「健康スポーツ系研究者による月例研究会」を発足、開催しています

2020年08月27日トピックス

健康スポーツ学科では、健康スポーツに関する学術発展への寄与と、学内での研究活動活発化を主旨とし、SLS(スポーツライフスキル)担当の教員(教育開発センター所属)と協働して「健康スポーツ系研究者による月例研究会」を発足させました(5月12日)。

研究会発足の5月以降は、新型コロナウイルスの影響を考慮しオンラインでの開催としつつも、研究会を継続的に開催しています。

  • 第1回月例研究会:発表者:束原文郎(健康スポーツ学科准教授)
  • 第2回月例研究会:発表者:鈴木楓太(教育開発センター嘱託講師)
  • 第3回月例研究会:発表者:前田奎(教育開発センター講師)

第3回については、コロナウイル感染症予防対策を行なった会場開催とオンライン開催を同時に行いました。

このような学科の枠を超えた健康スポーツ系研究者による研究会を通し、ますますの研究活動の活発化や、学術成果の蓄積へ貢献していきたいと思います。

第3回月例研究会 短評

日時

2020年7月30日(木)17時

場所

亀岡キャンパス光風館K21・Zoom併用

参加者

30名(会場10-Zoom20、教職員15-学生15)

発表者

前田奎(教育開発センター講師)

演題

<これまでの研究活動紹介-円盤投のパフォーマンスに影響を与える要因+α>

コメンテーター

広瀬健一(東京学芸大学特任講師)

教育開発センター講師の前田奎氏が、「これまでの研究活動紹介:円盤投のパフォーマンスに影響を与える要因」と題して発表した。自身の円盤投競技者としての来歴を背景として研究の問いが設定され、その考察結果が多数の図表や画像を用いて分かりやすく提示された。なお、今回は月例研究会の開催方法に関していくつかの新しい試みがなされた。

第1に、東京学芸大学の広瀬健一氏をコメンテーターとしてお迎えした(Zoomによる参加)。コーチング学における前田研究の評価と課題、さらにはコーチング学の共通課題について解説いただいたことで、専門領域外の参加者の理解も深まったのではないか。

第2に、開催案内を作成して健康スポーツ学科学生および教職員にも広く開催を告知した。その結果、学生15名の参加が確認できた。研究と教育を繋ぐ場としての研究会の可能性を示せたのではないか。

第3に、会場とZoom中継を併用して開催された。機械操作上の課題もあるが、ポストコロナ時代の研究会のあり方を模索するうえでも貴重な一歩となった。

発表約70分、コメントと質疑約40分の白熱した議論が展開され、18時50分頃閉会した。今後は、「ざっくばらんに意見交換する」という当初の月例会趣旨と、今回のようなオープンな発表会をどのように両立させていくかが、ひとつの課題であると思われる。

(教育開発センター 講師 鈴木楓太)

(健康医療学部 健康スポーツ学科 講師 足立 名津美)

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