教員紹介

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小山 智朗 KOYAMA Tomoaki

学部・学科

職名

教授

学位

博⼠(教育学) 京都⼤学

所属学会

⽇本⼼理臨床学会
⽇本学⽣相談学会

専門分野 心理臨床学
略歴

1999年4月〜2015年3月 宝塚市立教育総合センター教育相談課 その他 教育相談員
2001年4月〜2005年3月 佛教大学学生相談室 その他 カウンセラー
2004年4月〜2019年9月 ⼤阪⼯業⼤学情報科学部学⽣相談室 その他 カウンセラー
2008年4月〜2019年9月 兵庫県教育委員会 その他 スクールカウンセラー
2010年4月〜2019年9月 ⼤阪経済⼤学 その他 ⾮常勤講師
2011年4月〜2012年3月 追手門学院大学 その他 非常勤講師
2015年4月〜2019年9月 佛教⼤学 その他 ⾮常勤講師
2019年10月~2020年9月 ⾹川⼤学保健管理センター 講師

担当科目

臨床心理実習B、臨床心理実習C、心理演習

研究内容

心理臨床において、自分の可能性を懸命に生き、他者や世界と深く関わり合う体験を通して、絶えず自らを変えていく<私>という主体がいかに生成するのか、またセラピストはいかに関われば良いのかを研究している。

研究キーワード 心理臨床、<私>の生成、事例研究、主体、学生相談、スクールカウンセリング
論文
  1. 自殺企図を機に来談した青年期男性との面接 単著 京都大学大学院教育学研究科心理教育相談室紀要 2010年4月

  2. 心理臨床場面において生起するセラピストのヴィジョンに関する一考察 単著 京都大学大学院教育学研究科紀要 2011年

  3. わが国における「発達障害」への心理療法的アプローチ : 事例のメタ分析による類型化の試み 永山 智之,小山 智朗,小木曽 由佳 共著(セカンドオーサー) 心理臨床学研究 2013年2月

  4. 〈私〉の確立という視点からみた自閉症を抱える子どもへのプレイセラピー : 四つの観点からの一試論 単著 心理臨床学研究 2013年4月

  5. 〈私〉の生成という視点からみた神経症的なありかたを抱える女子中学生への心理療法 : 三つの観点からの一試論 単著 心理臨床学研究 2013年10月

  6. ある知的障害を抱える少年の〈私〉の生成 : 「有限」と「無限」の弁証法的プロセスを通して 単著 心理臨床学研究 2014年8月

  7. わが国の広汎性発達障害への心理療法的アプローチの歴史的展望 永山 智之,鈴木 瑠璃,竹中 悠香,田附 紘平,千葉 友里香,山口 昂一,小山 智朗 共著(ラストオーサー) 追手門学院大学心の相談室紀要 2016年

  8. ある母親の〈私〉の生成プロセス : 「水平性をめぐる動き」「垂直性をめぐる動き」という観点から 単著 心理臨床学研究 2017年12月

  9. わが国の自閉スペクトラム症への心理療法的アプローチの現状分析 : 知的障害の有無・発達段階による差異 永山 智之,小山 智朗,千葉 友里香,田附 紘平,山口 昂一,竹中 悠香,山川 瑠璃 共著(セカンドオーサー) 兵庫教育大学研究紀要 2018年9月

  10. 心理臨床における<私>を生きるという視点の意味-「水平性をめぐる動き」と「垂直性をめぐる動き」からー 単著 京都大学提出博士論文 2019年7月

  11. 現代学生の「自立」イメージについての考察 高田純,中川恵利子,小山智朗,鎌野寛,永尾幸,野崎篤子,泉慈子,溝口有希子,坂東千秋 共著(セカンドオーサー) 香川大学保健管理センター紀要 2020年3月

  12. 心理療法において過去の体験を語る意味とは?『おもひでぽろぽろ』における主人公の変容プロセスから 単著 香川大学保健管理センター紀要 2020年3月

著書

  1. 主体⽣成プロセスをまなざす観点呈⽰の試み ⼼理療法における「私」との出会い

  2. 発達障害をかかえる⼦どもの⺟親⾯接 「発達障害」と⼼理臨床 京都⼤学⼼理臨床シリーズ

  3. ユングのタイプ論 : フォン・フランツによる劣等機能 : ヒルマンによる感情機能 共著 Franz Marie-Louise von,Hillman James,今⻄ 徹,奥⽥ 亮,⼩⼭ 智朗,⾓野 善宏

  4. おとぎ話のなかの救済 : 深層⼼理学的観点から 共著 Franz Marie-Louisevon,⾓野 善宏,⼩⼭ 智朗,三⽊ 幸枝

メッセージ

心理臨床の現場では、来談者が変化していく神々しい瞬間に立ち合えたり、深いつながりの実感を味わえるなど、日常ではまず味わえない体験をすることがあります。一方で、激しい怒り、苦しみ、戦慄するような恐怖を体験することもあります。その意味で、「魅力的だけどしんどい」「しんどいけど魅力的」な世界です。 
私の役目は、講義や実習を通して皆さんを心理臨床の世界へと誘うことです。真剣に取り組むなら、大きく成長できる機会となりますし、そんな皆さんの成長を支えたいと思っています。 

関連リンク

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