機械電気システム工学専攻 博士課程前期/博士課程後期
工学研究科
Graduate School of Engineering
京都太秦キャンパス
次世代の電気機械システムに必須の高度な専門知識を修得し、新しい発想で産業にイノベーションをもたらして新たな価値を生み出すことができる高度専門技術者・研究者の育成を目指します。博士課程後期では、社会的な課題を解決に導いていく問題発見・解決能力の育成にも力を注ぎます。
研究科長あいさつ
目指すは“融合”と“創造”を実践するプロアクティブ・グローバル人材育成
飛躍的な進歩を続ける生成AI は、蓄積された膨大な知識を基に効率よく答えを見つけ出すことは得意です。AI に出来ないこと、そしてこれからの時代をリードしていくエンジニアに必要なことは何でしょうか? それは、特定の技術分野に囚われることなくグローバルな独自視点で社会的ニーズの高い課題を見つけ、問題点を抽出し、生成AI を駆使してこれを解決できる力です。本学工学研究科では、次世代が求める材料、エネルギー、情報、システムの4領域から自分の専門領域を定め、それを深く究めると同時に関連する3領域の知識も“融合”して深化させることで、新しい概念を“創造”し、次世代の産業と新たな価値の創出に貢献できる高度専門技術者を養成します。世界45 カ国以上の学生が集う国際的な環境で、未来を作る意欲のある皆さんの応募をお待ちしています。
研究内容や教育内容
材料
肉眼では見えないナノ材料の物性や機能を独自技術で解明する —— 生津資大 教授
数ナノメートルサイズの物体の強度実測や、材料をナノ化することで新たに発現する機能を探究しています。これらを支えるのはマイクロマシンや電子顕微鏡などを融合させた唯一無二の実験技術。世界に誇る独自テクノロジーで目に見えない物体を巧みに操り、次世代の半導体・自動車産業や医療技術に貢献します。
(担当:今井欽之 教授、中村康一 教授、生津資大 教授、堀井滋 教授、松本龍介 教授)
エネルギー
スマートモータ技術と発電機技術で環境問題に貢献する —— Fuat KUCUK 講師
電気自動車やドローンに搭載するモータを高効率化することは、化石燃料の消費を減らし、地球温暖化を防ぐことにつながります。私の研究室では、新素材やスマート制御技術を駆使した高効率モータや、再生可能エネルギーによる低コスト発電も可能にする、小型かつ高効率な発電機の開発を目指しています。
(担当:Alberto CASTELLAZZI 教授、岸田逸平 准教授、高橋亮 准教授、Fuat KUCUK 講師)
情報
脳のストレス異常を測定し睡眠障がいの原因究明に挑む —— LIANG Zilu 准教授
最先端のウェアラブル光脳機能イメージング技術と高度なビッグデータ解析手法を組み合わせて睡眠中の脳活動を測定、ストレス関連異常を探索しています。目に見えない現象の測定は困難ですが、ストレスが睡眠障がいを引き起こす原因や、治療すべき脳の領域を解明することは、人が健康的に生きるために欠かせません。
(担当:田畑修 教授、川上浩司 教授、Ian PIUMARTA 教授、西正之 准教授、LIANG Zilu 准教授、Martin SERA 講師)
システム
オンライン技術をより正確に安全に行うためのロボットを開発 —— Sajid NISAR 准教授
外科医が手術支援ロボットを遠隔操作する「オンライン手術」の普及にむけて、高度なロボット制御を可能にするウェアラブルロボットの研究開発を進めています。手術支援ロボットの扱いを訓練するVR 環境や、手術の際に重要かつ今まで導入が難しかった「触覚」を提供するロボットグローブを開発しています。
(担当:沖一雄 教授、福島宏明 教授、Sajid NISAR 准教授、佐藤啓宏 講師、Salem Ibrahim SALEM 講師)
研究科コンセプト
キーワードは“創造”。複数分野を統合するアプローチで、「新たな技術や学問を創り出せる人材」を育成する大学院。
新しい概念を“創造”することによって次世代の産業と新たな価値の創出に貢献できる高度な専門知識を有した技術者・研究者を育成します。
