【言語聴覚学科ニュース】実施報告

2019年10月10日トピックス

言語聴覚学科 臨床実習Ⅰ、Ⅲ報告会を開催しました。

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2019年9月11日、12日に臨床実習報告会を開催しました。学生は一人ずつ医療機関に配置され、実習指導者である言語聴覚士の先生方から直接指導を受けます。

たった一人で行くので緊張や戸惑いも大きく、また普段学内で学んでいる座学とは異なり、積極性や実践力を問われます。しかし実際の臨床現場をみせていただくことで、言語聴覚士の仕事をよりよく知り、今後の学びに繋げていくことができます。

9月11日は、臨床実習Ⅲ(総合実習、4年生対象、40日間)の報告会でした。実習Ⅲは、対象児・者の現状を整理し、所見を適切に解釈する、訓練を適切に計画・実行することが目標です。今回の報告会には来年臨床実習Ⅲに行くことになる3年生も参加し、先輩たちの発表を熱心にききました。

一人一人、実習で担当させていただいた患者様の検査結果から考えられる考察と訓練プログラムについて発表しました。7分という短い時間にまとめて発表することは難しい作業であったと思いますが、全員よい発表ができました。後輩からの質問が少なかったのは残念でした。

4年生はこの臨床実習が学生生活最後の実習になりました。次に臨床現場に立つときは、言語聴覚士として立つことになります。実習指導者の先生方に教えていただいたことを忘れず、そして、無事に国家試験を乗り切れるよう、がんばっていきましょう!

さて、9月12日は臨床実習Ⅰ(見学実習、2年生対象、5日間)の報告会でした。臨床実習Ⅰは、観察した事象を適切な表現と用語を用いて記録する、対象児・者の病歴をまとめることが目的です。2年生のこの時期は、言語聴覚障害学概論や基礎医学を習い始めたところで、まだ言語聴覚士の評価や訓練については習っていませんが、この時期だからこそ、フレッシュな視点で見学できる利点があります。

発表では慣れない専門用語を使ってまとめるのは大変だったと思いますが、みんな頑張ってまとめていました。患者様との会話が難しく、時事問題に関心を持ったり、興味を広げていろんなことを知っていきたいとの感想も多くありました。ぜひ、今回の経験を来年の実習につなげてほしいと思います。

言語聴覚学科 第2回 臨床実習者指導者会議を開催しました。

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2019年9月14日、臨床実習Ⅱ(評価実習)の実習指導者会議を開催しました。この実習は3年生が対象で、11月中旬から12月中旬の20日間行われます。この期間学生は、一人一人、医療機関に行かせていただき、言語聴覚士の先生方に直接指導をしていただきます。

この会議では臨床実習を引き受けてくださった言語聴覚士の先生方をお招きし、臨床実習の目的や進め方などを説明し、意見交換をしてよい臨床実習になるように連携することが目的です。今年は12施設の先生方が参加してくださいました。

会議では、実習の説明に続いて学生のあいさつも行いました。写真はその時のものです。実習委員会を中心に、入退室のマナーや代表者の挨拶の練習を繰り返し行って準備しましたので、本番では学生全員の息もぴったり合い、きれいに揃っていました。

このあと、学生と実習指導者の先生方との面談がありました。実習に向けた準備や不安なことを直接伺うことができる貴重な機会です。学生は初対面の実習指導者の先生方との面談で、かなり緊張した様子で臨みましたが、和やかな雰囲気で進みました。

先生方はたくさんの質問に丁寧に答えてくださり、学生の疑問点は解消されたようでした。しかし、不安や心配も新たに感じたところもあるようですので、実習までの期間、事前指導などでしっかり準備をし、少しでも不安を減らせるよう一緒に取り組んでいきたいと思います。

(健康医療学部 助教 弓削 明子)

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