【バイオ環境学部ニュース】「シリーズ特別講義B」 ~社会の第一線で活躍中の方のお話を聴く~ 6回目

2019年12月04日トピックス

「シリーズ特別講義B」は、バイオ環境学部3学科の2年生以上を対象に開講されている15回にわたるオムニバス講義です。
この授業は、産業界(食品、化粧品、医薬品等)あるいは研究機関の第一線で活躍されている方々からお話を伺うことで、今後社会人になる学生の皆さんのキャリアアップに繋げてもらうことを目的としています。

「ヤマサ蒲鉾における食の安全安心への取り組み」

ヤマサ蒲鉾株式会社 品質管理部長 黒田信行先生

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第6回は、2019年11月5日(火)、ヤマサ蒲鉾株式会社黒田信行品質管理部長に、品質管理の責任者として活躍しておられる立場から「ヤマサ蒲鉾における食の安全安心への取り組み」と題してご講演頂きました。

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まず、簡単にヤマサ蒲鉾株式会社についてお話頂き、販売している商品の魚肉練り製品(いわゆる「かにかま」など)の紹介をして頂きました。

次に、食の安全性に関して、これまでに日本国内で起きてきた食品事故の事例をあげながら、食品会社における品質管理、安全性担保がいかに重要かということについて説明して頂きました。また、このような重大な事故が起こるたびに安全性に関する法律や行政が変わってきていることが指摘されました。

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実際に、企業としての安全への取り組みに関しては、FSSC22000と言う最も厳しい外部機関による安全認証をはじめ、数多くの認証を取得しているとのことでした。これについては、さながら工場見学をしているように、多くの工場内の写真を拝見しながら伺うことができました。学生も安全に製造することへの意識の重要性を認識したようでした。

最後に、お客様に「安全」だけではなく「安心」して頂けるための企業努力、さらにはCSR活動やキャラクターの「さっちゃん」についてもお話しして頂き、講義を終了しました。

次回は、樋口松之助商店株式会社取締役研究室長の山下秀行先生を講師にお招きします。

(バイオ環境学部 バイオサイエンス学科 教授 藤田裕之)

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