京都先端科学大学

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International留学・国際交流

ランシット大学交換留学(2018年度)

更新日:2019年7月9日(火)
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タイ ランシット大学に交換留学している杉森尚志くんのレポートを紹介します!

11月

サワッディークラップ。早いもので、タイに訪れて4か月が経とうとしています。このレポートを書いているのは12月の上旬、すでに講義はすべて終え残すものは期末試験のみとなりました。留学当初は過ごしきることができるのかと不安でしたが、目まぐるしく時間が過ぎていきました。

「俺にとっても、このセメスターが終わるのは早かった。楽しい時間は早く感じ、退屈な時間は遅く感じる。お前が日本へ帰るのは寂しいよ」と言ってくれた友人の言葉はとても嬉しかったものです。この友人は先輩であり私にとって兄貴分という存在でした。出会いはEnglish for Presentationという講義でした。この講義は私が履修登録した講義のなかで際立って難易度が高く、初日の講義終了後に担当の先生方に呼び出され、「無理をせずに、登録の解消をしてもいいよ」と言ってくださったことも良い思い出です。この講義は金曜日の19時頃に終了するため、その後は兄貴分の家へ行くのがいつの間にか日課になっていました。

その家では、留学先とは異なる他大学の人々と知り合うことができました。なかには、ミュージシャンになることを夢見ている人もいて、毎回アコースティックギターを弾きながら歌い、タイの音楽を教えてくれました。彼らはバイクを所有していたため、ある晩にツーリングに誘って頂きました。日中のバンコクはいつも大渋滞をしているのに、夜のバンコクは静かで驚きました。夜景も美しかったです。その後に、寝静まったスラム街を見下ろす丘へ案内されました。決して揶揄する気持ちはなく、自分たちが大学で学ぶことができる有難さを再確認するためでした。旅行本に載っていないタイを垣間見ることができたと思います。

もちろん、旅行本に載っている観光地も楽しんでおります。王室や仏像ミュージアムなどを観光する機会がありました。日本もタイも仏教国ですが、根本的に教えが異なるために新鮮でした。

期末試験の最終日から帰国日までに、少しだけ有余があります。もう少し、タイを観光し楽しみたいと思います。

 

10月

サワッディークラップ。タイに訪れて3か月が経とうとしています。タイでの生活に溶け込めていたからか、月日が経つのがとても早く感じます。

さて、タイには「マイペンライ」という言葉があります。意味は「どういたしまして」や「気にしないで」、「大丈夫ですよ」に値します。タイは微笑みの国とも称されています。おおらかな気質を表したような、この国ならではの言葉という風に感じます。私自身もこの言葉を使うようにしております。例えば、勧められた物を断るときです。友人と食事中に「これも食べたい?」と聞かれたとき、タクシーなどの運転手に「乗っていかない?」や、屋台の店員に商品を勧められたときなど、「I’m fine. Thanks」と答えるより「マイペンライクラップ」と答えるほうが、確実に相手の反応が良くなることを実感しております。語尾に男性は「クラップ」を女性は」「カー」をつけることで丁寧語になります。少しでも現地の言葉を知っていることで、相手との距離はより近くなるものです。今になって、もっとタイ語を勉強しておけば良かったと後悔しております。

そんな私ですが、「マイペンライ」な精神を次第に得てきたと自負しております。私が住んでいるアパートの部屋の床には、一日中アリが這っています。床にこぼれたジュースの水滴をそのままにしておくと、数時間後には行列ができてしまいます。部屋の中に虫が常にいるということには慣れていませんでしたので、タイに来た当初は気になって仕方ありませんでした。無駄な殺生はしないという精神のもと見て見ぬふりをしていました。しかし、「マイペンライ」な精神を得た今、まったくアリたちに気にならないようになりました。むしろ、行列を作らせないようにと整理整頓の維持できております。ちなみに、複数軒の友人たちの家にお邪魔しましたが、どこの家の中にもアリがいました。

ところで、大学近くの小さな寿司屋に行ってみました。オーナーはタイ人です。メニューにはマグロやサバ、ウナギなどあらゆるネタの写真がありました。売っていたのはサーモンとカニカマとタマゴだけだったことには笑ってしまいましたが、質と値段は日本の一皿100円台で売っている回転寿司屋と大差なく、久しぶりの日本の味に感動しました。

タイで過ごす日数は残り約1か月になりました。残りの生活も満喫したいと思います。

 

 

9月

サワッディークラップ。タイに訪れて2か月が経とうとしています。このレポートを書いているのは10月の2週目の初頭あたりです。すでに中間テストを終えています。早いもので、留学生活の折り返し地点へ来ました。

とある休日にアユタヤへ行きました。アユタヤでは、アユタヤ王朝の遺跡群を見ることができ、多くの旅行者が訪れる観光地です。アユタヤは、泰緬戦争で破壊された仏教施設の廃墟の町です。破壊された仏像やレンガ造りの建物が戦の無残さを醸し、私は圧倒されました。

