挑戦したい!
に応える

Empowering your challenges!
KUASの工学部では、企業が抱えている「困った」を
学生と企業が協業しながら解決するカリキュラム
「キャップストーンプロジェクト」に3年次と4年次で取り組みます。
企業のエンジニアにアドバイスをもらいながら自分たちで知恵を
絞って課題に取り組むことで、視野が広がり、現場で必要な知識や技術、
コミュニケーション方法などを実践的に学ぶことができます。
ほかにも「仲間とロボットコンテストに出たい!」
などの挑戦を応援する「コーナーストーンプロジェクト」にも
学生たちは積極的に参加。企業や仲間とプロジェクトを進めていく
リアルな体験は、卒業後も役立つ経験になります。
KUASの工学部では、企業が抱えている「困った」を 学生と企業が協業しながら解決するカリキュラム 「キャップストーンプロジェクト」に3年次と4年次で取り組みます。
企業のエンジニアにアドバイスをもらいながら自分たちで知恵を 絞って課題に取り組むことで、視野が広がり、現場で必要な知識や技術、 コミュニケーション方法などを実践的に学ぶことができます。
ほかにも「仲間とロボットコンテストに出たい!」 などの挑戦を応援する「コーナーストーンプロジェクト」にも 学生たちは積極的に参加。企業や仲間とプロジェクトを進めていく リアルな体験は、卒業後も役立つ経験になります。

企業の「困った」を解決! キャップストーンプロジェクト

Case Study

作るモノによって変わる
工程と作業スペースを
パッと一目でわかるように管理したい

課題を出した企業
株式会社ナカサク (本社:滋賀県湖南市)
指でつまめるほどの小さなメーキャップ用品を作る装置から、ビルのような巨大工場内の生産設備まで、オーダーメイドで設備や装置を作る「ものづくり屋」さんです。ナカサクに頼めば何とかなる!と困りごとの相談や新しい装置の依頼が絶えません。
課題
モノづくりの現場で工程スケジュールと作業スペースを連動させる
生産工程管理パッケージソフトの開発
製造や開発の現場では、限られた工場の作業スペースを効率的に活用することが求められます。そこでナカサクでは担当者が表計算ソフトのExcelで作業スペースの管理を行っていましたが、非常に手間がかかり、何か良い方法は無いかと困っていました。そこで、Excelマクロ(VBA)であれば、社内に使える人が多いため「生産の工程管理と工場スペースを一気に管理できるExcelマクロを活用したプログラムの開発」を課題として提出されました。
Interview
株式会社ナカサク
亀田 長久 常務

学生がエンジニアとして最後まで課題に取り組み、工場で使えるレベルのプログラムが完成

工程によって変わる工場内のスペースを管理

工場内には、組み立てる多数の部品や加工機械、その他の装置が常に存在します。装置を組み立てる際には、まずはバラバラの部品を広いスペースに配置し、部品が組み上がるにつれて必要なスペースは徐々に小さくなり、最終的にはテスト運転のための場所となり、作業内容に応じて変化します。モノづくりにおいてスペースの管理は非常に重要ですが、工程管理ソフトでスペースまで管理できる市販のソフトは存在していませんでした。

企業内最終発表会
粘り強い開発で運用までこぎつける

担当したグループ4人はそれぞれエンジニアとして積極的に責任を果たそうと、果敢に挑戦してくれました。学生のアイデアである、確保したスペースを図形で配置・可視化する手法を取り入れたところ、少し手直ししながらですが、工場で運用ができるものが完成して満足しています。就職先で「こんな機械を作ってほしい」など、設備改善したいときにナカサクを思い出してくれれば嬉しいです。優秀なエンジニアたちとまた一緒に仕事ができたらと思っています。

学内最終発表会表彰式「銀賞」受賞

やってみたい!を助ける コーナーストーンプロジェクト

コーナーストーンプロジェクトは学生の挑戦したいことを叶えるプロジェクトです。「世界中からエンジニアが集まるコンテストに出たい!」という場合、研究活動費を申請して承認されれば、ロボットの部品代などが大学から支給されます。自分で課題を見つけ、チャレンジする学生をバックアップするプロジェクトです。
Case Study

[福家 紘友 さんの場合]
国際的なコンテストに出場し
AIロボットのアイデアを発表

国際的な大会で総合2位などを受賞

私が出場した国際イノベーションコンテストは日本で予選が行われ、決勝は海外で開催されるコンテストです。11月に5人チームで4月の予選に申し込んだ後、具体的な開発目標を考えていました。その時に1月に能登半島で大きな地震があり、困っている方々をニュースで見て、開発目標を避難所における被災者の要望をくみ取るAIを使ったロボット「CACO※」に決めたんです。活動費でロボットの材料費や旅費をまかない、発表にのぞみました。総合2位、ポスター賞、特別賞(アイデア部門)を受賞しました。さらにIEEE WCCIという国際会議に発表を申し込んで採択され、英語での発表も行いました。

就職先でも役立つ技術を習得

AIを使ったロボットを作ったことにより、サーバーサイドのプログラムを書く機会があるなど、今までにない技術的な経験が出来ました。今は株式会社ドワンゴでエンジニアとしてインターン中です。インターン先でも、サーバー周りの話をされていても概要が分かるので、コンテストに挑戦して良かったと思います。外部のコンテストに出場することによって、就職でアピールできるポイントも増え、エンジニアとして総合的な評価を受けることができます。自分を客観的に評価してもらえる指標が増えればさまざまなチャンスが増えると実感しました。

研究活動費とは?

研究活動費は、現金をまとめて学生に渡すようなものではありません。1人につき1年で5万円の予算が設定され、ウェブ上で申請し承認されれば予算が執行されます。1人で5万円のプロジェクトをしても、20人で100万円のプロジェクトをしてもOKです。