「ニデック株式会社×京都工学院高校×京都先端科学大学」協定に基づくイベントを開催

2023年08月31日トピックス

8月28日(月) 京都市立京都工学院高等学校(以下、「京都工学院高等学校」)の1年生17名が、地域活性の拠点オープンイノベーションセンター・亀岡(OICK)を訪れ、本学とニデック株式会社(以下、「ニデック」)が取り組んでいる最先端技術開発の現場を見学、ニデックの社員の方々や京都先端科学大学(以下、「本学」)の学生と意見交換を行いました。

2018年に京都工学院高等学校とニデック(当時:日本電産株式会社)、本学の三者が京都から世界を支える人材育成に向けた“高大産”接続プログラム実施に関する協定を締結。以降、三者が連携したイベントを継続的に開催しています。

京都工学院高等学校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に採択されています。同校の生徒は、普段は見ることができない施設や装置等の説明を受けながら現場を見学。ニデックの若手社員や本学の学生からも直接、話を聞ける貴重な機会となった様子です。

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OICKのレクチャールームでは、ニデックの人事部、近藤雅大氏から同社の事業などについて説明を受けた後、ニデックでインターン生として働く本学のバイオ環境学部3年生、水津智貴さんからも話を聞くことができました。OICKの施設と本学の京都亀岡キャンパス緑風館を見学後には、ニデックの社員、本学の学生と一緒にグループディスカッションも行いました。

今回の催しでは、本学のバイオ環境学部4年生、田中恵太さん、3年生細川葉名さん、健康医療学部4年生の山田晃汰さん3名が今回のイベント実施のサポートに当てってくれました。

今後も本学では、高校、大学、企業が一体となって京都から世界に通じる技術人材の育成に努めてまいります。

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京都市立京都工学院高等学校

フロンティア理数科代表 脇大輔先生

京都工学院高校では本年度より、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業を通して、先進的な理数教育を実施するとともに、高大産接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進しています。今回のプログラムでは、普段は絶対に見ることができない大規模な試験機をたくさん見せていただき、まさにこの京都の地から世界最新の技術が生まれているところを目の当たりにしました。屋外試験場のテストコースでは電気自動車に乗せていただき、生徒たちは高校へ帰ってくると、得意気にその様子を周りの人に伝えておりました。生徒たちは最新の技術と生活が密接につながっていることを実感したことと思います。社員の方、大学生の方とのグループ交流では、「普段はどんな生活をしているか」「どんな研究を行っているのか」といった素朴な質問から「夢は何か」といった切り込んだ質問にまで答えて頂き、普段教室では中々語ることのできないような交流もでき、貴重な体験となりました。今回のプログラムを通して、生徒たちは「科学技術・ものづくり」と社会のつながり、自分のキャリアとの関りについて考える絶好の機会となりました。

この度は本校生徒のために、このような本当に貴重な機会をいただきまして、心より御礼申し上げます。

ニデック株式会社経営企画部

経営戦略グループ 杉山典子グループリーダー

短い時間ではありましたが、将来のものづくりを担う高校生にニデックの事業を支える研究・開発施設を見学してもらい、そこで働く社員の想いも伝えることができたので、当社にとっても良い機会になりました。一人でも多くの高校生がこの経験を通して、将来ものづくりに携わる道を選んでもらえれば嬉しく思います。

京都先端科学大学

田中恵太さん

今回のイベントで最後の交流の時間は特に充実したものだったのではないかと思います。ニデックの社員の方と、大学生が高校生と語らいました。高校生たちには自分の興味のあることや好きなものを見つけて全力で向き合ってほしいです。そうすれば毎日が楽しくて仕方なくなります。そんな様子は人々を惹きつけてかけがえのない仲間ができます。仲間と切り開く未来は最高に輝いているはずです。応援しています。

山田晃汰さん

京都市立京都工学院高等学校とニデック株式会社、本学の3つが協力し合い、日本でトップのモーターを作る仕組みを見学できる機会がありとても貴重なものでした。私自身は健康スポーツを専攻しているということもあり全くわからない分野が絡んだものでしたが、興味を引くことがたくさんありました。大学生として高校生のサポートを行うという立場でしたがとても面白い内容でした。このような活動をもっと多くの人に知ってもらうことで本学を志望する学生が増えるきっかけになるのではないかと考えました。

細川葉名さん

京都市立京都工学院高校は私の母校でもあったので、どこか親近感を覚えながら高校生の方と交流ができるのを楽しみに、イベントに参加しました。

学内にこのような施設があることを今回初めて知り、驚きましたが普段は見ることのできない施設や装置、そしてまさに先端を行っているような技術を目の当たりにし、高校生の方と共に、興味津々に見学しました。

ニデック株式会社の社員、高校生、KUAS学生が意見交換をする場を設け、高校生から大学生活について質問があり、それぞれの実体験から意見交換を行いました。

他の方の意見を聞く中で大きく共感できるものや自分では気づくことのできなかった視点からのお話を聞くことができ、私自身にとっても非常に学びの多い交流会となりました。

水津智貴さん

私は、ニデック株式会社経営企画部のインターンシップの業務として今回のプログラムの運営に従事しました。運営の立場ながら、普段通っているキャンパス内でも立ち入ることがない緑風館で、世界最先端のモータベンチやトラクションモータシステム「E-Axle」(EV駆動モータシステム)を見ることができて非常に興奮しました。このような貴重な経験をさせていただいて関係者の方には感謝しております。

(オープンイノベーションセンター・亀岡/研究連携センター 柴田雅光)

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