国際交流

海外短期研修プログラムは、春休みや夏休みといった長期休暇中に、1週間から1か月間、海外の大学で学んだり現地で文化体験を行うプログラムです。

習得した英語力を試す機会となるだけではなく、現地の人々との交流や様々な活動を通じて、文化や歴史、考え方や生活習慣を直接肌で感じることができます。

プログラムによりますが、大学が奨学費を出したり、教職員が随行しますので、初めて海外に行く場合でも安心です。

2025年夏期海外短期研修報告

ウースター工科大学(WPI)、米国マサチューセッツ州ボストン近郊 

【期間】2025年8月23日~9月1日(10日間) 

【参加人数】学生9名(経済学科、経営学科、心理学科、歴史文化学科、機械電機システム工学科)、引率教職員2名 

プログラム内容

日付研修内容
8月23日伊丹空港集合、成田経由でボストン到着後、陸路でウースターへ移動 
8月24日自由行動
8月25日午前:WPIの工学部教員よりWPI及び研究内容のプレゼンテーション、WPIの大学院生による研究内容の紹介の後、本学学生とのディスカッション、研究施設見学 

午後:WPIのグッズが販売されているショップを見学し、午後からは工学部の授業に参加 

夜:WPIの工学部教員と経営学部教員と一緒に食事 
本学の学生たちも積極的に交流していました 
8月26日午前:WPIキャンパスツアー 


午後:ボストン市内の歴史的な建造物などを見学 
ボストンパブリックライブラリ

パブリック・ガーデン、ボストン・コモン、旧マサチューセッツ州会議事堂

ボストン市庁舎、クインシーマーケット/ニューイングランド水族館 
8月27日午前:WPI教員の交流会に参加 
午後:工学部のアクティブラーニングの授業に参加 

以前の講義で学習したことを実践する形式で行われていました。本学の学生たちは、WPIの学生が実践する様子を観察したり、時に話しかけて交流したりする様子が伺えました。 
8月28日午前:WPIの工学部と経営学部の学生と交流 
本学の学生と同じくらいの年齢で、学生たちは一緒にピザを食べながら、楽しく交流していました。 

午後:学生同士で自発的に連絡先を交換し、学内のカフェなどで会話を楽しみました。 
 
夜:10月にWPIから本学に来る学生たちと交流する場が設けられました。本学の学生は頑張って練習した自己紹介を行った後、一緒に食事をしました。一生懸命英語で話す学生や、日本語を教えている学生もいて、WPIの学生が来日した際には再会することを約束していました。 
8月29日午前:特別に経営学部の学部長補佐から本学学生に対して、WPIの経営学部の取り組みについて説明を受けました。 
授業では、アントレプレナーシップがテーマとなっていました。 
学生たちはグループワークで、個人の特技を持ち寄って起業について考えました。 

8月30日ボストン市内観光 
ハーバード大学、MITを見学 

久々の日本食を食べ、午後からは、野球観戦チームとボストン美術館などを見学するチームに分かれて行動。 

8月31日〜9月1日ホテルからボストン空港へ移動。ボストン空港から成田経由で伊丹空港へ移動
オハイオ州立大学(OSU)、米国オハイオ州コロンバス

【期間】2025年8月23日~8月31日(9日間) 

【参加人数】学生8名(経済学科、経営学科、心理学科、機械電機システム工学科)、引率職員2名 

プログラム内容

日付研修内容
8月23日伊丹空港に集合後、羽田空港を経由してシカゴに到着。陸路でオハイオ州コロンバスへ移動。 
8月24日午前:市内観光。コロンバス美術館では、アメリカ近代美術を中心とした多様な作品を鑑賞しました。 

午後:ノースマーケットおよびショートノース芸術地区を散策。地元の食文化やアートに触れる。 



夕方:OSU 
学生イベントに参加(学生団体やクラブ活動の紹介) 
8月25日午前:OSU主催のウェルカムイベントに参加。本学学生は1人ずつ自己紹介を行い、OSUの学生・教職員と交流。 


OSUキャンパスツアーに参加し、学生会館で昼食。 


午後:OSUオハイオスタジアム(アメリカンフットボール競技場)を見学。スタジアムの歴史や規模について説明を受けました。 



OSU学生イベント「Buckeye Frenzy」に参加。クラブ紹介やゲームなどを通じてOSUの学生生活を体験。 



夕方:OSUウェクスナー・センター・フォー・ザ・アーツ(OSU芸術センター)のオープンハウスに参加(新入けの歓迎イベント)。アート作り体験に参加し、パフォーマンスを鑑賞。 
8月26日午前:OSU国際ビジネス教育・研究センター(CIBER: Center for International Business Education and Research )を訪問。CIBERにて、グローバルビジネス教育の取り組みや、企業との連携による実践的な学習プログラムについて説明を受けました。国際経済の視点からビジネスを学ぶ重要性が強調されました。 

