2020年1月14日(火)、大学共通コア科目「スタートアップゼミII」でバイオ環境学部1年生によるポスター発表会が開催されました。今回は、春学期の「スタートアップゼミI」とは異なり、学科ごとに専門課程の学びに関する課題を与えられ、それらの課題解決に向け、グループで解決案を検討しました。
スタートアップゼミIIでは、与えられた課題に関して、自分たちで興味があることをテーマとして抜き出し、そのテーマに関しての知見や問題点について調べ、そこから、何を自分たちが解決したいのか、どのような切り口で解決していくのか、解決することの意義についてまとめ、問題解決の背景と目的への理解を深めました。それらを踏まえ、問題を引き起こす要因の抽出や既存対策の評価を行い、自分たちの具体的な解決策の提案にこぎつけました。
授業期間中は、問題点を絞ることができず話が発散していく一方であったり、解決策は浮かぶのだが一つ一つのアイデアを深めることができなかったり、現代社会の問題が大きすぎて自分たちのアイデアを考えることが難しかったり、そもそもグループでのコミュニケーションが取れなくて困ったり…様々なグループがありましたが、最後は、すべてのグループが、自分たちで「答え」を見出し、その成果をポスターにまとめて発表することができました。発表会は、学科の垣根を越えて、たくさんの質問が飛び交い、盛大な発表会となりました。
各学科課題
バイオサイエンス学科:
未来の社会を変えていくのは、皆さんのどのようなチカラでしょうか?
「SDGs」の視点で独創的なアイデアを考えて発表してください。
バイオ環境デザイン学科:
様々なごみ問題を解決するアイデアを考えて発表してください。
食農学科:
日本の人口に関連した問題に着目し、より良い未来をつくるためのアイデアを考えて発表してください。
スタートアップゼミII
PBL型授業「スタートアップゼミII」では、自分たちが学んでいる専門分野の中で、現代社会で挙がっている「正解」がない課題に対して、チームを組んで自らが考えて「答え」を導き出し、その「答え」をプレゼンテーションして他人に伝えます。
思考力とコミュニケーション力、プレゼンテーション力を向上させることを目的としています。
(バイオ環境学部バイオ環境デザイン学科 准教授 高澤伸江)
- 対象者
- 学部・学科
- 内容