京都の魅力の再発見をめざし、心理学科生が特産物や伝統工芸を視察調査しました【人文学部】

2022年07月19日トピックス

心理学科社会・産業プログラムの「専門演習」(君塚洋一クラス)では、「社会調査を生かした市民や消費者への広報」をテーマに、京都の魅力の調査とその発信について研究しています。

古き歴史と伝統を多く残す国際観光都市・京都は、多くの観光客に恵まれ、他の都市にはない独自の文化や風土を守る一方、時代の変化の中で、これからどのような魅力を作っていくことがふさわしいか、常に問われ続けてきた「現代を生きる古都」であることも事実です。

6月30日(木)、この演習の3年生は食・デザインなどの分野で京都の魅力を作る老舗などの視察調査を行いました。今回は、京都の観光案内を専門とされる(有)市民空間きょうと代表・山田章博さんの案内で、中京区の寺町通りを中心に「とり市老舗」(京漬物)、「総本家河道屋」(そばほうる)、「芸艸堂」(うんそうどう/木版画)、「UCHU」(落雁)の4店を訪れ、地元の京都で愛されているが、全国や世界の人々には「知る人ぞ知る」という特産物や伝統工芸を探索しました。

例年になく早い梅雨明けの酷暑の中、ゼミ生たちは、すぐき漬やおしゃれな落雁、伊藤若冲の木版画をあしらったグッズなど、域外の人には十分に知られざる特産物の魅力を再発見しようと界隈を歩き回りました。秋学期に向け、より多くの候補について勉強しながら、その魅力を京都の内外の方々に伝える広報媒体づくりに生かしていく予定です。

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寺町「とり市老舗」にて

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おしゃれなデザインの落雁「UCHU」にて

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案内の山田章博さんと総本家河道屋にて

(人文学部教授 山本淳子)

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