京都先端科学大学

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平成24年度 第2回FD研修会

更新日:2017年4月4日(火)
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平成25年3月1日(金)に第2回FD研修会を開催しました。

第2回FD研修会

テーマ「学生の主体的な学修への取組み-事例発表-キャリア形成ゼミの取組紹介」と題し、京都ノートルダム女子大学 喜多泰子先生を講師にお迎えして、FD研修会を開催しました。

本学は、文部科学省 「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」の採択を受け、複数大学と連携しながら教育改善・充実を図っているところです。そこで、今回は同事業の連携校の中から先進的な取組みとしてキャリア教育を実践している京都ノートルダム女子大学の「キャリア形成ゼミ」をメインテーマにご講演いただきました。

ご講演の概要は以下の通りです。

①京都ノートルダム女子大学の教育改革

  • 京都ノートルダム大学のこれまでの教育改革の取組み

    京都ノートルダム大学では、平成21年度 文部科学省大学教育・学生推進事業(GP)において、「キャリア形成データベースを利用した社会人基礎力養成プログラム」が採択された。このプログラムでは、平成20年度に㈱ANA総合研究所との連携で開設した英語英文学科エアラインプログラムを基軸として展開し、少人数制教育を活かした就職・キャリア支援を実践する中で、学生一人ひとりの社会人基礎力および学士力の養成を行ってきた。

    また、平成22年度には「就業力を自己開発する実践キャリア教育~ライフプランニングから始まる段階的キャリア教育~」が文部科学省 大学生の就業力育成支援事業に採択され、平成23年度からキャリアセンターを中心に事業を推進してきた。平成24年度には、産業界ニーズ事業に採択され、現在本事業を展開しているところである。

②キャリア形成ゼミ-就業力実践演習-取組み内容

  • キャリア形成ゼミの実施に至る学内議論と実行までの経過
  • キャリア形成ゼミの実施体制と組織づくり(協力企業との関係含め)
  • キャリア形成ゼミの実施とその結果、今後の方向性など。

キャリア形成ゼミは、企業や地域社会と連携し、現場に入って課題を見つけ、企画、実践するプロジェクト型実践科目(PBL)である。社会で求められる力を社会人基礎力と定義し、特に実践力を身につけることを目標としている。学生が社会に出て活躍するであろう場を想定して、ゼミとして設定し、企画・立案・実践・検証の一連のプロセスを経験させていく事を目標とした。学内では、複数教員の協力により特色のあるゼミを7つ立ち上げた。ゼミの例としては、JTB西日本と連携した旅行プランナーゼミ、左京区社会福祉協議会と連携した町づくりプランナーゼミ等を開講した。各ゼミの活動報告は専用HPで情報共有を行い、活動の透明性をはかった。ゼミを受けた学生達からは、「自分に自信がなかったが、課題に取組んでやり抜く事で、自信が持てた」や「ゼミで行った事をエントリシートに積極的に書けるようになった」との学生の声があった。但し、これらのゼミを行う中で、学生の姿勢とゼミの課題が見えてきた。

(学生)

  • 基本的に学生は受け身
  • 授業として決められた時間を明確に伝えること、それ以外にも自主的な活動が必要であることを伝える必要性
  • 全学部が対象のため、学生間のコミュニケーションをとるまでの時間枠が必要であった。
  • 課題に対して意欲のある学生と単位を取りたいだけの学生の温度差

(ゼミの課題)

  • 旅行プランナーゼミでは、ワークや企画のプランニングのための時間不足や、学生の主体性を引き出す難しさ
  • ゼミ教員の負担増 等

上記を踏まえて、今後の方向性として、まず「受け身から主体への意識転換が必要」である。

  • 学生の自主性を引き出す仕組みづくり。学生自身が主体である、また主体にならざるを得ないような仕組みづくり。

    例としては、学生自身が取組んだ課題に対して外部もしくは先生に評価してもらい、単位とする。
  • 連携先のマネジメント
  • 教員間の情報共有と調整 等、あげられた。

その後、本学の教員による質疑応答では、具体的な支援についての質問があった。受け身の学生等へのアプローチ方法やキャリアカウンセリングによる学生の変化について、京都ノートルダム女子大学の独自のカリキュラムである「ノートルダム学」について等、活発な意見交換がなされました。

今回の研修会では、今後本学がこうした実践型教育を展開していく際に、参考となるお話を聞くことが出来ました。