【言語聴覚学科ニュース】蝸牛の内有毛細胞・外有毛細胞パターン形成につき解明 健康医療学部言語聴覚学科 楯谷智子准教授らの共同研究成果が『Development』に掲載されました。

2020年02月20日メディア

概況

難聴の殆どが蝸牛有毛細胞の障害を原因とすることから、聴覚再生に向けた研究の多くが有毛細胞の再生を目的としてきました。本研究では特に、内有毛細胞と外有毛細胞の分化メカニズムを解明し、さらなる聴覚再生研究に寄与することを目的としました。前駆細胞、有毛細胞、支持細胞のそれぞれを蛍光標識できるマウスを用い、前駆細胞から有毛細胞への運命決定と配列形成の過程を初めて明らかにしました。

ご興味がある方は、ぜひ下記をご覧ください。

Development

楯谷智子1,2,3) 坂本進1,2) 石館文善4) 平島剛志2) 今吉格5 )影山龍一郎2,3,4,5)

(1京都先端科学大学健康医療学部言語聴覚学科 2京都大学医学研究科 3京都大学ウイルス・再生医科学研究所 4京都大学物質・細胞統合システム拠点 5京都大学生命科学研究科 7 京都大学物質・細胞統合システム拠点、5 京都大学生命科学研究科)

Three-dimensional live imaging of Atoh1 reveals the dynamics of hair cell induction and organization in the developing cochlea”

Development 2019 146: dev177881 doi: 10.1242/dev.177881 Published 1 November 2019

(健康医療学部 言語聴覚学科 助教 弓削明子)

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