貴族社会』(以上和泉書院)

関連リンク

■教員プロフィール

■「源氏物語」って結局どんなお話なの?人文学部教授・山本淳子先生に教えてもらった

朧谷 寿

朧谷 寿

同志社大学文学部卒業、同志社女子大学教授を経て同志社女子大学名誉教授。
源氏物語アカデミー監修者、紫式部顕彰会副会長、国際京都学協会常務理事、古典の日推進委員会アドバイザー、映画「源氏物語―千年の謎―」監修。主な著書は『源頼光』『王朝と貴族』〈『日本の歴史』6〉『藤原氏千年』『源氏物語の風景』『平安貴族と邸第』『堀河天皇吟抄』『藤原道長』『藤原彰子』