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2021年01月05日

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【パワーリフティング部】野村優選手(経営学科 3年生)が日本記録更新(非公式)、森田奈那選手(心理学科 2年生)もジュニア日本新記録(非公式)

本学の野村優選手(経営学科 3年生)が2020年12月13日(日)、本学京都亀岡キャンパスで開かれた第1回京都府高校生・大学生パワーリフティング交流記録会で女子72kg級に出場しトータル460kgを持ち上げ、非公式ながら日本記録の430kgを上回る大記録を打ち出した。女子62kg級の森田奈那選手(心理学科 2年生)もトータルのジュニア日本記録を7.5kg上回った。

本大会は中止となった第47回全日本学生パワーリフティング選手権大会に代わって、各々が現時点の自身の実力を確認する記録会として徹底した感染症対策を行い、参加者の人数も制限した中での開催となった。記録は公認記録にはなるものの、大会規模が小さいことから日本記録以上の記録を出しても認定されることはないが、参加各選手は各々の練習成果を存分に発揮するべく記録会に臨んだ。

パワーリフティング競技

(種目紹介)

スクワット

肩にバーベルを担いでしゃがんで立ち上がる(写真①、②、③、④、⑤)

ベンチプレス

仰向けに寝転がり、肘を伸ばした状態で胸の前にバーを持ち、肘を曲げ胸にバーが付いたら肘を伸ばし元の状態まで持ち上げる。(写真⑥)

デッドリフト

床に置いてある重量を体が直立する状態まで持ち上げる。(写真⑦、⑧)

(ルール)

※各種目ともに、ただ持ち上げればよいというものではなく、バーベルの傾きや下がり、各関節の伸展具合、レフリーの合図などが厳格に定められたルールの中で、3種目とも3回ずつ試技を行い、各種目の最高重量の合計記録で順位を競う。

試合後に野村選手に話を伺ったところ「記録会ではあるものの、1年間、自分がやってきたことを発揮出来る大会だったので思い切ってやった」、「日本記録としては認定されないものの、今までの自己ベストの450㎏どころか日本記録を超える記録を出すことができ、家族へも良い報告ができる」と喜びを噛みしめていた。しかし、最後のデッドリフトの種目にて自己ベストを更新する220kgへの挑戦が失敗したことに触れ、自分の中での反省点だと述べていた。また、この厳格な感染症対策という特殊な状況下について伺うと、「普段は声援や仲間の掛け声があったりするなどの賑やかな環境の中で試合が行われていたが、今回それらが感染症対策のために禁止されており、普段とは異なる環境下で自分の力を最大限発揮することの難しさを感じた」と試合を振り返っていた。そしてこれからの目標については「来年、予定通り世界大会が行われれば、その大会で必ず優勝したい」と力強く答えてくれた。

また、同じく女子では63㎏級の森田奈那選手(心理学科 2年生)が現在のジュニアのトータル日本新記録を7.5㎏更新する記録を出すなど、他の選手も含め、日々の練習の成果を十分に発揮した。

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主将の塚脇敏貴(健康スポーツ学科 3年)選手①

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渾身スクワット試技をみせる益子直己(健康スポーツ学科 3年)選手②

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男子軽量級の星、浅井優希(健康スポーツ学科 3年)選手③

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自己ベスト更新に挑む奥田大生(食農学科 2年)選手④

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全身全霊をかけてスクワット試技に挑む森田奈那選手⑤

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ベンチプレスに挑む金子万生(健康スポーツ学科 1年)選手⑥

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日本人女子、最高重量のデッドリフト試技を行う野村優選手⑦

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1年生ながらビックリフトの金子万生(健康スポーツ学科_1年選手)⑧

単位:kg

氏 名 階 級 スクワット ベンチプレス デッドリフト トータル
森田 奈那 女子63kg 162.5 70 170 402.5
野村  優 女子72kg 150 95 215 460
浅井 優希 男子59kg 160 95 210 465
奥田 大生 男子74kg 190 117.5 195 502.5
益子 直己 男子74kg 180 120 190 490
塚脇 敏貴 男子83kg 220 150 270 640
金子 万生 男子105kg 240 150 280 670

~KUAS スポーツ振興室では体育会系クラブを『全力』で応援・サポートします!~

(取材 機械電気システム工学科 1年 浅田優)
(スポーツ振興室 若野剛也)

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