インターンシップ・プログラム
本学のインターンシップについて
インターンシップの目的
「世界で活躍できる人材になってほしい」。学生が卒業後も豊かな人生を送れるように、インターンシップ推進課では、キャリアマネジメント課と共にキャリア教育を行っています。インターンシップを通じて働く意味はもちろんのこと、社会から求められる人材についての”学び”や“気づき”を得て、進路や学生生活の充実を図ることを目的としています。
2023年度の海外インターンシップの様子をご覧ください。
KUASインターンシップ一覧
本学には大きく分けて2種類のプログラムがあります。(正課科目)
- 「全学共通型」・・・全学部全学科、全学年の全ての学生を対象とするプログラム。
- 「学部特化型」・・・学部生を対象に専門性を深めるプログラム。
全学共通型 | 学部特化型 |
---|---|
(アメリカ、カナダ、オランダ、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドなど) |
|
全学共通型プログラム
全学生対象の全学共通型プログラムは、4月から説明会が始まり、選考を経て実習先が決定します。事前授業では業界・企業研究を通じて実習先への理解を深めます。その後、夏季休暇を利用し、2週間~1カ月程度のインターンシップを経験します。実習後の事後授業では様々な角度で自身を振返り、成果報告会にて学びや気づき、そして今後の目標などを発表します。毎年、海外・国内ともに受入先、参加人数、期間を拡大しており、今後もより多くのプログラムを提供します。
インターンシップ経験を活かすためには、まずは「自分」が、「自分」で、「自分」のために取り組まなければなりません。将来に必要な力を考え、自身の目的に合うプログラムへ挑戦することが大切です。
「全学共通型プログラム」の年間スケジュール
大学から発信される最新情報を受け取り、スケジュールの確認や参加に向けて準備を進めます。詳細は学内広報(先端なび、ポスターなど)にて順次お知らせします。
本学のインターンシップは、事前授業~実習~事後授業まで一貫したプログラムを通じて学びを得られるのが特徴です。
海外インターンシップ
2019年度よりスタートした世界で活躍する人材になるための海外インターンシッププログラムです(正課科目)。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界各国へ飛び、最前線のビジネス現場で就業を経験します。年々日系企業の海外拠点や現地企業などを中心に受入先が増え、実習期間も2週間~1カ月以上と拡大しています。
初年度は1~3年生の8名がアメリカ、オランダ、シンガポール、タイ、ベトナムへ渡航し、各国で約2週間のインターンシップを経験しました。現地では各部門のレクチャーを通じて組織全体を理解し、その後、サポートという立場で営業同行、ミーティングへの参加、企画や管理業務など、実際のビジネスに関わらせて頂きました。
ここ数年は働き方や環境の変化に合わせてオンラインツールを駆使しながら、時差を超えて、世界と身近につながりながら働く機会が増えています。一方、2022年度は渡航制限が緩和されたと同時に、いち早く現地へ渡航し、対面実習のプログラムを実施しました。
国内インターンシップ
日本を支える民間企業や行政、非営利団体などでインターンシップを経験できる国内インターンシッププログラムです(正課科目)。官公庁、金融、メーカー、食品、コンサルティング、スポーツ等、幅広い業界の企業・団体様にご協力頂き、受け入れて頂いています。各学部、学科の専門性が活かせるプログラムを毎年拡大、展開しています。
2022年度は学部や学科を超えて200名以上の学生が興味のある業界・企業で実習を経験しました。参加理由は「低学年の間に社会を経験したい」「将来の進路を考えるきっかけとしたい」「受入企業や業種に興味がある」など、様々です。現場の実習では企業・業務理解に留まらず、直接活躍する社会人と接し、社会で求められる人材に必要な力等を学びます。
成果報告会
