歴史文化学科 山本淳子教授の書籍『古典モノ語り』が刊行されました【人文学部】

2023年02月06日トピックス

本学人文学部歴史文化学科の山本淳子教授の新著『古典モノ語り』が2022年12月26日(月)に笠間書院から刊行されました。

本書は古典文学に数多く登場し人物の感情や象徴的意味を表現する印象的な“モノ”にスポットをあて、古典文学の新しい読み解きかたを平安文学研究者である山本教授が提案するものです。

「牛車」「扇」「御帳台」などそれぞれの“モノ”にまつわるエピソードを、『源氏物語』や『枕草子』をはじめ幅広い作品での描写から、その意味、役割を解説されています。

古典が苦手な人でも楽しみならが当時の知識を学べる書籍になりますので、ぜひご覧ください。

*本書籍の書評が東京新聞(2/4)、中日新聞(2/5)に掲載されました。下記リンクからWEB版をご参照ください。

東京新聞『<書く人>「思い」読み取って 『古典モノ語り』 京都先端科学大教授・山本淳子さん』

日経新聞「『古典モノ語り』山本淳子著 牛車や築地から「空間」を読む」

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山本淳子教授 コメント

『枕草子』に登場する「子供の顔を書きつけた瓜」や、『源氏物語』葵巻のアクションシーンの名脇役「牛車」など、古典に登場する物とそれにまつわる人の心を本にしました。文学だけではなく歴史や考古学の視点も活かしました。どのエピソードから読んでも楽しめます。授業のテキストにして皆で読み、さらに深堀調査するにも役立ちそう。ぜひ手に取ってみてください。

(人文学部長 佐藤嘉倫)

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