高校生論文コンテスト2015 審査結果(バイオ環境学部)

2016年01月13日トピックス

バイオ環境賞 審査結果

 この度は「京都太秦キャンパス開設記念 京都学園大学 高校生論文コンテスト2015(バイオ環境学部)」へ多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。本学バイオ環境学部教員を審査員としてすべての論文について厳正な審査を行った結果、下記の通り各賞が決定されました。

◆最優秀賞◆

学 校 名:青森県立名久井農業高等学校
氏   名:川村健勝(代表)・中山恭輔・佐々木敦也・嶋守雄大・小向美沙紀
担当の先生:木村亨 先生
受賞課題名:波長の違う光照射がダイコンおよびカブの伸長・肥大に及ぼす効果
講   評:

青色光の照射で、カブの可食部が伸長・肥大し、ハツカダイコンではこの変化が見られなかったことが研究のポイントで、その違いが見られた理由(原因)について分かりやすく言及されている。問題提起、方法、結果、考察がしっかりと整った論文であったことから、最優秀賞を授与した。

◆優秀賞◆

学 校 名:長崎県立島原農業高等学校
氏   名:細波雄樹(代表)・笹田佳奈美・林田圭夏・林田菜緒・森田美涼・本多由佳・山口佳穂・ 森崎裕登・前田誠也・大久保晃一・浅房海人・安達弥玖・梅田愛花・吉田えり・下田航暉・緒方萌奈・岡部航星・西口陸・野沢ほのか・増田しおり・山口利穂・吉田有紗・川村楓華・菅綾夏
担当の先生:本村宏 先生
受賞課題名:パッションフルーツを用いた地域活性への取り組み~環境問題と廃棄物問題の視点から~
講   評:

廃棄物利用を試みている研究内容は大変面白く、また実際に製品ができている点で実用的な研究として優れている。特に和紙作成については、丁寧な実験がなされている。全体としてはよくまとまった作品で、これからも地域の声を発展させた研究を行ってもらいたい。これらのことを総合し、優秀賞を授与した。

◆佳 作◆

学 校 名:長崎県立島原農業高等学校
氏   名:細波雄樹(代表)・笹田佳奈美・林田圭夏・林田菜緒・森田美涼・本多由佳・山口佳穂・浅房海人・下田航暉安達弥玖・梅田愛花・吉田えり・緒方萌奈・岡部航星・西口陸・野沢ほのか・増田しおり・山口利穂・吉田有紗川村楓華・菅綾夏
担当の先生:本村宏 先生
受賞課題名:
産業廃棄物の有効利用法の研究~椎茸廃棄物からのバイオエタノール生産と醗酵残さを用いた椎茸菌床栽培~

講   評:

農業廃棄物を有効利用するという目的で、地道な研究が特許に結び付き農家に還元できたことは素晴らしい成果である。実験も様々な条件で繰り返していて、丁寧で信頼性の高いデータを出し、そこから導かれる結果についても正しく考察されている。これらのことから佳作に値すると判断した。


学 校 名:岐阜県立八百津高等学校
      岐阜県立加茂高等学校
氏   名:坂井也斗(代表)・池井戸祐稀・諸戸希唯斗・中島捷馬・水野珠那・大竹優也・石原朋弥・藤井杏紀
担当の先生:貝川友子 先生
      河田雅幸 先生
受賞課題名:

在来アリを守ろう!環境に優しいアルゼンチンアリの防除法~合成道しるべフェロモンを使って~
 
講   評:

侵略的外来種アルゼンチンアリと在来アリの発生状況を綿密に調査されており、またフェロモンを使用したときのアリの行動もよく観察されて、その上での薬剤の使用方法が工夫されていた。この研究がアリの被害を受けている地域住民の要望に応えられるものになることを願い、佳作作品とした。

 

2016/01/13
(実行委員会委員長 バイオ環境部学部長 深見 治一)

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