台湾留学レポート開南大学 交換留学レポート2020年度・岡紘太朗くん

2020年04月23日

台湾 開南大学に交換留学している岡紘太朗くんのレポートを紹介します!(2020年2月~2020年7月)

Monthly report 2月

僕は2/15に台湾へフライトしました。現在コロナウイルスが深刻なため授業が延期になり3/2からスタートとなり、2週間ほど現地ではなにもすることがありませんでした。前回も行きましたが、クレジットカードの仕組みやシムロックなどよく分かってないまま行ってしまったので、現地ではキャッシングができなく、現金難民になったり、SIMカードを貰っても現在使っているケータイが使えないなどトラブル続きでした。寮内ではほとんど中国語が飛び交っていて、仲良くなった日本人も現地の言葉を話せないのでとても不安でいっぱいでした。しかし最初の相部屋は全員日本人でわりと静かな子たちだったのできちんと勉強時間を確保できていたし、本当に暇でしたが充実はしていたと思います。

授業も始ると同時に部屋が移動となり、相部屋の人が変わったのですが、全員台湾人の子で内心、中国語が皆無な自分からしたら終わったと思いました。ですが皆英語学科だったと言うことで英語で話せたので生活には支障は全く無く、安心しました。そこでできた友達は以前カナダに留学していて英語も喋れるいわゆるバイリンガルで、日本語も少しだけわかります。そんな友達と出会い、毎日英語で会話をし、最初は全く喋れないし、授業はついていけないしとても不安でしたが、最近では未だ流暢ではありませんが、コミニケーションは取れていてだいぶ慣れてきたかなと思います。ですが単語不足がとても目立つなと思っています。わからない単語を授業で言われたら即ついていけなくなります。なので今の目標としては単語量を増やすことかなと思っています。

あと、せっかくなので中国語も並行して勉強しています。あくまで自分の憶測ですが、比較的英語より吸収力が高く、楽しんで勉強できています。バイリンガルの友達に英語で中国語を教えてもらったり、逆に自分が英語で日本語を教えるなど、効率よくギブアンドテイクも並行して生活しています。

まだまだですが焦らず1日1日を大切に頑張っていきたいと思います。

Monthly Report 3月

台湾に来て約2ヶ月が経ちます。先月提出したMonthlyReportの記録から大きく変わったことが一つあります。

それは中国語の勉強がメインになったとこです。いわば英語から中国語に乗り換えたと言うことです。
なぜ乗り換えたかと言うと、二つ理由があります。一つ目はもう一度自分は将来何がしたくてそのためには何が必要かを考え直した時に英語より中国語の方が必要なのではないかと思ったからです。将来バイヤーになりたいから英語を勉強していたのですが、バイヤーにも種類があって、本当に僕がやりたいバイヤーは実際には現地に行くバイヤーではないので絶対に必要ではないと思いました。正直毎日勉強していて、内心「どうせ日本に帰ったら言語を使わなくなって忘れるだろうな」と思っていました。でも自分の趣味であるショッピングをしに台湾の街へ出た時に、台湾にもこんなにいいものがあったのか。と、たくさんの知らないものに出会いました。それを日本にも広げたいし、逆に将来自分はお店を開いた時にそれが世界に進出できるようにするためには観光に来た客をきちんと対応していく力が大切だと思いました。日本のファッション街を歩いていても多く見るのはアジア人だし、アジアのインバウンドは確保しておきたい、なので将来バイヤーかつ店に立って働いていく上でまず中国語を学ぶ方がより効率が良いと思いました。

そして二つ目の理由は台湾で英語をしていても効率が悪いからです。周りに英語を喋れる子はいますが、あくまで第二言語です。ネイティブに比べたらすべて合っているわけではありません。最初からわかっていましたが、諦めずに続けてきた結果やはり効率が悪いと実感しました。なので中国語を優先してやろうと決めました。
なので毎日中国語の勉強をしながら、日本語を学ぶ台湾人と交流を繰り返し交互に教えあったり、自信を持って中国語しか話せない台湾人に話しかけたりなどインプットだけでなくアウトプットも繰り返して、まだ勉強を初めてたった3週間ですがものすごい成長していると思います。
早くたくさんアウトプットできるように必死に単語を詰めたり文法を詰めたりしている最中です。4/2〜4/6はゴールデンウィークがあったり、週末は学校がないのですが、まだアウトプットをできる力はついていないので部屋で勉強したり、たまに息抜きで友達と夜ご飯を食べに行ったりしますが、現在コロナがとても深刻な状況で自分自身とても恐れています。なので外出はできるだけ控えるよう自粛しています。せっかく他国に来ているので遊びに行ったりしたいのですが仕方のないことですし、いい意味でこれを機にまずは大人しく勉強していようと思っています。

