第11回FuBEICセミナー「植物園と産業イノベーション~牧野富太郎の思いを現代に生かす」を開催しました

2023年09月21日トピックス

image1.jpeg

image2.jpeg

藤田裕之 FuBEICセンター長

9月15日(金)に、本学京都亀岡キャンパスのオープンイノベーションセンター・亀岡レクチャールームにて、第11回FuBEICセミナー「植物園と産業イノベーション~牧野富太郎の思いを現代に生かす」を開催いたしました。今回は本学のバイオ環境学部とオープンイノベーションセンター・亀岡(以下、「OICK」)の共同開催とし市民公開講座として開催。地域の方々をはじめ、企業や行政の方々も含めて多くの方々にご参加いただきました。

今回は植物多様性の研究が産業の発展に寄与することを、NHKの連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった牧野富太郎をキーワードに、前高知県立牧野植物園園長の水上元先生にご講演いただきました。

高知県では、地域活性化のために坂本龍馬に並ぶコンテンツとして牧野植物園を捉えており、牧野富太郎を広く知ってもらうことで、植物園への集客や利活用を進めています。牧野富太郎は、植物多様性研究を産業振興に結び付けることの重要性を早くから指摘しており、有用植物の調査を進めていました。

私たちの命と暮らしは、植物由来の食品、衣類、建材等植物の多様性によって支えられています。植物多様性の調査と保全は、新たな医薬品の原料や工業製品の素材の発見につながり新規素材の開発にもなる重要な事業でもあります。牧野植物園は日本トップクラスの総合型植物園として、植物多様性の調査保全産業応用といった研究機能、教育機能、植物展示を通じた癒しの場を提供しています。

植物多様性や地域活性化など、水上先生のご講演は*未来バイオ環境共創センター(FuBEIC)やOICKにとっても大変有意義なお話しでした。最後に藤田裕之FuBEICセンター長から地域活性化の一助となる取組も紹介されました。

image4.jpeg

三村徹郎 バイオ環境学部長

image3.jpeg

水上元先生

*未来バイオ環境共創センター(FuBEIC)とは
京都先端科学大学では、人類の生存に必須な持続的地球環境や食環境の維持・創出に貢献するため、2022年にバイオ環境学部に未来バイオ環境共創センター:“Future BioEnvironment Initiative-Center:FuBEIC“をOICK内に創設しました(センター長 京都先端科学大学バイオ環境学部 藤田裕之教授)。
「全ての生物が地球と共存できる未来」のための共同研究と情報発信を行っており、セミナー等を開催しています。

(オープンイノベーションセンター・亀岡/研究連携センター 柴田雅光)

前の記事へ

次の記事へ

一覧へ戻る

このページの先頭へ