大学院
大学院について
高度な職業人を育成する
京都先端科学大学大学院は、1994年から経済学、経営学、人間文化の各研究科を順次開設し、高度な専門性を有する職業人の養成を教育目標に掲げ、多くの修了生を世に送り出してきました。修了生は、会計、司法、行政の関係の資格を取得し、民間企業、地方自治体、教育機関等々で活躍しています。本大学院では、各人の目標が達成できるよう、専門分野および関連分野について、きめ細かい指導体制を整えています。
大学院研究科一覧
工学研究科の学びの舞台となる南館竣工、国際学生寮も併設。
工学部新設に伴い、京都太秦キャンパスの南館となる工学部棟が竣工。地上5階、地下1階建てで、学生がいつでも使用できる機械工房や電気電子工房の他、フリーアドレス制デスクが設置されたラーニングコモンズが2階から4階まで各階にあり、学生の開放的なコミュニケーションを促すように設計されています。関連分野や研究領域、学年、国籍を越えた「工学」を共通項とするエンジニアの育成空間として、多くの機能を有する学舎です。また、南館竣工に伴い、同敷地内に併設される国際学生寮太秦A棟は、留学生と日本人学生が共同生活することを通じて、多様な文化・価値観を理解する生活空間と地域に開かれた国際交流を展開し、グローバル社会で通用する先進性・多様性・倫理観と、専門的知識・創造的思考力・洞察力・俯瞰力・幅広い教養を兼ね備えて、複雑で複合的な問題に挑戦できる人材を育成していきます。
機械工房
金属から樹脂まであらゆる材料の加工が可能な環境。
他大学に先駆けレーザ加工機や3Dプリンタなど最先端の加工機やその他測定機器も充実しています。
電気電子工房
いつでも使用できる工房。電子部品を豊富に取り揃え、ロボット、ドローン等メカトロニクス装置などモノづくりに没頭できる環境です。
ラーニングコモンズ
フリーアドレス制デスクを設置。研究室や学年の壁を越え、自由闊達な雰囲気でグループワークに切磋琢磨できるコミュニケーションスペースとなっています。南館には4つのラーニングコモンズがあります。
図書館
南館西側4〜5階に開設の南館図書室は機械工学専門書籍などを揃え、いつでも利用することが可能です。
国際学生寮
2020年に新しく設置された国際学生寮(南館に併設)2020年度秋学期からは大学院留学生の受け入れを開始、2021年度からは学部留学生も入寮する予定で、国際色豊かな寮生活を過ごせます。
大学院で学んで資格をめざす資格支援プログラム
経済学研究科と経営学研究科の共通プログラム。税理士養成コース
税理士は、民間企業に対して税務関係の申告書作成だけでなく、決算書作成や経営指導などのサービス業務を提供する専門職です。さらに、近年では民間企業の会計参与や公共団体の外部監査人としても認定され、活躍する場がより広がりを見せています。本学大学院の税理士養成コースは、コース設置科目のすべてが研究科修了のための単位として認定されます。そして、修士論文が国税庁・国税審議会の審査に通過すれば、税理士試験の一部科目の試験免除を受けることができます。経済学研究科と経営学研究科それぞれの修了者が申請できる免除科目は以下の通りです。
研究科 | 学位 | 修士論文の内容 | 試験免除の内容 |
---|---|---|---|
経済学研究科 | 修士(経済学) | 税法に関する論文 | 税法2科目免除 |
経営学研究科 | 修士(経営学) | 会計に関する論文 | 会計学1科目免除 |
コース主要科目
〈経済学分野〉
租税論
租税制度論
税務会計実務
など
〈経営学分野〉
会計学研究
管理会計論研究
財務諸表論研究
など
〈法学分野〉
租税法総論
所得税法
法人税法 など
FPの国際資格「CFP®」の受験資格を取得できる、CFP®認定教育プログラム
金融資産や不動産の運用、またライフプランニングなどに関するサービスをグローバルに提供できる金融のプロフェッショナルであることを証明する国際資格「CFP®」。その審査試験受験に必要な資格を取得するためのプログラムです。本学大学院の経済学、経営学、法学の3つの分野の所定科目群の単位を修得することにより、AFP認定者でなくともCFP®資格審査試験を受験することができます。また、このプログラムの単位を取得するとともに課題を提出すると、AFPの資格を申請することができます。