今月は以上です。

taiwan - oka01.jpg
台北市 Dadaocheng Wharf

taiwan - oka02.jpg

taipei101

taiwan - oka03.jpg

Taipei 忠考敦化 zhong xiao dun hua

Monthly Report 4月

taiwan - oka06.jpg

今台湾ではコロナの感染者が0人と連続して続いているので、少しは気楽に外に出られるようになりました。なので週末は少し遠いところに出かけたりしています。今月は遊園地や温泉に行きました。まだ5月にもかかわらず30度を超える天気でとても暑いです。日本と違って湿度も高いので嫌な暑さで汗が止まりません。遊園地は入場料等で500元ほど。とても安いです。日本のようなクオリティのアトラクションはありませんでしたが、まだ楽しめる範囲でした。動物園もついていて、オラウータン、ミーヤキャット、ホワイトタイガーなどを見ました。台湾の遊園地はケータイのアプリでファストパスが取れたりする機能があり、どれもスムーズに乗れるので時間を効率よく使えました。

温泉では爬山という山まで車で二時間掛けて行き、山を下ると天然の温泉があるところです。山を降った後に水着に着替えて天然の温泉に入った時は、台湾の自然を感じられてとても有意義な時間が過ごせたと思います。天然の温泉自体に入るのが初めてで、とても神秘的でした。しかし帰る時はとても急な山を登らなければならなく、すごく大変でしたが死に物狂いで登りました。全く運動していなかったので体力には自信がなかったのですが45分で登りました。友達は1時間半ほどかかっていました。だいぶ中国語にも慣れてきたので、1人で電車にも乗れるようになったし、1人行動ができるようになりました。しかし成長が止まったり伸びたりの繰り返しで時々自信がなくなる時もありますが、こらえて残りの1ヶ月半も頑張って行きたいと思います。日本に帰ってからも勉強を続けてT O C F Lの試験を受けたいなと思っています。しかし、発音が肝心な中国語を日本で一人で勉強するとなると、少し困難なので、どうすればうまくやれるのかということが今の悩みです。

taiwan - oka04.jpeg

taiwan - oka05.jpg

Monthly Report 5月

台湾への留学生活も残すところあと2週間ほど。今思うととても早く感じます。時には日本が恋しくて早く帰りたいと思った事もあります。でも一番感じた事は、留学に来て語学を身につけた事ももちろん素晴らしい事ですが、なによりも国外に出て生活して感じた様々な成長がなによりも素晴らしいと思いました。こうして一歩ずつ大人になって行くのだなと感じました。僕は大学が県外なので一応一人暮らしをしていましたが、帰ろうと思えばいつでも帰れる距離だし、正直結構な頻度で帰っていたのでもちろん成長したことはありますが、今回の留学に比べたら比になりません。
コロナなどでとてもシリアスな状況でしたが、そんな状況を国外で過ごしたことが本当に素晴らしい経験を僕に与えてくれたと思います。もともと英語を勉強する為に台湾に来ましたが、まさか中国語に変更するなんて思いもしませんでした。コロナの関係や勉強に集中していてまあり外に遊びに行く事は少なかったですが、台湾人の友達と一緒にお昼ご飯を食べたり、コンビニでお酒を飲みながらおしゃべりしたり、一緒に勉強したり。そんな小さな思い出もそれも全て僕にとっては大きな思い出です。台湾には日本のように上下関係というものがあまり無く、みんな優しく接してくれて、本当に素晴らしい国だったなと思います。そんな素晴らしい国で得た経験を将来に活かして、友達に直接的ではありませんが間接的に何か恩返し出来たらいいなと思っています。日本に帰っても中国語の勉強は続けて、自分の武器になるように頑張りたいと思います。
本当にいい経験でした。

