【国際オフィスニュース】ハーバード大学院生(本学研究員)による特別セミナーを開催しました

2019年07月02日トピックス

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2019年6月27日(木)、本学の京都太秦キャンパス西館ハピネスホールで、ハーバード大学院生2名による特別セミナー「私の国際感覚~世界と自分をつなげよう」を開催し、学生や教職員約25名が参加しました。

講演したのは、ハーバード大学の大学院博士課程で宗教学専攻のジェシー・ロバート・ラフィーバー氏と、同じく大学院博士課程で歴史学専攻のヨナス・ルエグ氏で、お二人は今月から本学の研究員として京都をベースにして研究されます。

ラフィーバー氏は、日本や米国の大学で学士号を取得し、真言宗の僧侶でもあり、長谷寺信仰の研究をされています。ルエグ氏は、スイス生まれで日本にも留学され、現在、日本の海洋環境史をテーマとした博士論文を執筆中です。

セミナーは、「ハーバード大学の授業で行われるような、学生の意見を引き出すスタイル」を経験してもらうという趣旨で行われ、ワークショップを交えながらセミナーは進みました。

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まずは、参加者が自分の名前を英語で表現してみるゲームで、名前は英語でも日本語でも実は場所や職業をもとにしていることが多いことが分かりました。このゲームは、言語とアイデンティティーの関連性を意識しながら、世界文化の共通性を考える練習でした。

次に、参加者二人がペアとなり、課題の品を渡された1人が言葉だけでその品を説明し、もう1人がそれを聞いて絵にしてみるというゲームを行いました。このゲームは「異文化体験ゲーム」と呼ばれ、自分の知らない事柄を理解することの難しさを体験しました。

その上で、お二人は、「日本の食べもの」と思われているものが外国由来であったり、食材が外国から輸入されているものであったりして、食の現状を見るだけでも「国際化」は我々の身の回りに浸透しており、我々はすでに「国際人」になっていると指摘。

これからは、与えられた国際化を受け入れるだけでなく、自らが世界とつながっていく「積極的な国際人」になって欲しいと述べました。

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