[亀岡学]「中小企業に勤めて社長になろう」亀岡学で ㈱山田製油 山田康一 社長

2018年06月19日トピックス

おいしさはもちろん、安心・安全にこだわる「へんこのゴマ油」で有名な株式会社山田製油の山田康一社長に、「中小企業のよさ、そして起業のすすめ」という内容で、まずは「満天青空レストラン(司会:宮川大輔さん、ゲスト:武蔵さん、日本テレビ)」で取材された山田製油の映像を見てからお話し頂きました。

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山田社長は大学卒業後、水産業界の会社に就職。養殖エビの輸入を担当、その実態を見て、消費者を欺いているのでは? という疑問を持ち、お祖父さんが創業された「健康のため」「体のため」になるゴマ油造りに共感して、家業を再建されました。消費者に心を込めて商品を提供することに「へんこな」(がんこな)こだわりを持つことで、初年度37万円だった売り上げは、現在5.5億円に。従業員も60名になりました。バイオサイエンス学科の卒業生の岩田くんと井本さんもお世話になっています(今年は、忙しくてこの講義に参加できませんでした)。

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日本の中小企業は127万社と言われ、後継者不足から、廃業する企業が大変多くなっています。その中に、ユニークな製品を製造販売している企業があります。社員が少ない会社では、同期も少なく、社長になる確率は大企業で同期が100人以上いるなかで社長になる確率よりも遥かに高く、社長になれば70歳になってもそのまま社長の可能性が高い。自分で起業すれば、元気なうちはずーっと社長です。大変だがやりがいがあります。

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山田製油のゴマ油を米国で販売することを計画しています。山田さんは海外によく視察に行きます。学生には旅行でもよいから海外に行って欲しい。外から日本を眺めるとまた違う日本が見えてくるとのことです。

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「世のため、人のためになること」をする中小企業に就職しよう、また自分で起業しようという響きを講義から強く感じ取れました。

(バイオ環境学部 食農学科 深見 治一)

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