バイオ環境学部
食品開発センター
多彩な設備を用いた実践的な教育と研究
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近隣の大学には例をみない施設として、食品開発センターには、野菜の加工や調理、発酵醸造、パッケージングまで、実践的な教育と研究を行うための機器が揃っています。
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学生の教育だけでなく、教員の個人研究や本学教員との共同研究にも開放しています。
食品開発センター レイアウト
食品開発センターが保有する主な設備・装置
食品加工部門
食品加工部門は、農産物を洗浄・加工・調理し、種々の総菜や漬物、パンなどをつくる設備を備えています。一連の業務用厨房器具のほか、食品工場で使われる千切り機、おろし機、レトルト食品が作れる高温高圧調理機や新調理システムに欠かせないスチームコンベクションオーブン、ブラストチラー、真空包装機などの機材も揃えています。
野菜洗浄室・野菜加工室
収穫した野菜をきれいに洗浄する「野菜洗浄室」とマルチスライサーなどを備えた「野菜加工室」を設けています。食洗機や殺菌庫なども完備した野菜の下ごしらえのための環境は、「京野菜栽培加工実習」や「実践プロジェクト」で漬物造りにも利用。
調理室
一般的な加熱調理のほか、味噌の仕込みや乾燥野菜の製造が可能。
高温高圧調理器、スチームコンベクションオーブン、ブラストチラー/ショックフリーザーは、レトルト食品製造をはじめとする、さまざまな高度な調理が可能。ミキサー、ドゥコンディショナー、石窯オーブンと、製パン/焼き菓子をつくる製造設備も揃っています。
包装・貯蔵室
食品をパッケージして保管する「包装・貯蔵室」。真空包装機は「パウチ惣菜」を作れるだけでなく、スチームコンベクションオーブン、ブラストチラーと組み合わせて「新調理システム」の検討も可能。
食品加工部門の装置
マルチスライサー
マルチミジン
スチームコンベクションオープン/ブライトチラー/ショックフリーザー
製パン/菓子オーブン
真空包装機
おろし機
粉砕機
ミキサー
高温高圧調理機
その他の設備・装置
- 野菜加工室
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千切り機・製氷機・器具洗浄機・包丁まな板殺菌/消毒殺菌庫
- 調理室
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ガステーブル・圧⼒釜・ガスフライヤー・熱⾵乾燥機・ドゥコンディショナー・冷凍冷蔵庫
- 包装・貯蔵室
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ハンドラッパー・電動シーラー・プレハブ冷蔵庫
発酵醸造部門
発酵醸造部門では、玄米を精米、洗米、蒸きょうし、製麹装置で麹を造り、糖化、瓶詰め、殺菌して麹甘酒をつくる設備一式を保有しています。また、ビール用二条大麦などを麦芽にして、100 L スケールのミニプラントでビールを醸造、瓶詰めする設備、およびブドウを破砕、搾汁してワインを醸造する設備があります。さらに、精米・製麦室の高速粉砕機と調理室の製パン機器群を使って米粉パンがつくれるほか、麹と調理室の圧力釜とミートチョッパーを使ってみそをつくることができます。
バイオ環境学部との共同研究・開発
食品開発センターに隣接するバイオ環境館には、民間企業や公的研究機関にも匹敵する分析機器・設備が備えられています。各分野の教員が、食品の付加価値向上に役立つ各種機能性成分の定量分析や、食品衛生上重要となる微生物分析、また、嚥下困難者用の食品の開発に必要な粘弾性分析など、さまざまな開発ニーズにお応えします。
精米・製麦室
「精米・製麦室」には、米・麦の加工設備を集約。ビール麦はこの部屋で麦芽となり、粉砕して醸造室に運びます。醸造用精米機を使えば精米歩合は自由自在。高精白米を使った麹造りや米粉をつくることができます。
製麹・瓶詰室
麹(こうじ)は、穀類に麹菌を繁殖させたもの。日本酒やしょうゆ、みそといった日本の発酵食品に欠かせない存在です。「製麹・瓶詰室」には洗米、蒸きょう、製麹、糖化、瓶詰め、殺菌と、麹甘酒をつくる機器を装備。
醸造室
ビールの醸造が可能な100リットル規模のミニプラントを設置。ワインをつくる設備も保有。
発酵醸造部門の装置
醸造用精米機
自動篩付高速粉砕機
モルトミル
多段式発酵槽
麹甘酒糖化タンク
消毒殺菌庫
搾汁機
自動精麦装置
ビール醸造設備
その他の設備・装置
- 精米・精麦室
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石抜き機
- 製麹・瓶詰室
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水圧洗米機・ステンレス蒸機・パルパー/フィニッシャー・リンサー・充填機・半自動打栓機
- 醸造室
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破砕機・発酵貯酒タンク・カーボネーションタンク・遠心ポンプ・高圧洗浄機
利用にあたって
本センターは教育・研究施設です。販売を目的とする商品(その原料を含む)および半製品を製造することはできません。
ご利用にあたってはまず「利用の手引き」をよくお読みください。
利用時に安全・衛生管理の点から本学教職員が立ち会うことがあります。
学外の利用
・本学教職員が関与しない利用は認められません。
・本学研究・連携支援センター(E-mail: liaison@kuas.ac.jp、Tel: 075-496-6211)に先ずはご相談ください。
土曜日、日曜日、祝日などの学校休校日は翌日以降の対応になります。