教員紹介
学位 | 博士(心理学) 九州大学 |
---|---|
所属学会 | 2020/04 日本心理学会 |
専門分野 | 認知心理学 知覚心理学 実験心理学 |
略歴 | 2017/04~2018/03 筑波大学人間系 研究員 |
担当科目 | 知覚・認知心理学,心理学実験,数的処理Ⅳ,アカデミック・ライティングⅡ,QOLの探求 |
お問い合せ |
研究内容
現在では以下の2つの研究プロジェクトを進めています。
- 360度の視空間認知特性の解明
周囲の情報を認識することを視空間認知といいます。
このプロジェクトでは,バーチャルリアリティ技術を利用することで,360度の視空間認知特性を計測し,その背景にあるメカニズムの解明に挑戦しています。
主な研究成果として以下の3点があります。
1)360度の周囲の情報の対するアクセスしやすさのマップを開発しました(Harada & Ohyama, 2019)。具体的には,人は真後ろにある情報に対してアクセスしにくいのですが,この傾向は高齢者では大きくなりました。
2)360度空間における注意の配分は顕著性(情報の目立ちやすさ)の影響を受けることを明らかにしました(Harada & Ohyama, 2020)。
3)顕著性の高い情報を用いて,ユーザの認知を支援する技法を開発して有効性を評価しました(Harada & Ohyama, 2021)。 - 視覚的に変化する表情に対する感情認知特性の解明
しかめっ面をしている人を見ると,「この人は不機嫌だな」と感じることはありませんか?
このように,他者の表情からその人の感情状態を推測することを表情認知といいます。
このプロジェクトでは,「どのような要因が表情認知に影響を及ぼすのか」や「その影響にはどのような個人差があるか」といった表情認知のメカニズムを検討しています。
そして,これらの基盤的な知見に基づき,表情認知を支援する技術の開発に取り組んでいます。
研究キーワード | 視覚認知、注意、感情、表情認知、認知の個人差 |
---|
論文 |
|
---|