世界へ挑戦する学生たちの成長ヒストリー
未来を創る人になる。
新たな未来を切り拓いてチャレンジするKUAS(京都先端大)の学生たちにクローズアップ。インタビューを通じて、あなたの未来を描くヒントを見つけてください。
一歩踏み出した先輩たちのリアルな声をご紹介
成長の軌跡
KUAS(京都先端大)での学びや活動を通して、一歩踏み出した先輩たちにインタビュー。それぞれの“成長実感”ポイントをリアルに語っていただきました。
学科の魅力を知る
KUAS Voice
KUAS(京都先端大)の5学部10学科で学ぶ学生や教員のリアルな声をお届けします。学びの特徴、将来のキャリアにつながるヒントを、インタビューを通じてご紹介します。
AIを活用して人をサポートするロボットを開発する
私が研究開発しているロボットには、大きく分けて、人が装着するウェアラブルロボット、人が操作するロボット、人とともに働くロボットがあります。開発中の例をあげると、やわらかくて安全な素材でできたアームが、AI センシングで触れるものの位置や大きさ、力加減を判断して、トマトのようなものを潰さずに運びます。また、遠隔でロボットが触れたものを人の指先にフィードバックする技術は、医療やレスキューなど、幅広いジャンルで活用できるでしょう。車の運転支援では、AI がスピードや周りの状況を判断して、注意喚起が必要な時に、シートに内蔵したバイブレーションで知らせる仕組みもあります。このように、ロボティクスは社会課題を解決して、明るい未来をつくる学問です。

工学部 機械電気システム工学科
サジド・ニサル 准教授
※所属・役職・学年は取材時のものです
働く人や環境をさまざまな角度から科学する
人のスキルや仕事、組織についてデータと経済学を用いて幅広く研究しています。この学問は企業や自治体とともに研究を進めるケースも多く、ここ数年は人的資本(従業員一人ひとりが持つ能力を資本として捉え、適切な投資(教育)により増やすことができるとする考え方)に注目する企業が多いように感じます。人口が減少する中で、どんな仕事をしていて も、専門職にも総合職にも、クリエイティブな従業員が求められているといえるでしょう。 このような人材を育てるために企業は何に投資すべきなのか。働く環境?健康? それとも幸福度?いろいろな要素を 実験・検証によって解き明かしていきます。働く人をあらゆる角度から研究すると、社会全体が実に興味深く浮かび上がってくるものです。
社会の営みに直接結びつく研究
勉強をする際、その部屋の温度や湿度、香りなどによって捗り具合が変わります。では、人がクリエイティビティを最大限に発揮できる室内環境とは? すごく興味深いトピックではないでしょうか。こういったことには企業の関心が高く、共同で実験・研究を進めることも多いです。

経済経営学部 経済学科
岡嶋 裕子 教授
環境を数値化し経済との両立を目指す
環境会計とは、水、空気、気候変動などの自然環境と企業の経済活動の関係を数値化し、その影響を定量的に評価するものです。日本は水が豊富だと思われていますが、産業用水の多くは淡水で、無限ではありません。水を再生し、資源として循環させる日本の技術に世界中が注目しています。一度壊された環境を元に戻すのは大変なことです。そうなる前に、生産プロセスを数値化して、環境負荷を減らしながら原価削減できることを企業に提案していきます。地球上のどこかで干ばつや水害が起こると、遠く離れた地域にも影響が出ます。そのため、他国の研究者とも共 同で現状を調べています。SDGs の観点からも、環境を数値化して管理していくことは、今後さらに世界中で求められるでしょう。
企業を取り巻く国際環境の変化に対応できるサステナビリティ経営の重要性が高まっています。社会・環境・経済の3側面を統合し、企業と社会の持続可能性について探索しています。

経済経営学部 経営学科
呉 綺 准教授
メタバース空間で人はどう変化するだろう?
視覚がコミュニケーションにどう影響を与えるかについて、さまざまな角度から研究しています。2023 年からはメタバース空間での視覚実験に取り組み始めました。パートナーとともにVRを用いてメタバース空間に入り、共同作業をする実験です。ポイントは、作業中にお互いがどこを見ているのかを可視化すること。その結果、メタバース空間でも視線が共有されることで相手の意図が伝わりやすく、連携が強まって集中度も高まることが分かってきました。
このように実験・研究を繰り返す中で、今までわからなかったことがわかり、未知の事象にも出会える可能性があります。社会課題に対する解決の糸口も掴めるかもしれない、そう考えると実にワクワクしてくるものですね。

