自動配膳車の実証実験が実施されました

2022年09月27日トピックス

2022年9月17日(土)、(株)Fujitaka(京都市下京区)が進めている自動運転配膳車の実証実験を京都太秦キャンパスで実施しました。病院や介護施設向けの配膳車の製造販売最大手である(株)Fujitakaが開発した人追尾と自動運転が切り替えられる配膳車の実環境での実走テストを、南館4階の通路で行いました。

当日は、工学部学生もその模様を、自分たちが研究テーマに生かすため、熱心に見学していました。

今後、(株)Fujitakaとは連携したプロジェクトの実施を検討しています。

本学では、大学を企業等の皆様に実装実証の場として利用いただくことで研究者との新たな共創テーマを生み出しこと、学生が社会と接する機会から具体的なイメージで研究に取り組む実践人材育成の機会を提供していきます。

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配膳車を観察する工学部生

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テスト中の配膳車

〇学生の声

工学部2年生 田中純聖さん

今回私が驚いた技術は冷蔵・保温の技術と障害物の検知です。
私は今まで保温や冷蔵等は特段意識することなく過ごしてきました。しかしお話を聞いて、その意識はガラッと変わりました。冷蔵と保温の境目が隣接している状態で温度を一定に保つのは、非常に高度な技術が必要だと思います。しかし、今回見せていただいたロボットはその境界の壁が非常に薄く、それだけでなくそれよりもまだ細い壁にすることができるとのことで、大変驚きました。
次にセンサー部分ですが、2種類のセンサー(ライントレース、LiDAR)を使われていることでした。これらの技術ですが、今私たちが行っているプロジェクトに使う予定のものと全く同じだったので、非常に興味深かったです。
企業の方が作られる製品は、強い情熱がこもっているなと肌で感じることができました。

工学部3年生 又吉信二郎さん

多くの技術者が共通の目標に向かって協力し合っている姿を見て、チームワークの大切さを実感しました。個人的には一人で仕事をするのが好きなのですが、技術者たちが作り上げた素晴らしい製品を見て、私も将来、このようなスキルを身につけてチームで仕事ができるようになりたいと思いました。

(OIC-K準備室 柴田雅光)

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