GIPレポート 平成28年度

3月1日 GIP実習生が中国へ出発しました!

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左から秋岡咲さん(経営学部)、田中駿平君(経済学部)、山田一輝君(法学部)

平成28年度GIP(グローバル・インターンシップ・プログラム)に参加する秋岡さん、田中君、山田君が3月1日(火)に中国へ出発しました。

これから約6ヶ月間中国の南通・上海で語学研修とインターンシップ実習を行います。

 GIP実習生は昨年の12月末から、週2回中国語の日常会話を勉強する「中国語レッスン」に参加し、中国人留学生との交流をする等して中国語の基礎を固めてきました。

事前研修ではHSK検定の過去問に挑戦するに加え、中国経済や国際関係について理解を深めました。

これから現地でしかできない貴重な体験を沢山して、成長して帰ってくるのを楽しみにしています!

GIP 3月の様子をお伝えします

南通大学での生活がスタートしました!

平成28年3月1日から南通での生活が始まり、約3週間が経ちました。最初のうちは、初めての中国での生活に戸惑いもありましたが、中国の食事や生活環境などにも徐々に慣れ、体調面も特に問題なく、楽しく元気に過ごしています。知っている単語を少しずつ使い、積極的に中国の学生と話したり、買い物に出かけるなど交流を深め、学習にも活かしています。また、京都学園生だけの授業時間を設けていただくなどの配慮もしていただき、より一層学習への意欲も高まっています。

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南通大学でのGIP学生の入学式

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中国語の授業の様子

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体育の授業で太極拳に取り組む

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学生寮の部屋

GIP 4月、5月の様子をお伝えします

中国の生活も一か月が経過しました。

3人とも少し余裕が出てきた頃で自分の事を客観的に見ることができるようになり、それぞれのやり方で勉学に打ち込んでいるようです。

また、中国の生活では今まで気づかなかったことに気付く事ができ、精神的にも大きく成長してきています。現地の学生の友達も出来て一緒に食事を楽しんだり、勉強を教えてもらったりと充実した生活を送っているようです。

5月にはスピーチコンテストがありそれに向けて毎日一生懸命練習しているとの連絡をもらいました。良い結果が出せるように頑張ってください。

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田中君がレポートと一緒に送ってきてくれました

GIP 6月から8月の様子をお伝えいたします

南通大学での約3か月の語学研修も無事終えました。 スピーチコンテストでは本学から参加の田中駿平君が3位を取る事が出来ました。 その他にも南通大学催し物のダンスに参加したり、期末試験の勉強と毎日忙しく過ごしているようです。 先生からも中国語が上達したとお褒めの言葉を頂き各々とても成長できた語学研修でした。

 

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南通大学での語学研修も無事終了しました

上海での企業実習前の少しの休みを利用し、みんなで蘇州観光旅行に行ってきました。

歴史ある場所を訪れ見ることで中国の歴史知る良い機会になったのではと思います。また、間近で現地の人々の生活を見る事は南通大学ではできなかった体験でした。

世界遺産などの観光地を巡ったり、現地のデパートを見て回ったりと中国の昔や今を目で見ることは学生たちの貴重な経験の一つになりましたが何より研修が終わり企業研修が始まる間の良い気分転換になったのではと思います。

後半の企業研修も頑張ってください。

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蘇州観光旅行中の記念写真

さて、GIP実習は上海での企業実習が始まりました。

今までの語学研修とはガラリと変わり実際中国の企業で働くことで実務的な経験をします。現在「島津企業管理(中国)有限公司」で実習中の秋岡咲さんからのレポートが届きました。

実習中のレポート紹介


インターン企業紹介

秋岡 咲

 

 私がインターンを行っている「島津企業管理(中国)有限公司」。大学の近くに本社がある京都の老舗企業。1875年創業、140年以上の間科学で未来を拓いてきた。「科学技術で社会に貢献する」の社是を掲げ付加価値の高い製品を開発・生産し、「人と地球の健康」への願いを実現するという経営理念のもと常に科学技術の発展に貢献している。

 私は「島津製作所」と聞いて堅苦しいイメージで理系の人が研究をし、医療器具X線を製造しているとアバウトな印象しかなかった。しかし、インターンを始めてみるとそのイメージはがらりと変わった。国籍・年齢・性別・専門分野関係なくたくさんの人が島津を育て、自社の製品を売るために日々努力をしているのが日々伝わって来た。

  始めにお世話になったのは7人という他に比べて少人数で仕事を行っているIT系の部署だった。日本人駐在人が2人・中国人が5人。5人の中国人のうち2人は日本語を話すことが出来る。私の担当をしてくれた林(リン)さんは、中国の大学を卒業してから日本に留学したそうだ。日本のマナーに素晴らしさに実際触れ感動し、留学後は迷うことなく日系企業で働くことを決めたと聞いた。「日系企業で働けばマナーのいい日本人とコミュニケーションをとることが出来るし、日本の新しい知識も増える。毎日仕事をしているというよりも日本について勉強しに来ている感じ。日本が好きなのです。」と話してくれた。私よりも日本に関心がありとても詳しい。

