工学部

ABOUT

工学を通じ、自分と社会を学び、
めざしたい道をつかむ4年間。

いちはやく実践の場で活躍できるプロフェッショナルをめざして。
1年生から手を動かす授業で、工学の面白さを発見。自分から考えて行動する「自立力」や「洞察力」を養いつつ、工学に使える数学や物理、英語力も修得します。
3・4年生では、企業のリアルな課題に向き合う授業を通して、自分のめざす分野を見つけだし、
専門性を強化。幅広い専門領域は、どれも産業・社会と深くつながっており、工学の枠を超えたあらゆる場面で活躍の力となります。

日本の工学部初!一期生、初めてのキャップストーンプロジェクト2022

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キャップストーンプロジェクトの概要はこちら


海外から訪れる多くの留学生と共に学べる

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Electronic Motor Technologies

例えばモータひとつとってみても、それらを支える基礎技術・応用技術だけでなく、さらなる進化を可能にする技術革新の手法など、様々な要素が密接につながりあっています。京都先端科学大学の工学部では、各領域のエキスパートが教員として授業やゼミ、プロジェクトを担当します。

工学部での学修を充実させるためのサポート体制

工学部は1年生の秋セメスターから、外国人留学生とともに英語で工学の専門分野の学びを深めていきます。
工学部での学修を充実させるために、さまざまなサポート体制を整えています。

●学生1名に3名の工学部教員がアドバイザーとして付き、大学生活をサポートします。
●1年生の秋セメスターに受講する「工業数学」「物理工学」に向けて、春セメスターに本学部での学びに必要な高校数学を学ぶ「リメディアル数学」講座を実施します。(授業は日本語でおこないます)
●1、2年生の専門基礎科目では、授業担当教員に加えて複数名の教員を教室内に配置して、学生のみなさんをサポートします。わからないところがあればいつでも質問できます。また、英語で授業を実施しますが、日本語での補足もおこないます。
●全学生が利用できる「英語サポートデスク」とともに工学部独自の「学習支援室」を設置しています。10名程度のスタッフが常駐し、休み時間、放課後など授業時間外でもいつでも質問できる環境を整えています。

施設Facility

先進的な学習環境が整う南館を新設。最先端の設備を活かした実験など、実践的な学びに打ち込めます。世界から優秀な学生が集う学生寮も併設しています。

学びの特色FEATURE

実践&社会とつながる学びで
社会を動かす人材へ。

1

実践重視の工学教育

入学後すぐにロボット、マイコン応用システム、webアプリの製作に取り組み、モノづくりの面白さを体感することから始めます。つくりたいものを創造するために必要となる力を系統的・計画的に学ぶほか、多彩な専門科目を実習や実験、演習と組み合わせ、実践を通して理解を深めていきます。

2

電子教材を活用した学び

専門的な科学技術計算ソフトウェアや多彩な電子教材を使い、たとえば数学の高度な計算や物理学のシミュレーションなどを誰でも行えるようにします。キャンパスでの授業、演習、実験はもちろん、自宅学習でも電子教材を有効活用して高度な学びに取り組めるようにし、専門的な力を効率的に養います。

3

世界で「使える」英語

世界のエンジニア・研究者と協働できる人間力の土台として、工学部は英語力も重視します。ベルリッツと連携した実践型英語プログラムを用意し、1・2年生で重点的に学習。そして、英語で開講される専門科目を受講することで英語力に磨きがかかり、世界で働ける水準の英語力が養成されます。

4

キャップストーンプロジェクト

身につけた知識や技能を統合し、企業が現場で直面している課題解決に取り組む正課科目です。
プロジェクトを通して、工学部の学生は3年次から社会の実際の課題を知り、4人1組のチームで自律的に課題解決を1年間にわたり進めていきます。その間、企業エンジニアと教員から様々なアドバイスを受けます。社会とつながるリアルな体験は究極のインターシップとも言えるでしょう。

 

【2022年度キャップストーンプロジェクト参画企業】

株式会社キャステム、株式会社島津製作所、株式会社SCREENホールディングス、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、日本システムウエア株式会社、日本電産株式会社、ペンタリンク株式会社、マイクロニクス株式会社、株式会社松井製作所、株式会社Monozukuri Ventures、ローム株式会社(社名五十音順)

工学部からの進路想定

モータ・機械・自動車・医療機器・産業用ロボット・家電・食品・自動車部品・デバイスなどのメーカーの設計・生産・開発・品質管理の各部門の技術者、セールスエンジニア、大学院進学(修士課程、博士課程)など。

工学部新設の想いmessage

社会とつながる学びで、
社会を動かす人材へ。

工学部長 田畑修 

工学は、あらゆる産業や生活と深く結びついています。
どんなものづくりにも工学が必要だし、医療や農業の進化も工学とは切り離せません。
ロボットはこれから先、産業用だけでなく医療用・家庭用にも展開されていくでしょう。
工学を身につければ、ほぼすべての分野で活躍できると言えます。
そんな工学をうまく社会に活かすため、医療・農業・コミュニケーション・経済といった他学部との連携にも大いに期待しています。
これまでにない工学部から、これまでにないユニークで優れた人材を、世の中にたくさん送りだしたい。
女性も多く学び、留学生と英語で議論を交わし、企業といっしょに課題を考えるキャンパス。そんな新しい学びの場で、これからの社会を動かす力を蓄えてみませんか。

