
- 健康医療学部 看護学科
- 教授
専門分野 | 腫瘍学、癌治療学、免疫学、癌免疫治療学、消化器病学、抗加齢医学 |
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所属学会 | 日本内科学会認定内科医(第242373号)、日本消化器病 学会専門医(第21545号)、日本消化器病学会指導医(第2854号)、日本消化器内視鏡学会専門医(第940715号)、日本消化器内視鏡学会指導医 (940715号)、日本ハイパーサーミア学会指導医(第075号)、日本臨床腫瘍学会暫定指導医(第04-0219号)、日本癌治療学会臨床試験登録医 (認定番号0867)、日本がん治療医認定機構暫定教育医(071292号)、臨床腫瘍学会暫定指導医、日本消化管学会胃腸科認定医(07160号)、日 本抗加齢医学専門医(1597号)、日本酸化ストレス学会評議員、日本潰瘍学会評議員、日本癌学会、日本癌治療学会、日本バイオセラピー学会、日本消化器 免疫学会、日本肝臓学会、日本病態栄養学会、日本胃癌学会、日本炎症・再生医学会、日本体質医学会、アメリカ消化器病学会、アメリカ癌学会、国際ハイパー サーミア学会 |
担当科目 | 疾病病態治療学(内科)、がん看護、緩和ケア、先端医療論、看護研究 |
学位 | 博士(医学) 京都府立医科大学 |
略歴 | 昭和60年(1985年) 3月15日 京都府立医科大学医学部卒業 |
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研究内容
研究を始めた当初(1990年代前半)は、活性酸素・フリーラジカルと各種疾患との関連を調べる研究を行っていました。その中でも、特に、フリーラジカルによる癌治療に興味を持ち研究を進めてきました。1997年に、米国ルイジアナ州立大学の分子細胞生理学教室に留学してからは、炎症部位や癌組織に好中球やリンパ球が浸潤する際の血管内皮細胞上の細胞接着分子の発現の重要性を明らかにいたしました。また、その細胞接着分子の発現メカニズムの研究や炎症部位や癌組織は虚血-再血流を起こしやすいのですが、その際の好中球、リンパ球の組織への浸潤メカニズムを研究してきました。また、発熱などが免疫機構に及ぼす影響について研究を進めるようになりました。2000年に帰国後は、消化器内科において癌の集学的治療を中心とした臨床に従事し、特にハイパーサーミア治療と全身化学療法に励みながら、研究では温熱処理におけるがん細胞の細胞応答や、温熱処理の免疫機構に及ぼす影響について集中して研究を行ってきました。また、食品と腸管免疫に関しても研究を行い、温熱処理、各種食品成分の摂取と腸管のマクロファージ、樹状細胞などの動向やHSP, HO-1などのヒートショック蛋白の発現の研究にも従事してきました。
最近ではトランスレーショナル リサーチも行なっています。ナイーブT細胞の拡大培養の開発に成功し、その第1相試験を実施・終了し、現在実地臨床に用いています。また、抗体療法との併用により抗体依存性細胞障害活性の増強を目的として、高純度高活性のNK細胞の培養法の開発を行いました。この基礎的研究としては、前述した各種免疫細胞の拡大培養の開発のほかに、がん組織の免疫逃避機構のメカニズムの研究にも従事しています。がん免疫を考える場合、がん組織の免疫監視機構を再構築することが非常に重要と考えています。これまでの業績は、上記の基礎研究とそれに基づく臨床研究が主なものです。
研究キーワード | がん治療、がん免疫療法、ハイパーサーミア |
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