 

そんなアユタヤでは、先月ご紹介したタイのスイーツRoti sai maiを購入することができました。珍しいスイーツとご紹介しておりましたが、観光地では購入することができるようです。一緒にアユタヤへ訪れていた友人たちは、かなりの量のRoti sai maiを購入していたため驚きました。

 

今回、アユタヤへは友人の車で行きましたが、アユタヤへは様々な方法で行くことができます。タイには興味深い多様な交通機関があります。鉄道やバスに加え、「ロットゥー」と呼ばれるミニバンを使った乗り合いタクシーのようなものや、川を渡るボートタクシー、観光地を走るトゥクトゥクなど、どれも私にとって新鮮でした。中でも、バイクタクシーを利用したときには印象深い経験をしました。
その日は、ビザの更新のため領事館へ行かなくてはならない日でした。その領事館は自宅から車で約1時間所要するところにありました。行きはふつうのタクシーを利用しましたが、帰りはタクシーが捕まらず、近くにバイクタクシーの詰所があったためバイクタクシーに乗ることにしました。ちなみに「流し」でも乗車可能なようです。タイのバイクタクシーは、125ccクラスのスクーターが多く、ドライバーは橙色をしたベストとヘルメットを着用しています。乗客にはヘルメットはありません。すり抜けを行うため、乗用車よりははやく目的地に着くことができます。運賃は乗車前に交渉します。実は、以前にも利用したことがあったのですが短い距離でした。自動二輪免許を持っていない私にとって、約1時間のツーリングは少し恐怖でした。というのも、タイの交通事情はワイルドであり、路面も均一ではありません。また、今回乗車したバイクのメーター類はどれも作動せず終始不安が取れませんでした。追い越した車のスピードメーターが70kmを指していたことには驚きましたが、心地よい風を感じることができました。旅行本には「バイクタクシーは危険なためおすすめしない」と書いてありましたが利便性は否定できません。
まだ半分、私にはタイで生活する時間が残されています。さらに深い「タイでの生活」を味わってみたいものです。

 

8月

サワッディークラップ。皆さん初めまして。バイオ環境デザイン学科2回生の杉森尚志と申します。今回の交換留学では、タイに位置するランシット大学の英語学科にお世話になっております。留学の期間は、このセメスターのみのため約4か月となります。英語力の向上と同時に、タイの生活や文化を体験したくタイへの留学を決意しました。

このレポートは渡航後約1か月に書いております。そもそも、私は海外の経験が皆無に等しく、特に初めの1週間は不安との戦いでした。生活面では食べ物や水回りの設備、学習面では履修科目の難易度が私にとってかなり高いことなど、この地で本当に生活していくことができるのかと怯えておりました。しかし、1か月が経とうとしている今、不安は全く消え去りました。生活は、時間が経てば慣れてしまうようです。授業は未だにかなり難しく感じますが最善を尽くそうと思っております。

タイの人々はとても親切であり、日々救われています。大学では、気さくに話しかけて下さり、多くの友人を得ることができました。毎日のようにランチやディナーに誘って頂きます。地域の人々もとても親切です。ひとつ、印象深い経験をしましたのでご紹介します。

タイに訪れて数日しか経っていないころ、ある日一人で飲食店に入りました。英語が通じずにメニューの注文に困っていたところ、一人のタイ人男性に流暢な英語で話しかけて下さりました。男性は仕事で英語を使っているそうで、このお店の常連客でした。ちなみに、その男性はダブルデートの最中であったのですが一緒に食べようと誘って頂きました。2組のカップルからは、タイのソウルフードやタイで人気な日本のアニメについてのお話を伺うことができました。さらに、そのお店では食後にRoti sai maiというスイーツをサービスして頂きました。小麦粉と鶏卵で作られたような薄い生地で、ほのかに硬い綿菓子のようなものを巻いたものでした。とても甘く、食後のデザートにふさわしいものでした。そのスイーツは、そのお店で作られているのではなく、町で商品を売り歩いている方から購入可能だそうです。ただし、そのスイーツを売り歩いている人を見つけることは難しく、タイ人の友人さえもどこで手に入れることができるのかは知りませんでした。あろうことか、お話しに夢中で写真を撮り忘れたことが悔やまれます。

ところで、私は大学から徒歩5分のアパートに住んでいます。窓を開けると一面にゴルフコースが広がっているため眺めがよく、とても気に入っています。日本では見慣れない植物や野鳥を見ることができます。特に、野鳥たちの鳴き声が奇抜であり、南国をより醸し出しています。意外にも、気温は昨今の日本よりも涼しく感じます。むしろ、スコールの後は肌寒く感じます。日中はよく晴れて爽やかな風が吹いているため、どこか避暑地へ来たようです。

 

休日は、課題に追われてなかなか観光はできていませんが、時間を作ってタイでしか味わえない経験をしたいと思います。