佐藤嘉倫人文学部長が共同編集した書籍『リーディングス 合理的選択理論-家族・人種・コミュニティ』が刊行されました【人文学部】

2022年08月23日トピックス

佐藤嘉倫人文学部長が共同編集した『リーディングス 合理的選択理論-家族・人種・コミュニティ』(小林盾・金井雅之・佐藤嘉倫編訳)が勁草書房から刊行されました。

合理的選択理論は、「人間はみずからもっとも望ましいと考える選択肢を選ぼうとする」という単純な仮定からさまざまな社会現象を説明する理論で、社会科学全般で用いられています。

本書は世界的に影響力のある論文を邦訳して収録したものです。家庭内における性別役割分業(夫が外で働き、妻は家庭を守るという分業)やアメリカの大都市における人種別の棲み分けなど、人々が特に差別意識を持っていなくても合理的選択の結果としてこのような現象が生じてしまうことがあります。本書に収録された論文はこのような意外な結果が生じる過程を分析しています。

関心のある方は是非ご覧ください。

(人文学部 教授 山本淳子)

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