OSU認知・行動脳イメージングセンターを見学し、脳科学研究の最先端設備を紹介していただきました。 

午後:OSU人間福祉工学の紹介。世界中の障がいや困難を抱える人々の生活の質を向上させるための技術開発について、OSU人間福祉工学の教授から直接説明を受けました。福祉と工学の融合による社会貢献の可能性について考える貴重な機会となりました。 


OSU eスポーツアリーナを見学し、フリープレイを体験。最新のゲーミング設備が整ったeスポーツ専用施設を見学。学生たちは実際にゲームをプレイし、アメリカの大学におけるeスポーツ文化を体感しました。 


OSUマーチングバンドの練習を見学。OSUの伝統あるマーチングバンドの練習風景を見学。音楽と動きが一体となったパフォーマンスに圧倒され、アメリカの大学文化の一端を肌で感じることができました。 


夜:OSUアジア系アメリカ人協会(APIDA)主催の歓迎イベントに参加。多文化交流を通じて、アジア系学生とのつながりを深めました。その後、国際フレンドシップ協会(IFI)の国際交流歓迎パーティーにも参加し、他OSU学生との交流を楽しみました。 

8月27日午前:OSU自動車研究センター(CAR)を見学。自動運転技術や電気自動車の開発に関する研究施設を訪問。研究者から最新の技術動向について説明を受け、実験車両の展示も見学しました。 


OSUウォーターマン・ファームズ(制御環境農業研究施設)をツアー。都市型農業やスマート農業の研究が行われている施設で、温室栽培や水耕栽培の技術について学びました。持続可能な食料生産の未来について考える機会となりました。 


午後:アンソニー・トーマス チョコレート工場を見学。製造工程を学び、試食も体験。 


夜:OSU日本学生団体との交流イベントに参加。 
OSU中世京都映画シリーズに参加し、映画鑑賞を通じてOSU学生との友情を深めました。 
8月28日午前:市内観光(チーム①:コロンバス科学産業センター)。科学技術を体験的に学べる施設で、展示や実験を通じてアメリカのSTEM教育の一端に触れました。 


市内観光(チーム②:イーストンマーケット)。地元の人気ショッピングエリアを訪問。アメリカの消費文化や地域経済について観察する機会となりました。 


午後:OSU工学部主催のブロックパーティーに参加。学生・教職員との交流を深める。 


OSUバード極地・気候研究センターの見学ツアー。極地環境や気候変動に関する研究を行う施設で、氷床コアの保存技術や地球温暖化の影響に関する研究成果を紹介していただきました。地球規模の環境課題に対する科学的アプローチを学ぶ貴重な機会となりました。


夜:OSU短期研修チームによるディナー。研修参加者全員での夕食会を開催。これまでの活動を振り返りながら、親睦を深める時間となりました。 
8月29日午前:OSU高電圧実験室の見学ツアー。電気工学分野の研究施設を訪問。高電圧機器の安全性試験や電力供給に関する研究について説明を受けました。 


午後:OSU日本語クラスを訪問。OSUの日本語学習者と交流し、授業に参加。言語学習の方法や異文化理解について意見交換を行いました。 


OSU大学院の概要説明を受ける。大学院進学に関する情報や研究分野の紹介を受け、将来の進路選択に向けた理解を深めました。


夜:お別れ会(ピザ・フェアウェル・イベント)を開催。OSUの学生や教職員とともにピザを囲みながら、研修の締めくくりとなる交流イベントを実施。感謝の気持ちを伝えました。 

OSU日本学生団体(JSO)の秋季総会に参加。このイベントは、秋学期の最初の定例会であり、新入生歓迎を兼ねた交流会として開催されました。会の冒頭では、日本学生団体の活動内容や年間行事について紹介があり、参加者は団体の目的や役割を理解することができました。その後、アイスブレイクを目的としたゲームが行われ、参加者同士が楽しく交流しながら親睦を深める時間となりました。 
8月30日〜31日コロンバス空港から成田空港を経由し、伊丹空港へ帰国。 

2025年春期海外短期研修報告

グラーツ工科大学・グラーツ大学 (オーストリア シュタイアーマルク州 グラーツ市)  

グラーツ工科大学・グラーツ大学 (オーストリア シュタイアーマルク州 グラーツ市)  

【期間】2025年3月8日~3月17日(10日間) 

