学生主催イベント『京都亀岡キャンパスに舞うホタルを一緒に見ませんか?』乱舞するホタルを皆で観賞しました

2022年06月15日トピックス

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2022年6月7日(火)、10日(金)各日とも参加定員の約20名の学生が参加し、京都亀岡キャンパス横に流れる曽我谷川にたくさん舞うホタルの幻想的な風景を楽しみました。

本企画はバイオ環境学部バイオ環境デザイン学科の4年生森真裕さん、3年生の田中恵太さんが主になり企画実行されたイベントです。
参加学生はバイオ環境学部以外にも、経済経営学部、人文学部、健康気医療学部、工学部、工学部の英語基準学生、10日にはウクライナの学生も参加し、皆でホタルを観ながらコミュニケーションを深める良い機会となりました。

田中さんは物心ついた時から虫、魚、植物など生物への興味がつきず、生き物オタクとしてバイオ環境デザイン学科で勉学に励んでおり、亀岡キャンパスで乱舞するホタルを仲間である本学生に見てほしい、生物界の生態をここ亀岡キャンパスに舞うホタルを守りたいことを仲間に伝えたいという強い思いから、森さんと企画し、デザイン学科2~4年生約10名がサポートするかたちで実現しました。

外が暗くなるまで、教室で田中さんからホタルの生態について講義を実施。クイズも織り交ぜながらの楽しい授業で参加者からの評判も上々。質問もたくさん出て、和やかな雰囲気で曽我谷川に移動し、いざホタルを待ちます。

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夜の闇が深まるにつれ、ホタルがたくさん現れたときにはため息とも感嘆ともいえる声が各所から聞こえました。

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初めてホタルを観た人、数年ぶりに観た人、ホタルは見たことあるけど至近距離で乱舞するホタルを観たのは初めての人等など、年齢、国籍、学部などにとらわれず、皆で感動を味わえた素晴らしいイベントでした。

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手に止まったホタル(学生撮影)
 

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参加したウクライナの学生は「初めてのホタルに感動!」、ベトナムからの留学生は、「故郷でも昔はホタルを見られたが今は都市化が進んで川がほとんどなくなりホタルを見られなくなった」ことなどを話してくれました。
また、人文学部の学生は、「上級生になり亀岡キャンパスにはほぼ来なくなってしまったが、この自然がとてもうらやましい、また来たい」と話してくれました。

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スタッフとして参加したバイオ環境学部生は、森さんのリーダーシップのもと、皆の安全を守るためライトをもって危険ポイントでの誘導、他学部の学生に亀岡キャンパスやホタル以外の生物の説明、カメラが得意な人は写真撮影、英語が得意な人は留学生とコミュニケーションを図るなど、それぞれの役割をきっちり果たしていました。

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危険な場所を事前確認するスタッフ

 

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森真裕さん
(バイオ環境デザイン学科4年生)

田中くんの伝えたい!という気持ちがあって、私もそれを実現したいと考えて始まったこのイベントで、開催できて本当に良かったと思っています。私も様々な経験をしてきましたが、自分が主催になって1から考えていく、というのは初めてだったので実は当日まで大丈夫かなと不安でした。実際に当日になって時間配分を見直したり、改善する点はいくつかありました。それでも、アンケートで次回も参加したいと考えてくれた人がほとんどだったので自分としては大満足です。参加してくれた人が周りに伝えて、次回はもっとたくさんの人に参加して貰えたらいいなと期待しております。

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田中恵太さん
(バイオ環境デザイン学科3年生)

全体を通して僕自身も楽しめました。僕が想像した以上に参加者がホタルに夢中になってくれたので開催して良かったと思いますし、森先輩やスタッフ参加してくださった方の助けがなければ成功させることはできなかったと思うので本当に感謝しています。そして、ホタルは生き物や自然環境に普段あまり触れることがない人でも見てみたいと思える存在だったため、今回のプロジェクトは成功した面もあると思います。今後、ホタルだけでなくもっと広い視野で自然環境や生物多様性の重要さや面白さを伝えたいと思うので、他の生き物でもやりたいのですが、いかにして参加させたいと思わせるかが課題になると思っています。

自然に触れ、「バイオ環境(=人とともに多様な生きものが共生できる環境)」について考えるよい機会となりました。
参加者のアンケートからも来年もぜひ参加したいという声が多数ありましたので来年の実施も期待しています。
今年参加できなかった皆さんも、ぜひ来年参加してください。


(広報センター 田中紀子)

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