工学部の3年生が進めるプレキャップストーンプロジェクトで計画の発表会が開催されました【工学部】

2022年07月27日トピックス

00image001.jpg

7月13日(水)、工学部機械電気システム工学科の1期生である3年生総勢約100名と11社(13組織)が策定した、プレキャップストーンプロジェクトの計画を発表し、盛況のうちに終わりました。

プレキャップストーンプロジェクトは、3~4人が1つのチームになり、企業が直面しているリアルな現場の課題と向き合い、企業の方々のアドバイスを受けて課題を解決するプロジェクトであり、4年生が取り組むキャップストーンプロジェクトと対になっています。一般的な卒業研究に置き換えるプロジェクトであり、企業の課題に取り組む点はインターンシップと似ていますが、学生がチームを作り、大学内で主体的・自律的に課題解決を進めるものです。卒業してから企業で行う就労の体験を在学中に、さらに主体的に行うことで、自ら自身に不足する知識・経験を吸収し、就職に際してはスムーズに現場での仕事に移行できるような学生を育成します。学部の全学生が参加するキャップストーンプロジェクトは日本の工学部では初めての試みです。

今年は、工学部の1期生が3年生となったので、初のプレキャップストーンプロジェクト開催となりました。協力企業の13組織から15の課題をいただいていて、4人一組で24組のチームが取り組みます。第1ステップである計画策定は、1ヶ月半程度と時間が限られた中での取り組みでした。企業エンジニアの方の丁寧な指導はありましたが、他の専門科目の授業もある中、チームメンバーで時間を繰り合わせ、計画書として仕上げることができました。発表会は全24チームのポスターを一斉に掲示、ポスターの前に立つ学生が企業の方などに説明する形式で行われました。ポスターの前で質問を待つだけでなく、動き回って「わたしたちの発表を聞いてください」と声をかける学生もいるなど、学生の意識も高く、ポスター発表の後に開催された企業・学生・教員の懇談会も含め、非常に活発な議論が繰り広げられました。最後には、企業の方などによる投票で金賞1件と銀賞2件が選ばれ、表彰されました。

計画策定完了を受け、これから12月までが本番のプロジェクト実施です。次回は、11月に中間発表が開催される予定です。

協力企業

株式会社キャステム、株式会社島津製作所、株式会社SCREENホールディングス、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、日本システムウエア株式会社、日本電産株式会社、ペンタリンク株式会社、マイクロニクス株式会社、株式会社松井製作所、株式会社Monozukuri Ventures、ローム株式会社

  • slide
  • slide
  • slide
  • slide

(工学部 教授 今井欽之)

前の記事へ

次の記事へ

一覧へ戻る

このページの先頭へ