人文学部 心理学科
原田 佑規 准教授
※所属・役職・学年は取材時のものです
京都を支えた文化に、とことん入り込んで学ぶ!
文化人類学は、参加し、記述し、分析する学問です。私の研究室では、フィールドワークの一環として、大堰川(保津川)の筏復活プロジェクトに参加しています。大堰川の筏は北山や丹波の木材と薪を京都に運び、1000年以上も都を支えてきましたが、近代化によって昭和30年代に姿を消しました。筏復活プロジェクトは、地元の人々と協働し、大堰川に伝統の12連筏を復活させるプロジェクトです。私は学生と共に、筏士さんからの聞き書き、鍛冶屋さんでの金具づくりを担った他、このプロジェクトの運営・記録を担当しています。
成果の一部は書籍として出版されたり、博物館等の展示資料に活用されています。学生も楽しんで参加してくれています。

人文学部 歴史文化学科
手塚 恵子 教授
学内のフィールドで生物多様性と環境を調査
生き物は自然界で生きていくためにさまざまな力を発揮しています。敵に捕食されないように形を変える表現型可塑性が何によって発現するかは、進化生態学の分野ではとても重要です。私の研究対象である淡水に生息するプランクトンもDNA が同じでも環境によって形を変えています。調査は、亀岡キャンパス内にある4つの圃場や近隣の川で水を採取して環境DNA などを調べて考察します。顕微鏡を使った地道な観察ですが、生物多様性の保全のために重要な基礎研究です。
本学は調査対象となる自然環境に恵まれており、近隣の農家さんの協力もあって、深い研究ができます。さらに環境デザインに関するさまざまなジャンルの先生と交流できること、国籍を越えた学生同士が協力しあって研究する関係性が学びを充実させてくれます。

バイオ環境学部 生物環境科学科
永野 真理子 講師
日本の伝統的な食文化「発酵」を科学的に解明
専門はバイオテクノロジーで、本学では主に発酵を研究しています。漬物、醤油、日本酒など、日本の伝統的な発酵食品を科学的に調べて、優れた風味や栄養がどうやって生まれるのかを解明。職人の勘に頼ることが多かった製造工程では、科学的データがないための失敗が発生していましたが、これを改善することができ、科学的な裏付けによって商品価値も上がります。京都には伝統的な製法を守っている企業がいくつもあります。我々の研究が地場産業の活性化に貢献できればと考えています。
協力してくださる地元企業のおかげで、伝統的な製造工程などを体験させてもらっています。学生には、それを面白いと感じられる感性を育んでほしいですね。興味を持った事柄をとことん追究できるのが大学での学びの醍醐味です。

バイオ環境学部 応用生命科学科
井口 博之 准教授
妊娠・出産を望む女性のニーズを明らかにし、
意思決定を支援する
赤ちゃんを授かりたいと願っていても、流死産を繰り返したり、不妊治療で体外受精をしてもなかなか妊娠しない方がいらっしゃいます。近年、日本でも、体外受精で得られた受精卵を調べてから子宮に戻すことで、妊娠率向上や流産の回避を目指すことを目的とした着床前診断を受けることができるようになりました。しかし、当事者は体外授精による心身の負担や流産への不安、倫理的問題に直面するため、心理面に配慮した看護ケアが必要です。着床前診断を受けた女性にインタビューや質問紙調査を行って、着床前診断を受ける際の意思決定支援について研究しています。

健康医療学部 看護学科
温井 祥子教授
※所属・役職・学年は取材時のものです
言語治療を専門的に学び、患者さんに寄り添いたい。
医療関係のテレビドラマを見たり、母親が介護施設で仕事をしている事も影響があり医療関連の仕事に漠然と興味がありました。言語聴覚士を具体的に目標にしたのは高校2年の時で、家の近くに住む発話が苦手なお子さんと一緒に遊んだ時に「何かサポートができないか」と思ったのがキッカケです。大学での学びは座学や実習が中心になりますが。実際に病院で経験する実習はやはり自分の知識不足を感じることも多くありました。もっともっと広い知識が必要だと感じるいい経験になりました。これから言語治療を専門的に学んで多くの患者さんと寄り添いたいと思っています。

言語聴覚学科 2年生
行藤 良寛さん
※所属・役職・学年は取材時のものです
スポーツを科学する学問
健康スポーツトレーニング論などの座学、身体組成の計測や応急処置などの実技を中心に、健康寿命の延伸や生活習慣病の予防など、運 動が健康にもたらす影響についても教えています。アメリカの医療資格であるアスレチックトレーナーを取得し、約20 年間、日米アスリートの応急処置からリハビリ、障害予防に携わってきました。最近は、身体の動きを数値で分析し、より高いパフォーマンスが得られる効果を測定・研究するバイオメカニクスや生理学的手法を用いて、運動後の疲労コントロールにも注目しています。疲労やリカバリーとスポーツパフォーマンスにおける研究はまだまだ発展途上の分野であり、今後更なる研究が必要になってくると感じています。

健康医療学部 健康スポーツ学科
井口 順太 教授



