【参加人数】 13名 (経済経営学部・人文学部・健康医療学部)  、教職員2名引率

昨年に引き続き、本学の協定校であるグラーツ工科大学、グラーツ大学での短期研修を実施しました。  

グラーツ工科大学では、大学全体についてのプレゼンの後、機械・電機工学部の様々なラボを見学しました。とりわけオーストリアを代表する二コラ・テスラにちなんだテスラ・ホールは、世界各国から予約が殺到する充実した試験設備で、ホールに数台設置された巨大な機器は大変印象的でした。また、スマートファクトリーでは生産工程の変更を効率的に組み替えるデザインについての説明も受けました。広大なキャンパス内にはスタートアップ企業の活動拠点もあり、そのうち1社を訪問。企業の取り組みや事業化に関しての説明を受けました。   

グラーツ大学では、キャンパスツアーのあと留学生を交えたクラスで「異文化受容性」に関する段階的な心理的変化について、日本の特徴的文化習慣を事例に取り上げた興味深いレクチャーを受講しました。交流会では現地の代表的な料理であるカイザーシュニッツェル(オーストリアのカツレツ)と共に会話を楽しみました。  

最終日の文化・観光のプログラムではウィーンを訪問し、オーストリアを代表する美しい建築物、カテドラル、美術館などを巡り、ローカルフードも楽しみました。  

   テスラ・ホール(グラーツ工科大学)                         エントランス(グラーツ工科大学)

グラーツ大学                                 図書館(グラーツ大学)

グラーツ大学の学生さんとの交流会                        カイザーシュマーン(現地の代表的なお菓子) 

ウィーン空港の施設説明                            市内観光(ウィーン)

シドニー工科大学(オーストラリア ニューサウスウェールズ州 シドニー市)

シドニー工科大学(オーストラリア ニューサウスウェールズ州 シドニー市)

【期間】2025年3月8日~3月16日(9日間)

【参加人数】12名(経済経営学部・工学部・健康医療学部・人文学部)、教職員2名引率

本学の協定大学であるシドニー工科大学(UTS)で海外短期研修を実施しました。 

UTSはオーストラリア最大の都市シドニーの中心地にキャンパスを構えています。工学以外に、経営・経済学と国際関係学など文系の学部もある総合大学です。   

UTSは、新たに加わった海外短期研修先で、今回の研修では、大学の施設見学や、現地の学生と一緒に授業に参加し、また、自由時間では、文化に触れる機会もありました。  

大学の施設見学では、2017年に設立されたUTSスポーツサイエンス施設、3Dプリンター技術を活用しものづくりを行う「ProtoSpace」と外部の企業や組織が関与する様々な研究プロジェクトが行われている「UTS Techlab」などの工学関連 の施設とラボを見学しました。 

ビジネスと工学の両分野が組み合わされた授業にも参加しました。ビジネスの側面でマーケットニーズを考慮しつつ、工学的な側面で、太陽エネルギーを活用したバーベキューグリルの開発が課題であり、本学の学生は出発前に準備した課題を現地の学生と比較し、英語での意見交換も行いました。 

自由時間には、シドニー動物園、第一次世界大戦で命を落としたオーストラリア人兵士を追悼する施設であるアンザック記念館や、オーストラリアの先住民の文化、動物、著名人、鉱物など、さまざまなテーマについて展示があるシドニー博物館も訪れ、オーストラリアを代表するスポーツのひとつである、プロのラグビーの試合観戦にも行きました。

最終日には本学の学生が研修での学び、日本文化、KUASについてのプレゼン準備に真剣に取り組み、UTSでお世話になった先生と現地の学生の前で発表を行いました。

今回の研修に参加した学生の多くは、さらなる英語力向上へ意識を高めることができ、留学に対する意識の変化が見られました。   

また、現地学生とも交流ができたことや、4万人以上の学生が在籍するUTSの大規模な学術環境を体験したことが、研修に参加した本学の学生にとってポジティブな影響を与えられたと思います。  

今年の夏にも短期研修を実施する予定です。国際センターでは引き続き協定大学との関係性構築を含め・本学学生の留学と国際交流への好奇心を促進していきます。 

2024年春期海外短期研修報告

グラーツ工科大学・グラーツ大学 (オーストリア シュタイアーマルク州 グラーツ市)

【期間】2024年3月9日〜3月18日(10日間)

【参加人数】学生9名(経営学科、心理学科、機械電気システム工学科)、教員2名引率

プログラム内容

日付研修内容
3月9日〜10日関西国際空港集合、バンコク-スワンナプーム国際空港経由でストックホルム アーランダ空港へ到着。
3月11日グラーツ工科大学訪問、先方の教員および学生によるプレゼンテーション、研究室見学

3月12日プレゼンテーション、研究室見学
3月13日ハルシュタット(世界遺産)観光
3月14日講義受講、研究室見学
3月15日グラーツ大学キャンパスツアー、Erasmus+プログラムの紹介
3月16日ウィーン観光
3月17日〜18日移動

