高校生論文コンテスト2018 審査結果(経済経営学部)

2018年12月18日トピックス

経済経営学部 審査結果

 この度は「京都学園大学 高校生論文コンテスト2018(経済経営学部)」を開催しましたところ、各地から102点のご応募をいただきました。これらについて本学教員により厳正な審査を行い、下記の通り各賞を決定いたしました。個人賞受賞者および学校賞受賞校には賞状と副賞を、また応募者全員に記念品をお贈りいたします。

◆最優秀賞◆ (副賞として3万円分の図書カードが贈呈されます。)

 佐々木 梨花(宮城県立気仙沼高等学校 3年) 

「気仙沼を知って広げる戦略」(作品はこちら

◆優秀賞◆(副賞として2万円分の図書カードが贈呈されます。)

 鈴木 鳳真(京都府立北桑田高等学校 3年)
 「京北の魅力を広めるために」

 河村 彩花(群馬県立中央中等教育学校 5年(高2))
 「外資企業の誘致による群馬活性化プロジェクト」

◆佳 作◆(副賞として1万円分の図書カードが贈呈されます。)

 小西 正太(京都府立嵯峨野高等学校 1年)
 「広がる教育格差」

    蓑田 真依(福井県立若狭高等学校 3年)
 「世界から小浜へ」

 安藤 陽和(京都府立北嵯峨高等学校 3年)
 「生活の中の存在」

 小屋 大翔(京都府立北桑田高等学校 1年)
 「京北ならでは、伐採体験ツアー」

 里内 歩奈(京都府立須知高等学校 2年)
 「私が暮らす京丹波町にもっと人を呼び寄せるには」

◆学校賞◆

京都府立北桑田高等学校

講 評

本学部主催の「高校生論文コンテスト」も今年で8年目を迎えることになりました。応募論文の質も年ごとに向上し、いずれの論文も甲乙付け難く、審査委員を悩ませることになりました。

 慎重な審査を重ねた結果、最優秀賞には佐々木梨花さんの「気仙沼を知って広げる戦略」が選ばれました。震災後訪れる多くのボランティアを見て、地元の高校生として何ができるかを考え、「気仙沼を知ろう!学ぼう!味わおう!」プロジェクトを立ち上げ、地元でありながらあまり知られていなかった「奇跡のカブ」を食す会を数回にわたり実施し、地域の人に大いに歓迎されました。この体験を通じて地域の活性化には、まず地域のことを良く知ることだと実感しました。若者らしい積極性、行動力、感性の豊かさが審査委員全員一致で高く評価されました。

 優秀賞には、鈴木鳳真さんの「京北の魅力を広めるために」と河村彩花さんの「外資企業の誘致による群馬活性化プロジェクト」が選ばれました。鈴木さんの作品は、管理されずに放置されている放置林を活用しながら、地域を活性化する方法を具体的に提案しました。京北地域の広大な森林資源をいかに生かすかを高校生の視点で考えた、大変興味深い論文と評価されました。河村さんの作品は、古くから地元にある外資系食品企業に着目し、外資系企業の誘致を積極的に行うことによって、地元の活性化をはかってはと考えます。この企業がなぜ地元で成功しているのかを分析した上で、外資系企業の誘致の具体策を提案しました。両論文とも単なる提案にとどまらず、具体的な実行プランを提案している点が高く評価されました。

 佳作には、小西正太さんの「広がる教育格差」、蓑田真衣さんの「世界から小浜へ」、安藤陽和さんの「生活の中の存在」、小屋大翔さんの「京北ならでは、伐採体験ツアー」、里内歩奈さんの「私が暮らす京丹波町にもっと人を呼び寄せるには」の5点が選ばれました。小西さんは経済大国日本の負の側面に焦点を当てた点、蓑田さんは実際に民宿に赴き、インタビューをしながら、指さしシートの改善をした体験を論じた点、安藤さんはスターバックス、携帯電話など身近な所から世界への拡がりを論じた点、小屋さんは地元の森林資源、食材を活用した地域起こしを具体的に提案した点、里内さんは地元で開催されているイベントを見直し、再構成することでさらに効果を上げることを具体的に提案した点が、それぞれ評価されました。

 冒頭にも述べましたように、不運にも入選外となった中にも、良くできた作品が多くあったことを最後に付け加えておきます。いずれも高校生らしい感性に満ちた素直で、瑞々しい作品ばかりで、審査には大変時間がかかりましたが、それはとても楽しい作業でありました。ご応募いただき有難うございました。

2018年12月18日

(高校生論文コンテスト(経済経営学部)実行委員会)

前の記事へ

次の記事へ

一覧へ戻る

このページの先頭へ