バイオ環境学部「本音で語ろう!座談会」女子編 vol.2 コロナ禍の授業スタイル

2021年08月06日

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コロナ禍で浮き彫りになった対面授業の本当の魅力

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藤井

コロナ禍の前の大学生活を知っているのは3年生だけですが、だいぶ変化はありましたか。

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女子F

そうですね。コロナ禍前までは講義後の課題も学校で完結していたことを家でやることになったので、よりクオリティを上げないといけないと思って、課題はしないといけないし、授業も受けないといけないし、となって大変でした。

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女子B

周りの子の様子がわからないので、自分のレポートが学内でどれくらいのできなのか、わからないのが不安でしたね。対面の時は、友達と相談しながらやっていたので、大体自分のクオリティがわかるのですが、オンライン授業になった途端、課題の出来栄えも自分の分しかわからないから戸惑いました。

(注:オンライン授業としていますが、オンラインのみ、オンデマンドのみ、その組み合わせのものなどを含めています)
 

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藤井

確か、昨年の春学期の途中で、オンライン面談をしたけれど、その時は今の3年生の皆さんは、友達と会えてはいないけれど連絡を取って課題とかに取り組んでいます、と話していましたよね。

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女子B

そうですね。確かにそうです。

*(3年生うなずく)

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藤井

それでいうと3年生はコロナ禍前に1年あって友達もいたのでいいけれど、新入生は大変だったのではないかしら。どうでしたか?今の2年生の方々は。

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女子A

私は友達と相談しながら課題をやっていました。私、ツイッターをやっていて入学当初から相談できる友達がいてラインとかでもやり取りしていたので、あまり困ったことはなかったですね。

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藤井

いつの間に連絡先のやり取りをしていたですか。オリエンテーションが1日あっただけだったけれど。

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女子C

ツイッターで「春から〇〇大学生」というのがあるんですよ。

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女子A

そう、それで、アカウントを作ってつながりができていました。私から声をかけないタイプだったので、声をかけてもらえてよかったです。

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女子C

(4月下旬から5月いっぱいまでは完全登校不可であった)食農学科は週1回実習があったので、4月中にはグループラインもできていたし、学年全体で仲良くなって、いろいろ相談して助け合っていました。

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藤井

SNSになじめない人は困ったかもしれませんね。

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女子F

私は、本当に知り合いがいなくて、秋学期になって大学に来るようになってから友達ができた、という感じでした。春学期は、以前からの知り合いに愚痴っていました。

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女子D

6月ぐらいからかな?週に1回スタートアップゼミに来れるようになって、そこでやっとゼミの人たちと連絡先を交換しました。

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藤井

1年生は今年(4月入学時)から対面とオンライン授業が半々ぐらいですよね。まあみんなには会えているからいいのかな?

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女子G

そうですね。

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藤井

ところで、授業方法としては、対面授業オンリーか、対面授業とオンライン授業両方のハイブリッドと世間では議論されていますが、どちらがいいですか。ハイブリッドの方がいいのではないですか?

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女子B

断然、対面だけのほうがいいと思います。対面とオンラインのハイブリッドは、どちらを優先して課題に取り掛かるべきか、予定がこんがらがってしまいます。オンラインを経験しているからこそ、対面授業の方が楽しいと思えるし、コロナ禍がなければ気が付かなかったかもしれませんが、意外な形で価値を見出せました。

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女子D

1時間目オンライン、2時間目は対面の場合、通学時間を考えると、対面授業が2限からでも1限が始まる前に学校にいって、1限目を学校の空き教室でパソコンで授業を受けて、2限目の対面授業に行くようにしています。

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女子E

ほぼ毎日普通に学校に来ています。

*口々に来ていると発言

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藤井

じゃあ、週5日来ている人はどれだけ?

*全員が手を挙げる

 

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藤井

全員なの?

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女子C

だから、毎日学校に来ているけれど、ハイブリッドだと、家に帰って授業を聞いて、課題する時間が必要になるんです。

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女子D

入学してからオンライン授業があるので、オンライン授業のない大学生活がわからないんです。

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藤井

そうですよね。比較ができるのは3年生だけですね。以前より対面授業が増えてきていますが、いかがですか。

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女子A

何より、友達と話せるのが大きいです。基本的に友達と話していたいので学校の対面授業のほうが楽しい。

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女子C

コロナ禍ではない普通の大学4年間を経験してみたかったなぁって思います。入学式があって・・部活の勧誘があって・・・教室で授業を受けて・・・

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女子D

入学式したかったなぁ。

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女子F

入学式したかったなぁ。

注:2020年度の入学式はコロナの感染拡大のため中止され、学科ごとのオリエンテーションで1日登校し、4月当初から原則オンライン授業であった。

教員の一言・・・

改めて、コロナ禍が学生生活に及ぼす影響の大きさを感じました。長い間「普通」とされていたことが、今はそうではありませんし、これから変化が起きてくるかもしれません。新たな「大学の普通の状態」をどのように創っていくのか、これは我々大学側に問われている問題だと思いました。学生の皆さんは、SNSなどを上手に使ってコロナ禍での学生生活を乗り切ってくれているみたいで安心しました。報道などでは遠隔授業のメリットも指摘されていますが、学生の皆さんの声を聴くと、対面授業のメリットの方が勝っているようです。状況をみながら、できるだけ対面授業を増やせていければと思います。

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