教員紹介
山本 淳子 YAMAMOTO Junko
学部・学科
国際学術研究院
職名
教授
学位 | 博士 (人間・環境学) 京都大学 |
---|---|
所属学会 | 日本文学協会(委員) 中古文学会(委員) 和歌文学会 和漢比較文学会 北陸古典研究会 |
専門分野 | 平安時代の文化・文学と社会 |
略歴 | 京都大学文学部卒業 |
担当科目 | アカデミック・ライティングⅠ・Ⅱ、数的処理Ⅲ・Ⅳ、日本文化論A、京都文化学概論A・B、王朝文化論、基礎ゼミⅠ・Ⅱ、フィールドワーク京都A・B、専門ゼミA~D、【院】日本古典文学特論A・B(隔年開講)、【院】日本古典文学研究演習A・B |
お問い合せ |
研究内容
文学作品や歴史資料によって、平安時代の社会と人のあり方を考え、その中を生きた人たちの思いを掘り起こすことを目指している。 業績はCINIIをご覧ください。
研究キーワード | 紫式部、清少納言、藤原道長 |
---|
著書
- (単著)平安人の心で「源氏物語」を読む (朝日選書),朝日新聞出版,2014年6月25日
- (単著)私が源氏物語を書いたわけ 紫式部ひとり語り,角川学芸出版,2011年10月25日
- (単著)紫式部日記 現代語訳付き (角川ソフィア文庫),角川学芸出版,2010年8月25日
- (単著)源氏物語の時代―一条天皇と后たちのものがたり (朝日選書 820) ,朝日新聞社,2007年4月25日
- (単著)ビギナーズ・クラシックス日本の古典 紫式部日記(角川ソフィア文庫),角川学芸出版,2009年4月25日
- (単著)紫式部集論,和泉書院,2005年3月15日
- (単著)紫式部日記と王朝貴族社会,和泉書院,2016年8月10日
- (共著)源氏物語が読みたくなる本,グラフ社,2009年7月5日
- (共著)誰も教えてくれなかった「源氏物語」本当の面白さ(小学館新書),小学館,2008年10月6日
- (単著)枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い(朝日選書),朝日新聞出版,2017年4月25日
- (共著)にすいです。,角川書店,2013年1月31日
- (共著)本朝麗藻簡注,勉誠社,1992年7月20日
- (共著)紫式部の方法,笠間書院,2002年11月15日
- (共著)源氏物語と紫式部 研究の軌跡,角川学芸出版,2008年7月30日
- (共著)紫式部日記の新研究 表現の世界を考える,新典社,2008年5月12日
- (共著)藤原彰子の文化圏と文学世界,武蔵野書院,2018年10月15日
- (共著)源氏物語 煌めくことばの世界Ⅱ,翰林書房,2018年4月24日
- (共著)新時代への源氏学 4制作空間の〈紫式部〉,竹林舎,2017年4月5日
- (共著)指導書 古典A 1物語古文編,東京書籍
- (共著)指導書 精選古典B 古文編Ⅱ部,東京書籍
メッセージ
私が紫式部の研究を始めたきっかけは、紫式部が日記の中で、漢文の能力を父から嘆かれたと記しているのを読んだことでした。せっかく能力があったのに、男性でないために嘆かれて、紫式部は悲しかっただろうと考えたのです。いつの時代にも、世の中には空気があって、人はそれから自由にはなれません。ではそんな中で、どのように生きたのか。歴史の中の人々の一人一人を丁寧に見てゆくことで、彼らの心を汲み取り、今を生きる糧にしたいと考えています。