女性企業家講座三根 早苗氏:「化学者から女性起業家グループのリーダーへ」

2018年05月15日

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有限会社パワーエンハンスメント代表取締役

三根 早苗氏

「化学者から女性起業家グループのリーダーへ」

2018年5月15日(火)4限の「女性企業家講座~女性リーダーのキャリアデザイン」(京都太秦キャンパス)で、三根早苗先生(有限会社パワーエンハンスメント代表取締役/女性起業家ネットワーク わくらく代表)にご講演いただきました。

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主な経歴等

1998年 京都大学工学研究科 合成・生物化学専攻修士課程卒業
1998年 化学工業株式会社入社 有機合成研究所配属
2002年 同社退職
2002年 リラクゼーションサロンTournesol 開業
2004年 女性起業家ネットワーク わくらく設立
2005年 有限会社パワーエンハンスメント設立
2007年~2009年 京都大学経営管理大学院主催 再チャレンジのための女性起業家プログラム運営サポート(文部科学省推進プログラム)
2011年 関西ベンチャー学会 理事就任
2011年 関西ベンチャー学会内に女性起業家研究部会を設立
2013年 関西ベンチャー学会 副会長就任(~2015年)
2014年 近畿経済産業局「女性起業家プロジェクト」委員就任

三根氏は行動していく中で適性に気づかれ、女性起業家ネットワークのリーダーとしてご活躍されています。そのキャリア遍歴などについてご講演いただきました。
三根氏は佐賀県の製茶農家に生まれ、カレンダー通りに休める会社員に憧れ、大学院修了後は化学メーカーに就職されました。医薬品の開発にかかわりましたが商品化される可能性は非常に低く、仕事のやりがいに疑問を感じ、趣味で学んでいたアロマテラピーとネイルアートのサロンを2002年にオープンされました。
しかし、なかなか集客できず、経営力と営業力の必要性を痛感されました。そこで、同じような仲間と一緒に、人通りが多い場所で体験イベントを開催し、チラシ・名刺・HP(ホームページ)の作り方・接客方法などの勉強会をされました。5人で始めた活動が20人になり、2004年に会員制組織として「女性起業家ネットワーク わくらく」を設立されました。現在では会員数・活動領域ともに拡大して、会員は各地で活躍されています。
三根氏が起業支援されたカフェオーナーの事例などをご紹介いただき、起業資金の獲得方法などについても学ぶことができました。

◆受講生の感想

  • 今まで起業や自営業と聞くと、人生をかけて成功するか否かという極端でシビアなことだと思っていました。今までより起業や自営業に対するイメージがプラスになりました。
  • 起業はごく一部の人にしか出来ないと思っていましたが、今回のお話を聞いて、少し身近なものに感じることができました。
  • 将来自分が起業することがあれば、技術力・経営力・営業力、この3つを考えて行動しようと思いました。また、大学の友人とのつながりを大切にしていこうと思いました。
  • 補助金やクラウドファンディングなどが、そこまで起業を応援してくれることを知らなかった。カフェか民泊を起業したいと考えていたが、あまり現実的に前向きに考えられなかった。しかし、今回の話を聞いて、少し希望がみえた。

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