本学学生が作成した健康増進を図る動画が京都府のホームページで公開されています【健康スポーツ学科】

2022年08月09日トピックス

京都府では府内を5つのエリアに分け、地域の個性ある魅力づくりについての構想を掲げ、地域振興を進めています。京都府南丹エリア(亀岡市、南丹市、京丹波町)では「スポーツ&ウェルネス構想」が計画され、京都スタジアムを核に内外から人が集まる日本有数のスポーツ・健康エリアとして、食やスポーツ科学と連携した地域づくりを進めています。

本学ではこの「スポーツ&ウェルネス構想」の実現にむけて、3つワーキンググループすべてに健康医療学部健康スポーツ学科の先生方が参画されるなど、積極的に参加しています。

さらに地域の健康づくりを応援するため、本学の実践的教育の特徴を生かし、健康スポーツ学科の学生が授業で学んだ知識を動画にまとめ、京都府南丹広域振興局ホームページから発信することになりました。運動能力・認知機能の向上のため、日常生活の中で簡単に取り組めるトレーニング法を複数公開しています。

動画は学生が自ら学んだことを簡潔に動画に撮影し編集。テロップも作成し、わかりやすく配信しています。動画の内容につきましては、健康スポーツ学科満石寿准教授、井口順太准教授、瀧本真己講師が監修されています。動画は年間数回更新していく予定です。

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京都府ホームページ (京都府南丹広域振興局)

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動画の例

担当された教員のコメント 健康スポーツ学科 満石寿准教授

異常気象や感染症のまん延により、現在、身体を動かす時間が極端に短くなることによって、我々のストレスは解消されず気分も暗い方向へと向い、脳機能も活動が鈍くなっていきます。軽い運動を1日に5分から10分程度でも行うことが、一時的に心理面、生理面、脳活動を良い方向へ促し、継続することでさらに心身の健康の維持・増進に繋がります。「運動=負担が大きい」という考えから、「心身の健康を維持していくために何ができるのか」「短時間の軽い運動でも何かが変わる」と少しでも考え方を変えていくことがストレス解消や体力、脳機能の維持への第一歩になるでしょう。みなさん、ぜひ、1日1つからでも少しずつ取り組み、楽しみながら行なっていきましょう!

担当された教員のコメント 健康スポーツ学科 井口順太准教授

我々の身体機能は20歳ごろにピークを迎え、その後少しずつ筋力、心肺機能、関節可動域などが減少していきます。その減少速度は50歳前後で加速し、筋肉量や筋力の減少が著しくなる、いわゆる『サルコペニア』という現象が高齢者の間で見られようになります。筋肉(骨格筋)は関節を動かすだけでなく、基礎代謝における熱消費量や糖取り込み能など重要な役割を果たしています。これらの筋肉量を維持するために必要なことは、継続したトレーニングです。現在コロナ禍により、多くの人が自宅生活時間が長くなり、運動不足に陥っております。今回の動画は道具などは使わず、自宅で簡易に実施できるものになっております。ぜひ空き時間を利用して、積極的に運動しましょう。

担当された教員のコメント 健康スポーツ学科 瀧本真己講師

私たちの身体は20−30歳ごろに体力のピークを迎え、その後は加齢ともに低下していきますが、運動を行い適度な刺激を身体に与えることで、体力を維持、向上させることができます。ところが、現代社会では便利なことが増えた一方で、身体を動かす機会が減っており、体力低下のリスクが高い状況となっています。そこで、日頃から10分程度でも良いので、継続してコツコツと運動を行うことが大切となります。今回本学の学生が作成した動画は、気軽に始めることができるものなので、ぜひ多くの方に実践してもらえると嬉しいです。

(OIC-K準備室 柴田雅光)

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