臨床心理士と公認心理師の受験資格を取得できる、臨床心理学コース
人間文化研究科の臨床心理学コースは、「臨床心理士」と「公認心理師」の両方の受験資格が取得できるように、カリキュラムが編成されています。心の健康に関わる援助者としての心がまえと、高度な専門知識・スキルを備えた専門家の育成をめざします。家庭・学校・地域社会などにおける実践的な課題の解決に貢献できる力を養います。
大学院入試トピックス
2021年度よりインターネット出願が可能となります。
詳しい利用方法は「2021年度京都先端科学大学大学院入学試験要項」をご確認ください。※学内推薦選考除く。
①システム手数料・支払手数料が無料
②入学検定料の支払いはクレジットカードやコンビニ、pay-easyで可能
③24時間、出願可能
インターネット出願利用条件:E-mailアドレスを持っていること。
奨学金
本学では、多彩な奨学金制度を用意しています。全研究科共通のスーパートップスカラシップなど、意欲あふれる研究者を応援します。
3つのポリシー
アドミッション・ポリシー
各研究分野の高度な学識と先端的な知識や技能の習得を通じて社会に貢献しようとする意欲の高い人を求める
カリキュラムポリシー
各研究分野の卓越した学識と応用力を習得できるようにカリキュラムを編成する。
ディプロマポリシー
各研究分野の学術研究者や高度専門的職業人として活躍するのに必要な識見を習得した者に学位を授与する。
教育上の目的
本学大学院の目的
本大学院は、京都先端科学大学の建学の精神を踏まえて、教育基本法及び学校教育法に基づき、専門分野における学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究めて、社会の進展に寄与することを目的とする。
本学大学院研究科の目的
本大学院経済学研究科は、現代経済社会の特性を踏まえつつ、国民生活の環境変化に伴う諸問題を分析し、広い視野に立って深い学識を修得し、高度な専門性の求められる職業を担うことのできる人材の育成を目的とする。
本大学院経営学研究科は、国際化・情報化・コンプライアンスの欠如といった社会環境の著しい変化の中にあって経営組織体の内外部で生ずる関連諸現象に関して、経営学的側面の理論的かつ応用実践的な専門能力を有する有為の人材育成を教育目標としている。
本大学院人間文化研究科は、人間の心理、社会の態様、文化の機能を多角的に解明する学問体系の構築を図り、歴史的な視点を踏まえて、現代社会が抱える諸問題の解決に寄与できる人材を育成することを目的とする。
本大学院バイオ環境研究科は、多様な生き物と共生できる持続可能な地域環境(バイオ環境)を作り上げることを目標とし、そのために、バイオ環境をデザイン(設計)する領域の発展と、これに対応したバイオテクノロジーと環境学を連携させた広い視野を持つ人材を養成することを目的とする。
本大学院工学研究科は、機械分野と電気分野に跨る学際的な工学分野の専門的知識・学術・教養を兼ね備え、グローバル社会への関心と、次世代の電気機械システムに必須の専門領域の高度な知識を修得し、さらに深化させることによって次世代の産業の創出と新たな価値の創出に貢献できる技術者・研究者を育成する。
大学院沿革
1951年 | 3月 | 学校法人京都学園を設立 |
---|---|---|
1969年 | 4月 |
京都学園大学開学 経済学部(経済学科・経営学科)開設 初代学長に大畑文七 |
1989年 | 4月 | 法学部(法学科)開設 |
1991年 | 4月 | 経営学部(経営学科)開設 |
1994年 | 4月 | 大学院法学研究科開設 |
1995年 | 4月 | 大学院経済学研究科・経営学研究科開設 |
1999年 | 4月 | 人間文化学部(人間関係学科・文化コミュニケーション学科)開設 |
2002年 | 4月 |
経営学部(事業構想学科)開設 大学院人間文化研究科(人間文化専攻修士課程)開設 |
2006年 | 4月 | バイオ環境学部(バイオサイエンス学科・バイオ環境デザイン学科)開設 |
2010年 | 4月 | 大学院バイオ環境研究科(バイオ環境専攻博士課程前期・博士課程後期)開設 |
2020年 | 4月 |
工学部(機械電気システム工学科)開設 大学院工学研究科(機械電気システム工学専攻博士課程前後期)開設 |