グローバルに活躍する国際色あふれる教員陣が最先端の研究設備を揃えた研究環境でORT(OntheResearchTraining)を実施します。また、工学研究科では海外からの留学生の受け入れを積極的に行い、グローバルな環境での学修、研究やコミュニケーションの機会が生まれます(留学生は9月入学)
博士課程 前期
養成する人物像
機械電気システム工学分野を構成する材料、エネルギー、情報、システムのいずれかの領域を中心として、次世代の機械電気システムに必須の専門領域の高度な知識を他領域の知識と関連づけながら修得させることによって次世代の産業と新たな価値の創出に貢献できる専門技術者及び高度専門技術者を養成します。
めざすキャリア
□メーカーの設計・生産・開発・品質管理の各部門の高度専門技術者
□研究者
博士課程 後期
養成する人物像
機械電気システム工学分野を構成する材料、エネルギー、情報、システムの4領域のうち専門とする1領域を深く学修し、同時に関連する3領域の知識も深化させることで、それぞれの高度な専門的知識に加え、領域横断的な総合領域において高度な専門的知識を深化させ、多様な学問分野の動向と社会ニーズを踏まえた社会的ニーズの高い問題発見能力を有し、新しい概念を“創造”することによって次世代の産業と新たな価値の創出に貢献できる研究者を養成します。
めざすキャリア
□メーカーにおける研究開発者
□大学および高等研究機関における研究者
「工学部」と「大学院工学研究科(博士課程前期・後期)」の関係説明図
材料領域
数ナノメートルサイズの物体の強度実測や、材料をナノ化することで新たに発現する機能を探究し、次世代の半導体・自動車産業や医療技術に貢献します。
[担当]
中村 康一 教授 (先生に聞いてみた)
堀井 滋 教授
今井 欽之 教授 (先生に聞いてみた)
生津 資大 教授 (先生に聞いてみた)
松本 龍介 准教授 (先生に聞いてみた)
エネルギー領域
新素材やスマート制御技術を駆使した高効率モータや、再生可能エネルギーによる低コスト発電も可能にする、小型かつ高効率な発電機の開発を目指しています。
[担当]
Alberto CASTELLAZZI 教授(先生に聞いてみた)
高橋 亮 准教授
岸田 逸平 准教授(先生に聞いてみた)
Fuat KUCUK 講師(先生に聞いてみた)
情報領域
最先端のウェアラブル光脳機能イメージング技術と高度なビッグデータ解析手法を組み合わせて睡眠中の脳活動を測定、ストレス関連異常を探索しています。
[担当]
田畑 修 教授 (先生に聞いてみた)
川上 浩司 教授 (先生に聞いてみた)
Ian PIUMARTA 教授(先生に聞いてみた)
LIANG Zilu 講師 (先生に聞いてみた)
Martin SERA 講師 (先生に聞いてみた)
西 正之 准教授
システム領域
手術支援ロボットの扱いを訓練するVR 環境や、手術の際に重要かつ今まで導入が難しかった「触覚」を提供するロボットグローブを開発しています。
[担当]
沖 一雄 教授
福島 宏明 教授 (先生に聞いてみた)
Salem Ibrahim SALEM 講師(先生に聞いてみた)
Sajid NISAR 講師(先生に聞いてみた)
佐藤 啓宏 講師
カリキュラム
次世代の電気機械システムに必須の高度な専門知識を修得し、新しい発想で産業にイノベーションをもたらして新たな価値を生み出すことができる高度専門技術者・研究者の育成をめざします。
カリキュラムマップ(博士課程 前期)
専門科目(基幹)と語学科目は1年生、専門科目(発展)は2年生で履修します。
研究分野関係科目は主研究指導教員と副研究指導教員(複数)という研究指導体制をとり、2年間を通じて各自の研究テーマに応じた十分な研究指導を行います。
カリキュラムマップ(博士課程後期)
専門科目は博士課程前期の科目に加え、機械電気システム工学特論(材料・エネルギー・情報・システム)の4科目を開講します。
研究分野関係科目は主研究指導教員と副研究指導教員(複数)という研究指導体制をとり、3年間を通じて各自の研究テーマに応じた十分な研究指導ができるようにするとともに、主研究指導教員の所属する領域以外の3領域の教員を交えて発表及び討議を行います。
研究室紹介
教育ポリシーPOLICY
教育目的
学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
学位論文審査基準