對台灣的留學有剩下差不多兩個禮拜。現在想起來一轉時間就過去。有時候想念日本、所以心裡有想回日本的心情可是最感覺的事情是固然在台灣掌握中文,也離開日本去外國生活就成長了很多。就是感覺最好。經過這樣的經驗我感覺一步一步得成長大人。我家在愛知但是我的大學是在京都的關係、我一個人住。但只要想回家隨時都能回到家。真是常常回家,所以當然有些成長可是留學生活不能比。
因為武漢肺炎的關係、情況很嚴重可是這樣的情況裡在外國花時間讓我得到很大的經驗。本來打算在台灣要學英文可是在中途改讀中文。原本以為決定要學英文沒想到學中文。因為武漢肺炎和我專心讀書的關係、不太能出去玩 可是跟台灣朋友在一起吃午餐、在便利商店一邊喝酒一邊聊天或在一起讀書等等。再說這樣的小事情是全部都我的最棒的回憶。在台灣好像沒有日本的上下關係,大家都很溫柔。台灣是真不錯的國家感覺的啦。這樣的國家裡得到經驗、有一天想報恩給台灣朋友或台灣。回日本的時候也繼續讀中文,而且要努力把中文當我的武器。真是不錯的經驗感覺的啦。謝謝。

留学まとめレポート 岡 紘太郎

2/15〜7/4の約5ヶ月の留学生活最後のレポートです。今思うと、時間が過ぎるのはとても早いです。京都で一人暮らしをしていて、親や地元の友達と離れる生活には慣れていると思っていたのですが、帰りたいなと思った事もありました。それほど日本の素晴らしさを離れて実感しました。もちろん留学した台湾もとても素晴らしい国でした。

何よりも一番感じたことは、文化です。台湾には上下関係はあまり無く、皆が対等な立場です。ですから、思ったことははっきり言うし、行動もはっきりとしています。それがたまに裏目に出る事もありますが、少なくとも自分にとってはぴったりな国だなと思いました。上下関係がないという点で、先輩後輩など皆関係なく接しあっていて、とても仲の良いように感じられました。礼儀としての上下関係も大切ですが、台湾人の人の良さはこのような面が関係してくるのかなと思いました。

あとは教育のシステムです。僕は最初英語をやるつもりで台湾に来ました。実際、英語学科の生徒は皆、個体値はバラバラでも話せる人は少ないんだろうなと思っていましたが、それが全く違いました。クラスのほとんどがペラペラな状態でした。何よりも驚いたのが、ほとんどが留学経験がないそうです。ではなぜ日本人は、早くて小学校、または中学から初めて高校までの約6〜12年もの月日をかけて英語を学んでいるのに英語が話せないのか。それはやはり、日本の外国語に対する教育システムが全て受験のために存在しているからです。実際受験ではスピーキングは無く、僕の経験では、中高と英語を教えるのは日本人の先生でした。なので、わからないことがあったら質問する時は日本語だし、英語の授業の中でほとんど使われているのが日本語です。だから日本人の大半と生徒は、英語を読めるし聴けるけど話せないと言う状況がほとんどです。しかし、実際に現地にいればそうはいきません。途中で中国語に変更しましたが、僕は台湾人になったつもりで、生活していました。語学を学ぶ時に、頭の中で日本語に翻訳すると言う無駄な手間を省くため、一つ一つの文法や単語をフィーリングで感じながら学びました。覚えようとはしていません。覚えようとするとストレスがかかるので、日本人として日本で生きてきて語学を得たように、自然と手に入れるようにしてきました。

そんなこんなで台湾での生活もあっという間でした。嫌になる時もありましたが、毎日継続して0からスタート。約3ヶ月ちょっとでなかなかのレベルまで達したことは、この留学生活を終えて実感しました。それと同時に、やればできると言うことを改めて感じました。この経験を今後の人生のバネとして生かせるようにこれからも頑張っていきたいと思います。

taiwan - oka07.jpg

taiwan - oka08.jpg

前の記事へ

次の記事へ

一覧へ戻る

このページの先頭へ