教員紹介
学位 | 博士(文学 立命館大学) |
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所属学会 | アート・ドキュメンテーション学会、京都俳文学研究会 |
専門分野 | 近世出版史、近世文学、文化情報学、デジタル人文学 |
略歴 | 2010年 立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了 |
担当科目 | スタートアップゼミⅠ・Ⅱ、基礎ゼミⅠ・Ⅱ(京都文化探究)、京都文化学概論A・B、、未来展望ゼミ、アカデミック・ライティングⅠ・Ⅱ、数的処理Ⅲ・Ⅳ、【院】日本古典文学特論D、【院】人間文化基礎特論 |
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研究内容
近世(江戸時代)の出版を研究しています。特に、印刷の道具でもあり、出版権(版権、板株)を体現する存在でもあった板木に注目した出版研究を実践しています。それに伴って、史資料をデジタル化して蓄積・活用するデジタル人文学の手法を取り入れて研究しています。
研究キーワード | 近世出版、板木、出版記録、デジタルアーカイブ |
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論文 | 1.【収蔵品の紹介】立命館大学アート・リサーチセンターの板木コレクション,金子貴昭,アート・リサーチ(23-2),2022 2.募句ちらし板木二点,金子貴昭,俳文学研究(75),2021 3.『奥細道菅菰抄』の板株再考,金子貴昭,俳文学研究(71),2019 4.研究ツール創出を目的としたデータベース構築―立命館大学アート・リサーチセンター「板木ポータルデータベース」を中心に―,金子貴昭,日本歴史(848),2019 5.浮世絵研究における板木研究の課題,金子貴昭,美術フォーラム21(34),2016 6.流行歌から見る歌詞の年代別変化,大出彩・松本文子・金子貴昭,人文科学とコンピュータシンポジウム論文集,2013 7.Digital Archiving Printing Blocks and Establishing Woodblock Bibliography,Takaaki Kaneko,Scholarly and Research Communication(3-4),2013 |
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著書
1.西川祐信『正徳ひな形』―影印・注釈・研究 ―、臨川書店、2022、共著
2.近世出版の板木研究、法藏館、2013、単著
3.イメージデータベースと日本文化研究―バイリンガル版、ナカニシヤ出版、2010、共著
4.風俗絵画の文化学―都市をうつすメディア、思文閣出版、2009、共著
メッセージ
江戸時代の面白いところは、現代の私たちのわりと身近に、江戸時代のホンモノがたくさん存在するという点です。ホンモノと対話して、それらが持つ情報を引き出していく、そうした学びを提供します。そしてそれらをデジタル化し、多くの人と共有できる形で蓄積し、活用していく手法をともに考えていきましょう。