2023年夏期海外短期研修報告

タフツ大学(TUFTS)、ウースター工科大学(WPI)、米国マサチューセッツ州ボストン近郊

【期間】2023年8月26日〜9月4日(10日間)

【参加人数】学生5名(健康スポーツ学科、機械電気システム工学科)、教員2名引率

プログラム内容

日付研修内容
8月26日伊丹空港集合、成田経由でボストンへ移動。ボストン到着後、陸路でウースターへ移動。
8月27日準備日
8月28日TUFTSにて、本学学生および先方の学生と自己紹介、TUFTSキャンパスツアー(研究施設見学)、TUFTSの大学生と一緒に授業に参加
8月29日アクティビティ
8月30日WPIキャンパスツアー、本学および先方教員による講義受講、本学学生および先方の学生と自己紹介
8月31日先方教員および先方学生による研究発表、研究室見学
9月1日ボストン観光、ハーバード大学キャンパスツアー、ボストン博物館見学
9月2日ボストン観光
9月3〜4日ホテルからボストン空港へ移動。ボストン空港から成田経由で伊丹空港へ移動。
セーデルトーン大学、スウェーデンストックホルム

【期間】2023年8月26日〜9月4日(10日間)

【参加人数】学生9名(経営学科、心理学科、健康スポーツ学科、機械電気システム工学科)、教員1名引率

プログラム内容

日付研修内容
8月26日〜27日関西国際空港集合、バンコク-スワンナプーム国際空港経由でストックホルム アーランダ空港へ到着。
8月28日セーデルトーン大学にて、自己紹介およびキャンパスツアー
8月29日セーデルトーン大学にて、授業に参加、ディスカッションおよびQ&A
8月30日フィールドトリップ
8月31日プレゼンテーション準備日
9月1日プレゼンテーション、自由行動
9月2日ストックホルム市議会及びノーベル賞博物館見学、自由行動
9月3〜4日ストックホルムアーランダ空港からバンコク-スワンナプーム国際空港経由で関西国際空港へ移動。

2022年夏期海外短期研修報告

ウースター工科大学(WPI)、米国マサチューセッツ州ボストン近郊

【期間】2022年8月29日~9月5日(8日間)

ウースター工科大学(WPI)、米国マサチューセッツ州ボストン近郊

【参加人数】学生10名(経済学科、経営学科、バイオサイエンス学科、機械電機システム工学科)、教員2名引率

プログラム内容

日付研修内容
8月29日伊丹空港集合、成田経由でボストンへ移動。ボストン到着後、陸路でウースターへ移動。

8月30日WPIの教員より研究内容のプレゼンテーション
WPIの大学院生によるプレゼンテーション
本学学生によるプレゼンテーションとディスカッション



研究施設見学
WPIの大学生と一緒に授業に参加
8月31日WPIキャンパスツアー
WPIの大学院生によるプレゼンテーション
9月1日ボストン観光、ハーバード大学訪問


9月2日本学学生によるプレゼンテーション
9月3日マサチューセッツ工科大学(MIT)訪問
9月4〜5日ホテルからボストン空港へ移動。ボストン空港から成田経由で伊丹空港へ移動。


参加した学生の感想

研修前に不安や心配はありましたか?

Aさん:英語力に不安を感じていました。

Bさん:入国審査がかなり厳しいと聞いていたので、その点不安に思っていました。

Cさん:現地で資料を作りプレゼンを行うという予定があったのですが、うまくできるのかどうかが一番不安でした。

Dさん:文化の違いについていけるか不安でした。

Eさん:食事や移動などに必要となる金額・支払い方法について不安がありました。

今回の短期研修参加を経て、自分自身が変わったところ、伸ばしたところ、気づいたこと、発見したことはありますか?

Aさん:もっと英語を話せるようになりたいと思いました。(今回の研修に参加して)自身の課題も発見できたので、今後の英語学習に具体的に活かしたいと考えています。

Bさん:研修後、英語の授業を受けた際に、リスニング力がアップしたと感じました。

Cさん:以前は、周囲の目が気になっていました。研修後は自分のできること、やりたいことに率先して取り組み、失敗しても次に成功できるよう励むことができるようになりました。

短期研修の参加を検討している後輩たちに向けて、メッセージをお願いいたします。

Aさん:アメリカでの生活がとても不安で、参加を迷っていました。思い切って挑戦してみると、帰る頃にはもっとアメリカに居たいと思うようになっていました。このアメリカ留学は、大学生の間でしかできない経験として、ピッタリなプログラムだったと感じています。

Bさん:短期研修ではありますが、中身が濃い内容となっています。海外に少しでも興味があるようでしたら、ぜひ飛び込んで挑戦してほしいと思います。しっかりと準備をした上で頑張ってください!

Cさん:是非参加してください。
大学生活の間に、一生に忘れられない経験ができます。本当に参加してよかったと感じています!