海外・国内、両インターンシップの実習生全員が太秦キャンパス 嵯峨野ホールへ一堂に会し、集大成である成果報告会を実施して、約4ヶ月間のインターンシッププログラムを締め括ります。受入先の企業の皆様を始め、学内の在学生や教職員も参加します。
事前授業~実習~事後授業の全てを完遂することで、より充実した学生生活を送るためのステップを自らみつける事が出来ると考えています。
2022年度実施まとめ
Nidec Motor Corporation (日本電産モータ株式会社) 様
Nidecグループ 米国拠点
日本電産グループの米国拠点であり、家電用、産業用、民生用のモータおよび制御機器を扱う日本電産モータ株式会社様へ2名の工学部生が渡米し、対面で受入れて頂きました。実習では役員の皆様との面談をはじめ、技術系学生向けに特別プログラムとして新製品の受注から企画、実験、デザイン設計、解析、組立、性能評価、耐久テスト等、モノづくりの一連の流れを経験させて頂きました。加えて、経営に関するグローバル会議への参加、物流倉庫の見学、現地大学への訪問や現地学生との交流、社内の広報プロジェクト等、多くの貴重な経験をさせて頂きました。
参加学生へのインタビュー
工学部一期生としてグローバル人材を目指すことに挑戦したいと思い、本学へ入学を決めました。インターンシップでは授業内で興味を持ったモータを取扱いながら、海外で仕事が出来る実習先を希望し、世界で通用するために必要な力に気づかされる毎日を過ごしました。実習中に、幅広い知識とスピード感をもつ理想的なエンジニアに出会えたことがとても印象に残っています。専門外の問題を発見しても、早急に専門のエンジニア達と共有し、問題解決にあたる姿を見て、将来は経営学、英語、幅広い工学的な専門知識を学び、理想の自分に近付く努力をしていきたいと思いました。
(工学部 機械電気システム工学科3年生)
後輩へのメッセージ
実習中は毎日、自分の限界を突破して何事にも取り組みました。苦しい時もありましたが、諦めずにやり遂げることで自身の成長を得られ、自信を持つ事ができました。インターンシップ前は不安な気持ちもあったのですが、この経験から、人は苦境に自ら挑戦することで成長できると身をもって学びました。みなさんも何かに挑戦しようと思った時に、不安になる事があるかもしれません。その時は挑戦をした後の自分を想像してみて下さい。その理想像に近づく為には挑戦するしかありません。まずは、自分の理想像を明確にして、一歩踏み出してみて下さい。インターンシップに参加する事はその一歩になると思います。
参加学生へのインタビュー
将来は世界の人々の役立つ製品開発をしたいと考え、英語力と工学の知識を身につけるために本学へ入学しました。インターンシップは世界のビジネスの中心である米国企業を希望し、「世界で通用する人材」を常に考えながら参加しましたが、日本電産株式会社様の行動規範である「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」の精神をもって、熱く働く社員の皆様の姿に、自分の働くことに対する甘さに気付かされました。また経営会議参加の折には、スライドにあったグラフや表が何を意味するのかわからず自分の知見の無さを痛感しました。社員の皆様に直接指導して頂きながら、残りの大学生活では将来の夢に向けて世界で通用する英語力や工学・経営の知識を貪欲に習得していきたいという想いがますます強くなりました。
(工学部 機械電気システム工学科3年生)
後輩へのメッセージ
これまで漠然と社会人になることをイメージしていましたが、海外インターンシップを経験することで、世界で通用するために必要な英語力や工学・経営知識のレベルを実感し、自分の実力の無さを痛感しました。インターンシップ後は、重視して学ぶべきことが明確になり、残りの大学生活はしっかりとした目標を持って過ごすことが出来ると自信を持てています。2週間の短い期間でしたが、自分の将来にとってとても有意義な経験でしたので、後輩の皆さんにも海外インターンシップをお勧めします。
MUFG BANK, LTD., CHICAGO BRANCH(株式会社三菱UFJ銀行 シカゴ支店)様
