京町家で新柳居公開講座 祇園祭講座第1回を開催しました。

2018年06月29日トピックス

2018年6月22日(金)の第1回は、講師に公益財団法人祇園祭山鉾連合会顧問、元理事長の深見 茂氏をお招きしました。「祇園祭の山鉾行事を再考する-前祭・後祭問題と巡行路変更問題を中心に–」というテーマで、学術的な見知だけでなく、先生の幼少期からの体験談などもあり、大変興味深い講義でした。

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前祭、後祭問題についても触れられ、以前はこの7日間は、一切の商売を禁じられ、使用人はそれを利用して、藪入りしたり、海水浴を楽しんだりしていたそうです。一方で、この7日間の休業のために商機を逃すこともあり、祇園祭に関係のない地域から来た取引先は違和感を覚えることもあったとお話しされました。

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祇園祭は地域の祭りという意味合いだけでなく、伝統を重んじる町衆の誇りのようなものであり、これを町全体で成功させるために、子どもの頃から鉾の裏方として鉾について回り、表舞台に立つ大人たちの指示に従って走り回っていたというエピソードもお話しいただきました。

次回は、2018年7月6日(金)18:30~20:00に開催されます。

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