バイオ環境学部は2021年2月8日(月)、9日(火)、バイオサイエンス学科、バイオ環境デザイン学科、食農学科の3学科ごとで、2020年度卒業論文発表会を行いました。今年度の卒論発表会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、対面方式とオンライン配信のハイブリッドでの開催となりました。教室には教員と発表する学生や進行役の学生のみ集まることとし、教室に立ち入る学生はセッションごとの入れ替え制にしました。それ以外の学生は、研究室や自宅でオンライン配信を通じて卒業論文発表会に参加しました。
発表者の中には緊張している学生も見受けられましたが、皆、1年間の自分の研究成果をしっかりと紹介することができました。発表後には、学生が質問を受けた教員に駆け寄り、発表中の質疑応答の時間だけではできなかったディスカッションを続ける様子もありました。自分の研究をより深めようとしている姿が印象的でした。
バイオ環境デザイン学科の発表会では、発表終了後に金川貴博学科長から講評があり、コロナ禍での卒業研究の実施となったことに関してねぎらいの言葉をかけられるとともに、「卒業研究は物事を『考える』訓練をする非常によい機会。さまざまな情報を自分で整理し考えて、正しい判断ができるようになってほしい」と激励を受けました。
今回のような卒業論文発表会の形態は初めてでしたが、オンラインで参加している学生からの質問もあり、活発な意見交換をすることができました。1年生から3年生も例年より気軽に発表会に参加できたようです。今回の経験を活かし、来年度の卒業論文発表会のよりよい形を探りたいと思います。
(バイオ環境学部 准教授 高澤 伸江)
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