「シリーズ特別講義B」~社会の第一線で活躍中の方のお話しを聴く~ 「ヤマサ蒲鉾における食の安全安心への取り組み」ヤマサ蒲鉾株式会社取締役品質管理部長:黒田信行先生

2018年12月05日トピックス

「シリーズ特別講義B」はバイオ環境学部3学科の2年生以上に開講されている科目で、今後社会人になるためのキャリアアップに繋げるための15回にわたるオムニバス講義です。この授業では、産業界(食品、化粧品、医薬品、等)あるいは研究機関の第一線でご活躍されている方を講師にお招きし、講演して頂いています。

「ヤマサ蒲鉾における食の安全安心への取り組み」

ヤマサ蒲鉾株式会社取締役品質管理部長:黒田信行先生

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第11回は、魚肉練り製品の商品を販売している会社で、品質管理の責任者としてご活躍中のヤマサ蒲鉾株式会社取締役品質管理部長の黒田信行先生に「ヤマサ蒲鉾における食の安全安心への取り組み」と題してご講演して頂きました。

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まず、簡単にヤマサ蒲鉾株式会社についてご紹介頂き、魚肉練り製品(いわゆる「かにかま」など)の紹介と、姫路工場の概要からキャラクターの「さっちゃん」の紹介までして頂きました。

次に、これまでに日本国内で起きてきた食品事故の事例をあげながら、食品会社における品質管理、安全性担保がいかに重要かと言うことについて説明して頂きました。また、このような重大な事故が起こるたびに安全性に関する法律や行政も変わってきたこともお話しして頂きました。

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実際に、企業としての安全への取り組みに関しては、FSSC22000と言う最も厳しい外部機関による安全認証をはじめ、数多くの認証を取得しているとのことでした。これについては、さながら工場見学をしているように、具体的に多くの工場内の写真を紹介して頂いて説明して頂き、学生も安全に製造することへの意識の重要性を認識していたようでした。

最後に、お客様に「安全」だけではなく「安心」して頂けるための企業努力についてもお話しして頂き、講義を終了しました。

次回は、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社検査部の森本隆司先生を講師にお招きして行います。

(バイオ環境学部 バイオサイエンス学科 教授 藤田裕之)

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