第一回京都丹波スマート農業勉強会の開催

2019年02月12日トピックス

「第一回京都丹波スマート農業勉強会 ~身近になってきた農業×ICT~」が、2019年2月7日に本学にて開催しました。本研究会は、今後の農業者の減少・高齢化に対応するため、ICTの活用による生産性の向上や地域のニーズに合わせた出荷・流通の実現が期待されていることから、新技術についての理解を深めることを目的に、本学と京都府農林水産技術センター南丹広域振興局の共催により開催されました。
当日は、南丹地域の農業者の皆さま42名や本学学生46名など102名が参集し、「農業分野におけるICT等の先進技術導入の動きについて」講師:森川晃行技師(京都府農林水産技術センター企画室)、「スマート農業が変える農業の未来について」講師:平川 喬氏(株式会社NTTドコモ 第一法人営業部 農業ICT推進プロジェクトチーム プロジェクトリーダー)からそれぞれ講演があり、農業、水産業、畜産業の各分野での最新事例が数多く紹介されました。

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大教室は、ほぼ満席となりました。

質疑では、「たくさんの具体的な事例が紹介され、スマート農業のイメージが鮮明になった」、「労働負担が小さくなるので、農業での需要が大きくなるだろう」、「導入しても他産地と差別化できるよう、地域の実態に適応した技術開発をしてほしい」、「高齢者への普及・啓発がむずかしいのでは?」「職業としての農業の魅力アップにつながることを期待する」など、数多くの意見が寄せられました。

本学においては、引き続き、実践的な人材育成の観点から、本研究会などを通じて得られた農業現場の実態や課題、最前線の農業技術情報などを、修学メニューの材料のひとつとして役立てて行きたいと考えています。

(食農学科 藤井 孝夫)

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