 島津企業管理(中国)有限公司にはこのような中国人が多い。女性が大半を占めているがみんな日本が好きで島津という会社を大切にしている。仕事をしていても誰一人しんどそうな顔はしないし、みんないきいきと仕事をしている。国籍・性別関係なく同じフィールドで話し合い仕事をする。当たり前の風景ではあるが日本では難しいと思う。偏見や固定観念が多い日本で中国人と日本人が意見のぶつけ合いはしないだろう。だが島津では普通の光景で言い合った後も関係が壊れることもなく夜ご飯に一緒に行く。上辺ではない深い人間関係があるからこそはっきり意見が言える。このような環境だからこそ全員が団結・協力することにより日々最先端の技術を作りだせるのだと思った。


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ほかの実習先に行っている田中君、山田君も充実した日々を送っていると連絡をくれました。

引き続き実習頑張ってくださいね。

 

GIP企業実習も残すところあと僅かになりました。

3人とも実習先では大学で学ぶ事が出来ないような事を学ぶことが出来とても充実した日々を送っているようです。

生活面では仕事終わりに会社の方々と食事に行ったり、休みの日に上海の観光に連れて行ってもらったりと実習先の皆さんにも可愛がってもらっているようです。

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レポートと一緒に山田一輝君が送ってきてくれました

GIP 帰国後の様子をお伝えいたします

8月21日(月)に約6か月のGIP海外企業留学プログラムを無事終え、実習生3名が帰国しました。

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無事帰国!GIP出発日に撮影した同じアングルで

8月24日(水)には帰国歓迎会が行われ学生一人一人から、GIPでの経験や自分の成長について挨拶がありました。

篠原総一学長・宇佐美照夫経済経営学部長からは、この貴重な経験を今後の大学生活にしっかり生かしてほしいとのお言葉がありました。

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帰国歓迎会での一コマ

平成28年9月28日に、GIP(海外企業留学)学生による成果報告会を開催しました。中国での生活やインターンシップ実習での経験をプレゼン形式で発表し、彼らの経験を共有することが出来ました。

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事業構想学科秋岡咲さんの発表

島津製作所にて実習をしていた経営学部 事業構想学科3回生秋岡咲さんは「なりたい自分になる」をテーマに発表してくれました。GIPを終えこれからの目標は

・人の役に立つ仕事がしたい。

・食品関係の仕事がしたい。(今のところ)

・的確な情報を集め、まとめる力を伸ばしたい。

・会社の一員として努力できる人になりたい。

と将来の目標が出来たようです。

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経済学科田中駿平君の発表

FNAファクトリーネットワークチャイナ)にて実習をしていた経済学部 経済学科3回生 田中駿平君は「好奇心と行動力」をテーマに発表してくれました。GIPを終え、これからの目標は

・GIPの経験を思い出ではなく自分の強みに

・日本「京都」をもっと学ぶ

 「京都・観光文化検定3級」受験

・GIPの経験をこれからの就活に

・HSK4級合格

だと発表してくれました。

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法学科山田一輝君の発表

京都産業21にて実習をしていた法学部 法学科3回生 山田一輝君は「中国174日を経て」をテーマに発表してくれました。GIPを終え、これからの目標は

・外国人の方ともっと話したい。

 ⇒外国語をもっと勉強する。

・世界規模で将来の道を考えるようになった。

・貧困者の手助けを行える道を進みたい。

と発表してくれました。

その後、修了式を行い2016年度のGIP研修がすべて終了いたしました。

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GIP修了式での一コマ

帰国後のレポート紹介


『GIPを振り返って』

秋岡 咲

 6ヶ月中国で生活をして私は本当の自分に出会った。日本の生活では想像のつかない貴重な経験し、これからの生き方と初めて真面目に向き合った。

 留学する前は、「みんなと同じは嫌」「ルールに縛られたくない」「意見をはっきり言いたい」と考えていた。でも、南通大学の生活、島津でのインターンを通して協調性・規律の大切さを学んだ。インターン中に何度も会議に参加させて頂き、日本人と中国人が意見を交換している姿を見た。国籍関係なく思っていることを話していた。場の空気が少し悪くなることもあるが、わいわいと話し合う姿がとても印象的で、全員が意見に耳を傾けていた。話す人も自分の意見だけを伝えるのではなくみんなの意見を聞きまとめた上で話し出す。人を意見で傷付ける事は一切しない、相手を思いやっていた。その行為を自然にできる姿を見て私もなりたいと思った。意見を言うのは簡単だが、相手を傷付けないように話すのは難しいと思う。それができるようになるためにはまず、相手の意見を否定しない。いいと思うことは素直にいいと思える心を持つことが大切である。プライドを持つことも大切だが、私は素直にいいと思えるものはいいと感じたい。

