【バイオ環境学部ニュース】好きなことトコトン!「作物栽培実習」~マスク着用で三密回避! ニューノーマルスタイルで行ったこれからの田植え実習

2020年06月11日トピックス

6月に入り、京都亀岡キャンパス周辺の田んぼのイネも、日ごとに成長し、緑を濃くしています。

2020年6月2日(火)、晴れ渡る青空の下、周りの田んぼから少し遅れて、食農学科の1年生が「作物栽培実習」で田植えをしました。紙でできたマルチを敷きながら、20㎝ほどに育った苗を手で植えていきました。マルチは、作物を育てている畑のうねを覆う資材で、通常野菜栽培などで使用されていますが、水田でも使用できる紙マルチは、除草剤なしで雑草の発生を抑えつつ50日ほどで微生物に分解されて無くなる、環境にやさしいすぐれものです。

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紙マルチを使った田植えのスタート
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なれてきたけど、やっぱり真っ直ぐに植えるのは難しい
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田植え作業終了! 次は黄金色に実った稲穂の収穫

植え付ける面積は例年よりずっと少なかったのですが、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言中、ずっとstay homeしていた1年生には、厳しい作業になったようで、立ちくらみを起こしかけた学生もいました。マスクを着用していたことで、余計に暑さがこたえたのかもしれません。

初めて田植えを経験した学生も多く、植えたイネの列が芸術的な曲線を描いたりもしましたが、無事、田植えも終了し、次の作業のため、トマトの植えられた実習圃場へと移っていきました。

現在、本学では、原則対面授業を見合わせていますが、田や畑で実際に作物に触れないと学べないこともあり、食農学科では、できる限りの感染防止対策を施しつつ、一足先に「作物栽培実習(SLSIB-f)」を再開しました。秋学期の「京野菜栽培加工実習」とあわせ、1年生は、これから野菜や作物の栽培や加工に関する基礎を学修していきます。

 

バイオ環境学部 食農学科  教授 船附秀行

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