先生・
学生から一言VOICES

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先生から一言

工学部 機械電気システム工学科

佐藤 啓宏 講師

教員紹介ページへ

進化を続ける高度なA Iを活用して
人間と同じようなことができるロボットをつくり、
実用化したい

私は人間みたいなロボットを作りたくて研究をしています。近年、AIは非常に進化し、2022年には、人間と同じように会話できる大規模言語モデルChatGPTや、言葉から想起されるイメージを描くStable Diffusion2といった、高度なAIモデルが発表されました。まだ人間を超えるレベルではありませんが、今後技術が進むにつれ、AIの能力は人間を凌駕するようになるでしょう。優秀なAIの良い面は人間に楽をさせてくれること、悪い面はモチベーションを削ぐことです。超優秀なAIが来ても、自分の意思で好きなことをやり続ける強さをもつことが大事です。
今、AIの外身となる人の顔型のロボットを作っており、プロトタイプが完成したら、一緒に講義をしてもらおうと思います。オススメ入門書のタイトルはA I 2 0 41ですが、「AI2023」と置き換えて読んでみてください。

オススメ入門書:カイフー・リー(李 開復)(著)『AI2041 人工知能が変える20年後の未来』(文藝春秋)

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先生から一言

工学部 機械電気システム工学科

梁 滋璐(リャン ジールー) 講師

教員紹介ページへ

A I 搭載のユビキタスコンピューティングを
健康やウェルネスに活用する未来を描く

コンピュータゲームから得られるのは楽しさだけではありません。シリアスゲームは、新しいスキルや良い習慣の習得、脳の記憶の訓練、さらには、認知症などの病気の治療にも役立ちます。ウェアラブルデバイスと統合したゲームは、ユーザーの活動、場所、環境、気分に合わせてゲームの内容を調整できます。
私の研究室では、いつでもどこでも誰もが使える革新的なセンシング、インフォマティクス、インタラクション技術の開発に取り組んでおり、幅広い技術シーズを活用して、個人の健康、ウェルネス、自己啓発のためのアプローチ技術を確立することを目指しています。
スマートウォッチに搭載されたAIヘルスコーチは、全身の健康状態が詳細にわかるため、生活パターンから病気の発症の可能性を予測し、発症を防ぐための行動療法をゲーム形式で処方できるようになるでしょう。AIを活用したユビキタスコンピューティング技術が日常生活のあらゆる場面に浸透し、個人と社会の繁栄に貢献すると考えています。

オススメ入門書:Michael Milton(著)、 大橋 真也(監訳)、 木下 哲也(翻訳)『Head Firstデータ解析 ―頭とからだで覚えるデータ解析の基本』(オーライリージャパン)

From Games to Wearables: AI-Empowered Ubiquitous Computing Technologies for Health, Wellness and Self-Development

Do you like playing video games? Do you know that games are more than just fun? In fact, carefully designed serious games can help people learn a new skill, form a good habit, train the working memory of the brain, and even serve as a treatment to chronic diseases such as dementia. Games that integrate with wearable devices can even adapt the content of the game to users’ activity, location, surroundings, mood, and emotions. Imagine an English learning game pop up some new words of sweets on your smartwatch screen when you are at a confectionary, or a sleep hygiene game encourages you to get out for some sunlight early morning in order to earn a snack for your digital pet.
At the ubiquitous and personal computing lab at KUAS, we are developing innovative sensing, informatics, and interaction technologies that anyone can use anytime and anywhere. Leveraging a wide spectrum of technological seeds including eye tracking, wearable brain imaging, AI, and gamification, we aim to establish a sustainable approach towards personal health, wellness, and self-development. The inefficiency in many aspects of our current society—the education and healthcare systems for example—create a significant loss of time and productivity. AI-empowered ubiquitous computing technologies has great promise to change the landscape. We are so excited to imagine a future where students won't need to take exams because their favorite wearable brain scanners will have already notified the instructors that the majority of the students are struggling with chapter 6. We also envision a future where the annual health checkup at workplace will become an outdated concept because the AI health coach on your smartwatch is continuously monitoring your vital signs and biochemical indicators, based on which you can generate a holistic health profile with great details at any time needed and at much lower cost. The AI health coach will also be able to predict the possible onset of diseases such as dementia and diabetes based on your lifestyle patterns, and subsequently prescribe behavioral therapies in the form of a game to prevent those diseases from happening. We believe that the AI-empowered ubiquitous computing technologies will permeate every aspect of our everyday life and will contribute to the thrive of individuals and the society.

Ubiquitous and Personal Computing Lab

大学院について

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工学研究科機械電気システム工学専攻

キーワードは"創造"。
複数分野を統合するアプローチで、「新たな技術や学問を創り出せる人材」を育成する大学院。
新しい概念を“創造”することによって次世代の産業と新たな価値の創出の貢献できる高度な専門知識を有した技術者・研究者を育成します。
学生は研究室に配属され、グローバルに活躍する国際色あふれる教員陣が最先端の研究設備を揃えた研究環境でORT(On the Research Training)を実施します。

工学研究科ページはこちら

大学院ガイドブック ダウンロード

学生から一言VOICES

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大学院生の声

工学研究科

パタラニツシリタマラクさん

タイ出身 2020年9月入学

KUASに応募するまでは、言葉の問題で日本に来るのは簡単ではないと思っていました。しかしKUASは、工学部で完全英語のプログラムを用意してくれました。応募には日本語は必要なく、コースを取るまでは日本語を勉強しなくてもよかったのです。日本語なしに日本で暮らすのに少し後ろめたさがありましたが、KUASのスタッフのおかげで全く問題ありません。とても優しくて助けてくれるのです。これまで身に付けてきたコンピュータ技術とソフトウェア開発の経験に加え、KUASで新しく学ぶ機械・電気技術に関する知識、そしてZiluLiang先生主催の研究室でデータサイエンスとAIに関するスキル、そのすべてを総合して「人々の健康意識を高める」というミッションを達成したいと思います。

教育ポリシーPOLICY

教育目的

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

学修成果評価の方針(アセスメント・ポリシー)

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