信頼・信用を礎に、広くグローバルなフィールドで常に挑戦を続けている三菱UFJ銀行 シカゴ支店の活躍行員様より、業務やキャリアについてオンラインで海外インターンシップ生にレクチャー頂きました。学生はファシリテーターとして英語で参加させて頂きながら、活躍行員様との交流を通じて、アメリカ文化、金融・銀行、活躍人材に必要な力への理解を深めました。
参加学生へのインタビュー
将来は海外でキャリアを形成したいと考え、グローバルに活躍する人材へ成長できる環境が本学にはあると感じ、入学しました。インターンシップでは「海外で働く」ことを学ぶために、米国の第三都市として産業・交通の中心であるシカゴに拠点を置く三菱UFJ銀行様に興味を持って参加しました。活躍行員様より頂いた「障子を開けてみよ、外は広いぞ」という言葉が心に残っています。障子を開けるという行動をしなければ、外の世界を見ることはできず、外の世界を見るためには躊躇せず、まずはやってみることが大切だと改めて感じることができたからです。海外インターンシップ等に参加することで、アジアの労働人口問題に興味を持ったので、今後も海外経験を積みながら、世界で活躍し貢献する人材に必ずなります。
(経済経営学部 経営学科3年生)
後輩へのメッセージ
入学当時は「海外でキャリアを積みたい」と思うだけで、将来像が全く描けていませんでしたが、大学が提供する海外インターンシップや学部専門科目のGIP※に挑戦することで、アジアの労働人口問題の解決に貢献するという将来の目標を見つけることが出来ました。まずはやってみることが大切だと思います。大学教職員の方々は、いつでも私たちをサポートしてくださります。あとは「自分次第」です。「勇気は一瞬、後悔は一生」。私もみなさんの先輩としてお手本になれるよう、残りの大学生活に全力で取り組みたいと思います。
※経済経営学部 特化型長期インターンシップ
ホソカワミクロン株式会社 様
粉体機器メーカーの世界最大手であり、粉体関連事業とプラスチック薄膜関連事業をメインに、粉体技術に挑戦し続けているホソカワミクロン様のマテリアル事業本部にて、バイオ環境学部の学生を受け入れて頂きました。本社では会社案内や事業本部に関するレクチャーをはじめ、同社マテリアル事業のコア技術であるPLGAナノ粒子の実験に携わらせて頂きました。工場見学では技術開発の業務や設備、化粧品販売に関する経路、パッケージデザイン等について詳細に学ばせて頂きました。
参加学生へのインタビュー
私の将来の夢は「年齢を重ねても変わらない肌を作れる化粧品を作る」ことです。入学式当日に勇気を出して、学長との対話会の中で手を挙げて、化粧品企業でインターンシップしたいことを伝えました。インターンシップではコア技術の実験室にて、既存化粧水にPLGAナノ粒子を配合する実験を経験させて頂きました。初めて目の前にしたPLGAナノ粒子や、配合前と後でのテクスチャーの違い等、実際に見ることでしか得られない貴重な経験をしました。インターンシップで学んだ化粧品の知識を活かして、実習後もまずは化粧品の基本情報を習得するために情報をまとめて学びたいと思っています。そしていつか私の夢である年齢を重ねても変わらない肌をつくる化粧品を作りたいです。
(バイオ環境学部 バイオサイエンス学科1年生)
後輩へのメッセージ
私はこの大学にきて、とてもよかったと思っています。この大学は行動すれば応えてくれる大学です。もし、この先何か少しでも悩んだら、行動する方に舵を切ってください。提案すれば耳を傾けてくれます。話を聞いてくれます。全力で答えてくれます。私はこの学校で半年間過ごして、そう思いました。京都先端科学大学は、夢に向かって努力をするのに最高の環境だと思います。
過去のインターンシップ(レポート)
お問い合わせ先
インターンシップ推進課
電話でのお問い合わせ
京都太秦キャンパス TEL: (075)406-9260
受付時間:平日 8:30~17:00
Eメールでのお問い合わせ
MAIL: intern@kuas.ac.jp
(インターンシップをはじめ、学生の就業経験や受け入れに関連する事等、お気軽にお問い合わせください。閉室の場合は翌日以降の対応になります。)