 それから、私は自分を客観的に見ることが出来るようになった。留学する前は、自分の世界にこもりがちで、周りからどう見られているかは気になっていたが、あまり自分を客観視することはなかった。インターン中にかけてもらったこんな言葉があった。「幽体離脱したように自分を客観視してみるとするべきこと、今まで見えなかった世界が見えるよ。いつでも冷静に自分を分析することにより、やるべきことが見えてくる。」と教わり、それ以降、私は少し離れた場所から自分を見るように心がけている。そのおかげで、本当の自分に出会うことが出来た。本当は、静かなところでコツコツと仕事がしたい、仕事を進める上で、褒めて伸びるタイプで、褒めてもらうことによりやりがい・達成感を感じるタイプなど今まで気づく事が出来ない自分に出会えた。

 この6ヶ月は長いく正直大変な事が多くあった。でもこうして振り返ると楽しかった思い出や、成長できた自分ばかりが浮かぶ。これから先、過去を振り返るときに一番にこの2016年3月から8月を振り返るだろう。私にとって一生の財産である。


『GIPを振り返って』

 田中駿平

  私は、GIPに参加し約半年間中国に留学した。中国での約半年間は、私の今までの大学生活の中で1番苦しく過酷だったが1番成長することができた有意義な期間だったと実感している。

 3月1日、南通大学に入学し、寮生活が始まった。食事以外の家事を自分でやり、ルームメイトと相部屋という普段と全く違う環境で生活し、慣れない毎日だった。さらに学校の授業でも中国語が全くわからず、特別講座を設けていただくほどで、何度も壁にぶつかり嫌になった。しかしこのままでは悔しいという強い思いがあり、毎晩教科書を開き中国語の学習に取り組んだ。そんな生活も1ヶ月、2ヶ月と過ぎていくうちに、友達もでき中国語も理解できるようになり生活に慣れていった。南通大学を卒業し、寮を出発する頃には、寮の友達に見送られ出ていくのが嫌で涙が出たくらい生活に慣れ、生活が気に入っていた。

 南通を出発し、上海のホテルに引っ越した。インターンシップの受入先企業へ挨拶回りをし、いよいよ始まると気持ちが高ぶった。しかしいざインターンシップが始まると、考えていたほど甘くなく、社会人とは一人一人が責任感を持ち働いており、業務もとても大変だった。会社の方々を真似て、中国語を使い、一生懸命働き、ホテルに帰る頃には毎日ヘトヘトになっていた。しかしそんな生活にもなれ、毎日仕事終わりにホテルのジムに通うようになり、自分にストイックな生活を送ることができた。

 インターンも終わり、半年ぶりに日本に帰ってきた。やはり日本が1番だと改めて感じ、日本の良さを再認識した。 今回GIPに挑戦して自分にストイックに生活できるようになり、大きく成長でき実りある半年間を過ごせたように感じている。勇気を出して挑戦して本当によかった。そして、私たちGIP生を支えていただいた関係者の方々への感謝の気持ちを忘れず、京都学園大学の代表として恥ずかしくないよう生活し、この半年間の経験を生かし就活に取り組もうと考えている。


『GIPを振り返って』

山田一輝

 私はGIPの中で自分自身について知ることができた。例えば自身の強みや、欠点の克服の仕方である。

 私は人よりも生活、学業、運動に対してストイックであり、打たれ強いということが分かった。南通大学で中国語などの授業をしている最中、周りの人よりも知識を頭に入れる速度が遅く、その意味では周りよりも後れをとっていた。先生からもダメ出しされたこともある。しかし私は勉強に対するやる気を失わなかった。周りの人はそんな私を見て「メンタルが強い。」と言った。それは私がストイックな性格が故だと思う。周りから言われたことで、私はストイックで打たれ強い性格であるということが分かった。

 次に私の欠点克服の方法である。私は今まで物事を難しく考える癖があり、作業の速度が遅いという欠点をもっていた。しかし、物事をシンプルに考えること、要領よく作業することが何よりも大切だという事に気付いた。

それに気づいたのは、私が企業実習の際に上海の百貨店・ショッピングモール訪問時のレポートを作成していた時のことである。私はレポート作成時間が長いという欠点を抱えていた。作成したレポートは毎回上司に見て頂くのだが、「文章が難しい。」と言われた。文章が難しいのは記入内容を難しく考えていたからである。しかし記入内容をシンプルに考えるようにすれば、作成時間も減り、文書もコンパクトになった。上司から文章について改善点を指摘されることも減った。しかし、「~時まで」にやるという計画を立てても計画通りにいかないことが多かった。上司から作成時間を短縮するには要領よく行動するようにすればよいと指摘された。例えば百貨店、ショッピングモールを訪問する前から、訪問先店舗の情報を調べておくと、実際訪問した際に店内を観察しやすくなる。結果レポート作成時には考えがまとまっているので早く記入できるのである。

 このように上海の百貨店、ショッピングモールを訪問してはそのレポートを作成することを続けた結果、上海のマーケットに詳しくなり、物事をシンプルに考えることが少し出来るようになった。

 GIPに参加したことで、私は柔軟に考える力が向上した。物事をシンプルに考える癖がついた結果だと思う。


参加した3名は、貴重な経験をし、成長する事が出来たGIP(海外企業留学)プログラムでした。

2017年度GIP(海外企業留学)プログラムもどうぞよろしくお願い致します!

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